ストロータワーコンテスト結果発表【ものづくり・グループワーク】
2年生で実施したストロータワーコンテストの結果です。
3・4時間目として、製作60分、測定30分、まとめ10分で実施しました。性能評価はストローの斜塔の高さH、張り出し量L、座屈荷重Wを計測し、計測結果の積HLWの値で性能を評価します。
生徒たちは、自分たちで考えたプランを実践しようとしますが、様々な課題が出てきます。
・作り始めたら、時間が足りない! → プランを変更して間に合わせよう!
・同じ部品が大量に必要だ! → 部品を作る人と、組み立てる人で役割を分けよう!
・予想外の所に負荷がかかっている! → 補強する部品を取り付けよう!
答えのない活動ですので、気づきがあればあるほど、解決すべきことは増えていきます。ただし、気づいて解決した課題が多いほど、ストロータワーの完成度は上がっていきますし、なにより生徒たちの課題発見力と課題解決力が身につく活動です。
それでは全クラス終了した結果発表です。
総合1位(40041.6p):建築科6班(宮川、長谷川、荒毛、大石)
【 高さ48cm × 張り出し21.5cm × 荷重38.8N = 40041.6p 】
班長の荒毛くんのコメント
「反力を最大にするために、タワーの後ろから引っ張る部分を取り付けました。また、引っ張る部分に、筋交いを入れて強度を高めました。」
「反力(はんりょく)」や「筋交い(すじかい)」といった、専門(建築)で学んだ知識を使って考えています。今回の課題が、自分の持っている知識を生かして考える機会になっていますね。課題解決には、知識を繋げて考えることが大切です。
総合2位(30578.2p):建設工学科6班(松谷、坂本、立山、池上)
【 高さ68cm × 張り出し15.4cm × 荷重29.2N = 30578.2p 】
惜しくも2位ですが、例年ならば1位になってもおかしくないポイントでした。
それでは、各部門別の1位を発表します。
高さ1位:電気科8班【高さ103cm】(谷、福嶋、中田)
斜めの構造を多用して、高いタワーを作ろうという意図が表れています。
張り出し量1位:機械科A組4班【64cm】(松下、山本祥、大山田、山崎)
土台をしっかり固定し、これだけ張り出しても自立しているのが素晴らしいですね。
荷重1位:機械科A組8班【83N】(中田、沼田、永尾、橋本)
83Nは、重量でいうと8.45kg分に相当します。この記録が出たときは歓声が上がりました。ルールの中で一つの分野を極めることの意義が感じられました。
結果も大切ですが、ストロータワーが完成するまでのプロセスで感じたことを、活動後の振り返りでワークシートに記入します。出来たことは、自信を持って自分の力を実感できますし、出来なかったことは、自分の力不足を感じて、学校生活で身に付けるべきことが明確になります。
さらに自分の力を磨くために、高い意識で授業や学校行事、資格取得、部活動に取り組んでくれることでしょう!
11月行事予定.pdfNEW
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