鹿農日記

中秋の名月

 先日は「名月を取ってくれろと泣く子かな」(小林一茶)と、幼子がねだるほどの美しい月が学校を静かに照らしてくれました。

月には海の名前がつけられています。17世紀、ガリレオが望遠鏡で月を観察したとき、明るい部分と暗い部分を発見しました。暗い部分が海のように見えたので、「海」という名前を付けたのが始まりと言われています。

A「危難の海」  B「豊かの海」  C「神酒の海」  D「静かの海」  E「晴れの海」  F「嵐の大洋」  G「虹の入江」  H「雨の海」  I「蒸気の海」  J「中央の入江」  K「雲の海」  L「湿りの海」

小さくて見えにくいですが、名月の横には土星も輝いていました。秋の夜長、たまには空を見上げて、ゆっくり深呼吸をしてみてはどうでしょう。何となくですが騒がしい胸が落ち着いてくるような気がします。