鹿農日記

【理科】アルコール発酵の実験

園芸技術科1年生の科学と人間生活の授業で、アルコール発酵の実験を行いました。
10%グルコース溶液に乾燥酵母を入れてよく混ぜます。



この溶液をキューネの発酵管に注ぎ入れます。


発酵管を静かに立てます。発酵管内でアルコール発酵が進むと気体が発生して管内にたまってきますので、その発生量を記録します。

矢印の上の方、ちょっと色が違うの分かりますか?

気体が十分にたまったら、その正体を探ります。
発酵管に水酸化ナトリウム水溶液を加え、


口を親指でしっかりふさいで、よく混ぜます。

すると・・・

指先が吸い込まれてしまいました。
水酸化ナトリウムは二酸化炭素を吸収する性質があることから、発生した気体が二酸化炭素であり、水酸化ナトリウムに吸収されて管内の圧力が下がったため、指が吸い込まれたという訳です。
この指が吸い込まれる感覚、個人的に好きです。生徒のみんなも楽しんでくれたようです。
<生徒の感想より>
〇親指で穴をおさえて振ったら指にすいついてポンっておとがなっておもしろかったです。
〇アルコール発酵実験も面白かったけど、個人的にはキューネ発酵管の仕組みの方に興味を惹かれました。
〇液体を入れた状態でキューネの発光管を傾けてもこぼれないのが凄いと思った。