鹿農日記

【2年生】人権教育HR活動

6月10日(水)1・2限目に、今年度1回目の人権学習を行いました。今回のテーマは「身の回りの差別、人権問題に目を向け、人権意識を高める」です。
まず学年主任と人権教育主任から、今回の学習の趣旨について話がありました。
学年主任あいさつ        人権教育担当の先生のあいさつ

その後、DVD「聲の形」を視聴しました。
このドラマは、聴覚障害がある転校生「硝子」が主人公です。硝子は初めは好意的に受け入れられましたが、筆談の煩わしさや会話のテンポの違いから徐々に疎ましがられていき、合唱祭で入賞を逃したことをきっかけにいじめの対象となってしまいます。そんなある日、更なる最悪の出来事が起こります・・・。クラスメイトの変化やいじめの様子などがとてもリアルに描かれています。

生徒たちは、とても真剣に見入っていました。


終了後はそれぞれのHRに帰り、感想を書いて自分の感じたことや考えたことをまとめました。

いろんなことを感じ、いろんなことを考えてくれたのでしょう。感想用紙にはたくさんの文字が並びます。

裏にまで書く生徒もいました。

<生徒の感想より>
○印象に残っていることを書いてください。
・みんな最初はすごく優しく接していたのに、日が経つにつれ、めんどくさくなったのか対応が冷たくなり、さらにいじめまでするようになったりして、とても悲しかったのと怒りが込み上げてきました。
・大事になると手のひらを返して自分に非が来ないようにしているシーンが印象に残りました。
○障がい者とどのようにしたら共生できると思いますか。
・相手のことを考え、自分が何をしたら相手が助かるのかをよく考えることが必要だと思います。
・自分たちの当たり前は障がい者の方達には当たり前ではないので、勝手にハードルを挙げないこと。
○「いじめ」をするひとについてどう思いますか。
・いじめで何人の人が自ら命を絶ったのか、一人一人の命の重さを考えて行動してほしいなと思いました。
・人が自分と違うのは当たり前だし、考え方も違うのだから、自分と違うから話さないや遠ざけるなどする人は、自分で成長を止めている人達だと思います。