鹿農日記

人権講話を行いました

本日1時限目に、人権講話を行いました。

演題は「ハンセン病の軌跡--今も続く差別と苦しみ」、講師は熊本機能病院顧問、熊本大学顧問・名誉教授で熊本県ハンセン病問題啓発推進委員を務めていらっしゃる小野友道先生にお願いしました。

講話は、ハンセン病の原因や治療の研究の歴史、ハンセン病患者等への差別の歴史、そして現在の状況と進められました。

先生の穏やかで優しい語り口、「生徒に伝えたい!」との気持ちのこもったお言葉に、生徒たちは聴き入っていました。

講話終了後には、生徒代表が謝辞を述べました。

<生徒の感想より>

〇今まで自分は、あまりハンセン病のことを知りませんでした。自分が知っていたことは、迫害を受けたり強制的に隔離をされていたということだけでした。今日の講話でどんな病だったのか、どんな歴史があるのかを学ぶことができました。薬が見つかっても隔離されたままだったこと、法律が廃止されても心ない言葉が使われたこと、そういった人達の心が少しでも変わっているなら良いなと思いました。

〇(前略)病気の人にも叶えたい夢はあると思います。病気と一生懸命に闘って夢を叶えようと頑張っている人がいます。人の夢を簡単に壊さないでほしいです。

〇僕はハンセン病をあまり知らなくて、(中略)もし自分がハンセン病の人と何も知らずにあったら悪口を言ったりしたかも知れないけど、今回ハンセン病について教えてもらえたのでよかったです。