鹿農日記

理科の実験をしました

1年施設園芸科の科学と人間生活の授業で、実験を行いました。
テーマは「タンパク質の変性について」。
タンパク質の変性を利用した食品である豆腐とチーズをつくり、学習内容への理解を深めます。

【豆腐作り】
豆乳をガスバーナーで温めます。


ガスバーナー、ちゃんと使えるかな?




しばらく加熱していると、豆乳に含まれるタンパク質が熱変成を起こし表面に膜が張ります。
これが湯葉です。


温めた豆乳ににがりを加えると、


タンパク質がかたまり始めます。

にがりに含まれる塩類によって、タンパク質が凝固したためです。

みんなのを集めて


水気を切ると、量はほんのちょっとですが、豆腐のできあがりです。



【チーズ作り】
温めた牛乳に


レモン汁を入れます。


すると、牛乳のタンパク質がレモン汁中の酸によって変成し、かたまりができます。


時間がたつとこんな感じ。


これも全員分集めて、水気を切ります。

どうですか?立派なチーズでしょ。

2つの実験を通して、タンパク質が熱や酸、塩類で固まること、そしてその性質が食品の製造に利用されていることが分かったと思います。

【後片付け】
片付けまでが実験です。
使用した器具を、みんなで協力して洗います。
(お~い、背中に付箋貼られてるぞ。)

実習で鍛えられているせいか、本校生徒は後片付けが早く、テキパキと動いてくれます。