鹿農日記

人権講話を行いました

1限目に人権講話を行いました。
今年は「インターネットによる人権侵害」を大きなテーマとし、SNSとのつきあい方について学びました。

担当の先生による趣旨説明のあと

講師の先生から、「ネット社会を賢く豊かに生きるために」とのタイトルでお話ししていただきました。

お話はSNSの功罪から始まりました。

功・・・熊本地震などの災害時に連絡が取れる

罪・・・真否不明の情報が飛び交っている
写真は熊本地震の際に、動物園からライオンが逃げ出したというデマです。

このような功罪入り交じったSNSをいかに賢く利用していくかが、これからの時代大切です。
次に、ネットによる人権侵害の実態です。
出会い系サイトによる被害者(黄緑色)が減少しているのに対して、SNSによる被害者(水色)は増加しています。しかも、この被害者の大多数は高校生以下の少年です。

この現実に、生徒の間に「人ごとではないぞ」という雰囲気が広がっていきます。



スマホの利用状態です。
高校生の1日利用時間は、平均170分。1年に換算すると...なんと!43日!!

生徒たちも、さすがにびっくりした様子。
こんなネット社会を豊かに賢く生きるためのポイントを7つ、紹介してくださいました。
まずは豊かに生きるための3つの基盤力です。
1 表現力
この2つのシーンが

どちらもこうなってしまうのが

SNSの怖いところです。だからこそ、自分の気持ちを伝える表現力が大切です。
2 コミュニケーション力
友人、家族、先生、3者に共通しているのは

直接コミュニケーションがとれる人たちだと言うことです。そして、いざというとき頼りになるのは、この人たちなのです。
そのことを、映像を視聴して確認しました。

3 想像力

子どもはさまざまな実体験から想像力を身に付けていきます。

バーチャルな体験、リアリティーだけを追求した世界では、想像力は養われません。田圃の土の「むにゅ」っとした感覚が大切なんです。
次に賢く生きるための4つの知識です。
4 フィルタリング

5 匿名はありえない

6 ネットは公共物

7 ライトさに注意

このような7つのポイントが、ネット社会を賢く豊かに生きていくうえで大切です。

とても分かりやすいお話で、多くの先生がメモをとっていました。生徒だけでなく、先生たちにとってもとても勉強になる1時間でした。
最後に生徒代表が謝辞を述べ

お礼の花をお渡しして講演会を終了しました。