鹿農日記

【理科】スギナの胞子の観察

3年施設園芸科・バイオ工学科・生活科学科Cコースの生物の授業で、スギナ(ツクシです)の胞子の観察を行いました。

スギナの胞子はに、こんなふうに4本の「弾糸(だんし)」がついているのですが、

息を吹きかけると

弾糸がくるっと丸まってしまいます。

思わぬ反応に、生徒は大喜びです。

でも、弾糸は吹きかけた息の何に反応したのでしょうか?震動(物理的刺激)?二酸化炭素?温度?湿度?実験で調べてみることにしました。

実験道具として、使うかどうか分からないものも含め、いろいろなものが準備されているので、

班ごとに実験計画を立て、調べていきます。

ある班は温度を上げるためにお湯の入ったビーカーの上にプレパラートを置いていましたが、

これでは温度だけでなく湿度も上がってしまいます。もう一度計画を立て直します。

この班はボンベの二酸化炭素をかけて反応を見ようとしましたが

これでは物理的刺激も与えてしまいますし、何よりも胞子が飛んでいってしまい、観察できませんでした。そこで、二酸化炭素を一旦試験管に取り、

静かにかけるという工夫をしていました。

物理的刺激のみを与えるために、ダンボールで優しくあおいでみた班もありました。

最後は報告会です。

各班の代表が実験方法と観察結果、そこから導かれる結論(弾糸が反応した刺激)について発表しました。

理科の実験は指示された通りに操作をすることがほとんどなので、自分たちで自由に計画を立てて行う実験はとても良い経験になったと思います。

え?「結局、弾糸は何に反応していたの?」ですって?

それは・・・秘密です(笑)。