鹿農日記

【生活科学科】防災食作り講習会

 生活科学科の3年生、フードデザインの授業で
食生活改善協議会の磯野様・隈部様・芹川様と
山鹿保健所の上野様を講師にお迎えし
「防災食作り講習会」を開催しました。

 芹川様は「頑張らない」「いつでも(日常)できる」
防災食作りをモットーにされており、災害時でも
いつもの食事を台所防災に出そうと呼びかけられ、
5つのレシピを紹介されました。

災害時には水道を使えない場合が多いので、
溜水を利用した少量の水で調理し、
大さじ、小さじの計量にはペットボトルのキャップを使われました。
また、キッチンバサミの代わりに缶詰のふたを使ってキュウリを切ったり
避難所での生活では塩分を取り過ぎるので
減塩するなど、工夫の数々が紹介されました。

教えてくださった内容は
・ベジタブルライス
・わかめスープ
・ひよこ豆のマヨネーズ和え
・ゼリー
・ココア蒸しパン
です。

非常食とは思えないおいしさで
30分ほどの時間で完成しました。
 生徒からは「簡単ですごく美味しい。」
「1つの材料でもこれだけの利用方法があることに驚いた。」
「災害時だけではなく日常の生活に生かせる内容だった。」
などの声が聞かれました。

 さらに今回の授業では消費しながら食料を備蓄する
ローリングストックのコツや新聞紙やレジ袋の活用方法まで教えていただき
大変参考になる授業となりました。
 防災食と聞くと美味しくないイメージでしたが
こんなにも短時間で家にあるもので簡単にできるとは思いもしませんでした。
3年生は卒業すると1人暮らしをする人もいると思います。
今日学んだことを忘れずに何かあったときには思い出してほしいです。
貴重なお話をありがとうございました。