鹿農日記

性教育講演会

本日(10月13日)、性教育講演会を実施しました。
講師は池田クリニック副院長の池田景子様、演題は「思春期のみなさんに伝えたいこと〜産婦人科医の立場から〜」です。

校長先生の挨拶と講師紹介のあと

講演が始まりました。

中高生の妊娠のこと、性感染症のこと、性暴力のこと。たくさんの「伝えたいこと」が溢れ出します。

「中高生の性行為はまだ早い。その理由をもう一度考えてほしい」
「性感染症は身近にあります。このことを理解しておいてください」
「性は本来素晴らしいもの。しかし現在は危険なものとなっている。その危険から身を守るために正しい知識を持たないといけない」
「この世に生まれたからには生き抜く責任があります。絶対に自殺をしないでください。どんなに辛い場面になっても、生き抜いてほしい」
メッセージの背景にあるご自身の経験も話してくださり、生徒たちは引き込まれていました。


講演後には、生徒を代表して保健委員長がお礼の言葉を述べました。

<生徒の感想より>
◯女性は月経が始まったときから妊娠ができるという話を聴き、命を授かる訳なので、軽い気持ちで性行為を行ったり、相手に強く求められたからといって応じてはいけないと思いました。
〇信頼できるパートナーとのあたたかい性行為が当たり前だと思っていました。それなのに望まない相手と無理矢理に・・・ゾッとしました。性暴力を受けた方の心の傷が消えることはないと思いますが、その方に明るい未来が待っていると良いなと思います。
〇自分を大切にしてくれる人がきっと現れると信じ、見ず知らずの人と性行為をするのは絶対にやめようと改めて思うことができました。
〇望まない妊娠や性感染症にかかってしまうリスクを避けるために、責任のとれる歳になるまで性行為をしないこと、信頼できるパートナー以外と性行為をしないということを覚えておこうと思います。