夢の架け橋(全体講演)-大津愛梨氏講演会

 去る6月4日(金)午後、南阿蘇O2Farmの大津愛梨さんを講師にお招きし、キャリアガイダンス「夢の架け橋(全体会)」を実施しました。講演テーマは「『農』という選択肢 ~農家がいなくなったらどうなる?~」。昨今のトレンド「グローバル社会」の両義性について考えるヒントがたくさん含まれた、大変貴重なお話でした。大津さんの取組は正に「Think globally, act locally.」であり、興味深いお話と気さくなお人柄に、生徒達は大いに引き込まれていました。講演後の感想文の中には「『農』を再認識させられた」、「情報発信力の大切さがわかった」、「自分の夢を語れるようになりたい」、「自分にとっての幸せとは何かを考えた」、「英語での質疑応答がかっこよかった」など、色々な感想がありました。最後に生徒の感想文を紹介します。

正直、「農業」に対して古いだの遅れているだの失礼極まりないイメージを持っていました。しかし、今日の講演を聴き、特に「これからは農村でエネルギーも自給していく」という大津さんの夢には「そこまでするのか」と驚きを隠せませんでした。他にも「焼畑農業」と「野焼き」の違いや、「農家の役割」など様々な話を聴く事ができ、大津さんは本当に農業が好きなのだと感じました。自分も胸を張り、他人に誇りを持って語ることのできる「好きなこと」を精一杯頑張ろうと思いました。そのために、まずは今を精一杯生きようと思いました。(1年男子)
◆「農」は身近なものではない気がするけど、意外に身近にあるのだと思いました。私の祖父母は農家ではないけれど、趣味で年中野菜を作っています。そのため、野菜はほとんど祖父母から貰って食べていたので、野菜を買う機会はほとんどなく、これが当たり前だと思っていました。しかし、それは間違いで、このような環境で生まれ育っている自分はとても幸せなのだと気付きました。私は「都会に住みたい。都会で働きたい。」と考えていたけれど、田舎ってすごく豊かで良いものだと思いました。住む場所はどこでも良く、大切なのは「自分がどうなりたいか」なのだと、大津さんの話が心にしみました。ちっとも将来の自分のあり方など深く考えたことがなかったので、「何の職業に就きたいか」も大切ではあるけれど、「どんな暮らしをして、どんな自分でありたいか」を真剣に考え、それに向かって頑張っていきたいと思いました。(2年女子)