一高の四季

2011年

オオイヌノフグリ

ヨーロッパ原産の帰化植物で全国的に見られる越年草。4枚の瑠璃色の花弁から2本の雄しべと1本の雌しべが出ています。右は生物準備室前にたくさん咲いているスミレ。

ナズナ

アブラナ科の2年草。春の七草の一つで、ハート形の果実が三味線のばちに似ているため、別名ペンペングサ。

ホトケノザ

畑や道ばたに多い多年草。和名は葉を仏像の台座に見立ててつけられています。春の七草のホトケノザは本種ではなくコオニタビラコです。右はオニタビラコ(都会型のオニタビラコでアオオニタビラコと呼ばれています)。

アセビ

ツツジ科の常緑低木。有毒植物。馬が葉を食べると苦しむというところから馬酔木(あせび、あしび)。校内には花がピンク色をしたアケボノアセビがあります。

キュウリグサ

葉を揉むとキュウリのような独特な青臭い香りがするのでこの名がつけられています。直径5ミリほどの水色の花をつけます。校内のいろいろな場所で見られますが、花が小さいので気づきにくい植物です。

ミツマタ

和紙の原料として用いられることで知られています。枝が必ず3つに分かれるので三又と名付けられています。ヒマラヤ原産のジンチョウゲ科の落葉低木。小花が咲きそろうまでにはもう少し時間がかかりそうです。生物第2教室北側で。

サンシュユ

中国原産で江戸時代に薬用として渡来したもの言われています。葉に先がけて5mmほどの小花をたくさん咲かせます。玄関前のロータリー内で。

咲き分けの梅

紅梅と白梅の両方が1本の木に咲いています。左上は枝ごとに紅梅と白梅が分かれて咲いていますが、右上は1つの花に紅と白の花弁が混じっていたり、下は1本の枝に紅梅と白梅が咲いていたりするので、接ぎ木したものではなく、珍しい木だそうです。来客用駐車場付近で。

沈丁花

ジンチョウゲ。中国原産。香りで春の到来を感じさせる植物のひとつ。右は安永蕗子先生の歌碑。

マンサク

満開を迎えたマンサク。開花時に比べて花弁が細くなっています。そのため、満開になっても目立ちにくい花です。校舎の西側にありますので早めにご覧ください。

色とりどり

白梅から紅梅まで色とりどりの花が目を楽しませてくれます。右上は桜の花びらのような色をしたウメ。生物準備室前で。

まもなく満開

管理棟前のウメはまもなく満開を迎えます。中庭のウメの開花はこれからです。場所によってずいぶん差があります。

開花の準備

ツバキの固いつぼみが膨らみ、花びらが見えるようになってきました。スイセンもずいぶん開花しました。

マンサク

長さ1.5センチ程度のリボン状の花弁4枚を持った花が、葉に先がけて咲きます。早春に咲くことから「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれています。近年は花弁の赤い園芸品種が民家の生け垣として使われたりしています。教室棟西側で。

冷たい雨

冷たい雨が一日中降りました。気温も一日中3.3~3.4℃と変わらず(熊本市)、真冬に戻ったような一日でした。

イカル

ケヤキなどの大木の樹上にいることが多いので、なかなか気づきませんが、口笛を吹くようなさえずり方で他と区別しやすい鳥です。黄色の太いくちばしが特徴的です。西側の自転車置き場付近で撮影。

陽光

校内の白梅や紅梅もずいぶん開花しました。春の訪れが間近であることを感じさせます。

立春

2月に入って、やっと暖かくなりました。昨日の最高気温は熊本市で13.4℃まで上がり、平年を3.4度上回りました。「途上の道」の紅梅も咲き始めました。

極寒

午前7時の気温が熊本市で氷点下4.8度。午前9時でも氷点下2.2度。生物準備室前の水槽にも厚さ7ミリの氷が張っていました。

コゲラ

日本最小のキツツキ。樹木の下から上へ移動しながら、樹皮をつついて昆虫を探しています。全長15cmほど。生物準備室前で。

ヤツデ

正門横にそびえ立つケヤキの幹の途中からヤツデが葉を伸ばしています。根はケヤキの幹の中に伸びているものと思われます。ヤツデの葉は通常7,9など奇数に裂けており、8つに裂けることはないといわれていますが、調べてみると8つに裂けている葉が1枚だけありました。縁起を担いでヤツデになったと言われています。右の鳥はシジュウカラです。

イカル、ヤマガラ

日の出の頃、正門付近のケヤキなどに集団でやってきます。黄色の太いくちばしが特徴的で、口笛を吹くようなさえずり方でも他と区別しやすい鳥です。右は生物準備室前の水槽で水浴びするメジロ。午後からはヤマガラも水浴びにやってきていました(写真下)。