2011年
梅雨入り間近
九州南部や中国・四国地方はすでに梅雨入りしました。熊本も連日、梅雨らしい天候が続いています。梅雨入りも間近と思われます。
ミヤギノハギ
秋を連想させる萩の花が中村汀女氏の句碑(体育館北側)の周りですでに咲いていました。
ソテツの若葉
ギリシャ建築を思わせる幾何学的模様のソテツの若葉。日に日に伸びていきます。
ヌマムラサキツユクサ
ムラサキツユクサに比べて草丈も花も小形です。ムラサキツユクサが洋風の派手な雰囲気なのに対し、本種は花の色も淡い紫色で、和風の清楚な感じがします。
オオカナダモ
アルゼンチン原産。生物の実験材料としてよく使われています。日本には雄株のみ帰化していますので、写真は雄花です。生物準備室前で。
ミヤマキリシマ
花期は過ぎてしまいましたが、ミヤマキリシマが開花しました。株の高さが10センチ程度とあまり大きくなっていません。
テイカカズラ
定家葛。筒状になった花弁が5つに裂けてねじれ、プロペラ状に咲きます。セミナーハウス下の崖や体育館横の石垣にたくさんからみついています。
クスノキ
4月当初の落葉が終わり、5月になると、雪のように白い花が降ってきます。拡大して見ると、とてもかわいい花です。
ユキノシタ
白い5枚の花弁のうち、上3枚が小さく、下2枚が長いという独特の形をしています。生物準備室前で。
ムラサキツユクサ
北アメリカ原産で観賞用で栽培されています。おしべの毛(写真左下)は細胞が一列に並んでおり、写真でも1個1個の細胞を確認することができます。生物第1教室前で。
ニセアカシア
北米原産のマメ科落葉高木。和名はハリエンジュ。裏門付近でクスノキとイチョウに挟まれながら、窮屈そうに伸びています。真っ白な蝶形花が房状に垂れ下がっています。
ヤマボウシ
ミズキ科。花は中心部に小さい花がたくさん集まっています。花弁のように見えるのは総包片とよばれ、葉が変化したものです。一昨日より蒸し暑い日々が続いているだけに、涼しげな感じがします。売店前で。
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの綿帽子。在来のタンポポと違い、受粉しなくても種子ができます。1つの綿帽子に138個の種子ができていました。
ニワゼキショウ
アヤメ科。日当たりの良いところにごく普通に生えるアメリカ原産の帰化植物。花は1日でしぼんでしまいますが、次々に咲き続けます。白色の花も見られます。
スズメノエンドウ
校内のあちこちで見られるつる性のマメ科植物。赤紫の蝶形花をつけるカラスノエンドウに比べて、小形の花をつけるのでスズメノエンドウと名付けられています。
新緑の季節
昨日の雨に洗われ、若葉がとても鮮やかです。校内にはクスノキやケヤキなどの大木がたくさんあり、熊本市中心部にあっても緑豊かな落ち着いた環境に囲まれています。
モミジの花と果実
すでに花期は過ぎてしまいましたが、5ミリぐらいの大きさで気づきにくい花(写真左)と果実(写真右)。果実の両側に2枚の翼を持っているので、翼果と呼ばれ、次第に赤く色づいていきます。
ハナミズキ
新緑をバックにハナミズキが鮮やかさを増しています。花弁のように見えるのは包葉と呼ばれるもので、本当の花弁は目立たない黄緑色(右写真)をしています。
シロツメクサ
ヨーロッパ原産の帰化植物。クローバーの名で親しまれています。花色は通常白色ですが、なかには桃色のものがあり、モモイロツメクサと呼ばれます。
シロバナタンポポ
花が白色のタンポポは本種だけです。グランドで。