R7年度「高等部の日々の様子」

１１月の校内読書週間では、朝の１時間を読書の時間にあて、自宅から持ってきた本や図書館から借りた本、デジタル絵本など、それぞれが読みたい本を読みました。日頃は朝から賑やかな教室ですが、静かに一人の時間を過ごすのも楽しいようでした。読書の秋を感じる一週間となりました。

　高等部3年生は１１月２５日（火）に天草拓心高校内トマト温室にて、生物生産科野菜専攻３年生の生徒7人とミニトマトの収穫を行いました。

　当日は、4つのグループに分かれ、各グループに天草拓心高校の生徒が1～２人ずつ入り、収穫のコツをアドバイスしてくれました。4種類のトマトを収穫しながら、それぞれの品種の特徴について丁寧に説明がありました。それを受けて、本校の生徒からも積極的に質問をする姿も見られ、和やかな雰囲気の中で学習ができました。

　高等部１，２年生は１０月１４日～２４日の９日間、校内実習・現場実習がありました。１年生にとっては、初めての現場実習ということで緊張した面持ちでしたが、無事に実習を終えて帰ってきた姿は行く前よりもたくましくなったように思えます。２年生にとっては卒業後の進路につながる3回目の現場実習でした。今までの反省を生かし、とても充実した実習になったようです。今回の実習で得た成果と課題を胸にこれからの学校生活を送っていきます。

実習を受け入れていただいた事業所、企業の皆様に、心より感謝申し上げます。

９月１８日、高等部１学年で「シードーナツ」と「天草青年の家」に行きました。「シードーナツ」ではウォークラリーに取り組み、友達と一緒に魚を見たり、触ったりして、楽しみました。天草青年の家では、施設利用のマナーやルールを守りながら、普賢岳を眺めたり、初体験のフロアカーリングで盛り上がったりすることができました。貴重な体験と最高の思い出は、壁新聞にして校内に掲示しています。

　９／８（月）～９／１９（金）にかけて、３年生の現場実習を実施しました。卒業後の自分をイメージしながら、それぞれが目標をもって臨むことができ、実習先でも真剣に取り組む姿が多く見られました。

　天草拓心高校マリン校舎の海洋科学科では、天草地域でよく釣れる漁具「タイラバ」の研究に長年取り組まれています。本校高等部では希望者を募り、その貴重な製作技術や手順を教わりながら、昨年度からタイラバの共同製作に取り組んでいます。

　先日、マリン校舎の海洋開発コース３年生４名が本校を訪れ、一緒に組み立て作業を行いました。パーツの色の組み合わせや包装の工夫など、製作のポイントを教わりながら約３０セットを完成させることができました。

　完成したタイラバは「あまリンのしずく ～釣れすぎ注意報～」と名付けました。現在は試作段階のため販売予定はありませんが、今後マリン校舎などで実際に使用しながらテストを重ね、商品化に向けて検討を進めていく予定です。

　７月１６日（水）に苓北支援学校と交流を行いました。直接会っての交流は初めてのことで、みんなとても楽しみにしていました。

　計画段階から学年ごとに苓北支援学校と連絡を取りながら一緒に活動内容を考え、当日はゲームや歌、ダンスなどで楽しい時間を一緒に過ごしました。初めは緊張していた生徒も活動を通して自分から苓北支援学校の生徒に話しかけることができるほど、仲を深めることができました。生徒からは、「楽しかった」「また、会いたい」などの感想がたくさん出され、心に残る交流となりました。

　高等部の作業班は、「手工芸班」「クラフト班」「窯業班」「総合サービス班」「マルチ班」があります。作業学習では、生徒の働く意欲を培い、将来の職業生活や社会自立に必要な事柄を総合的に学習することをねらいとしています。　　

　生徒たちは、作業活動を通して、自分の得意な作業を見つけたり、上達していくことを喜んだりしながら日々取り組んでいます。また、「どうしたらうまくできるのか」ということを考え、工夫する姿、相談する姿も見られます。働く力を身に付けながら、現在は１１月８日（土）の天支フェスタに向けて製品作りに励んでいます。是非、天支フェスタにもお越しください。

　６月２７日（金）、７月１日（火）の２回、体育で水泳の授業を実施しました。２グループに分かれて水中を歩いたり、泳ぎの練習をしたりしました。ビート板を使ってバタ足で泳ぐ練習をする生徒、クロールや平泳ぎを練習する生徒等、一人一人が一生懸命に取り組む姿が見られました。また、SUPやカヤックのマリンスポーツ体験では、ボードの上でバランスをとるのに苦戦しながら、楽しそうに体験できました。