R７年度「小学部の日々の様子」

　１１月１４日（金）に１・２年生で本渡中央商店街（銀天街）とイオン天草店へ校外学習へ行きました。校外学習に向けた事前学習では「かいものめいじんになろう」を目標に、買い物の仕方を知り、お金の支払い方などの実践学習を行ったり、商店街にはいろいろなお店があることを確認したりしました。

当日は、学習で取り組んできたことを発揮しながら買い物をすることができました。購入したい商品を探したり、好きな物を選び買ったりしました。支払いでは「お金を渡し、おつりとレシートを受け取り、財布に入れる」等の一連の流れを教師と一緒に確認しながらしっかりと行うことができました。約束等も守り、楽しい校外学習となりました。

　１０月１５日（水）に、稲刈りを体験しました。６月に田植えをした苗が成長し、児童たちの背よりも高くなるほどに稲が大きくなっていました。

１年生は「鎌を使って稲を刈る」という初めての体験にも教師と一緒に挑戦したり、一人でやってみたりと、生き生きして取り組む姿が見られました。２年生以上は鎌の使い方を教師と一緒に思い出しながら、次から次へと稲を刈り、トラックへ運ぶ姿がたくさん見られ、一人一人が自然を感じながら楽しく稲刈りをすることができました。刈った稲は牛の餌として、給餌する体験もしました。大きい牛に興奮する児童、少し緊張している児童と様々でしたが、貴重な体験ができました。稲刈りや食餌を通して、児童たちは食べ物に感謝する気持ちや、命の大切さを実感するなど様々な学びがありました。

　１０月の生活単元学習では「あきまつりをしよう」という単元名で、縦割グループでの学習を行いました。「あきまつり」に向けて、友達とやり取りをしながら一つの物を協力して作ったり、グループ内で役割を果たしたり、最後までやり遂げることを意識しながら学習に取り組みました。

５つのグループを設定し、「トンボのめがね」「スチロールトンボ」「かき・くりだいしゅうかく」「いもほりほり」「おめんやさん」といった季節も感じられるようなネーミングにしました。単元期間はお祭り当日に向けて必要な物を制作したり、お店の練習をしたりと、学年を超えて協力しながら活動することができました。その中で、名前を呼び合ったり、道具を一緒に運んだりと少しずつ友達を意識する場面も見られました。

「あきまつり」は２日間に分けて開催し、店員役とお客さんの役をする人に分かれました。この２日間は、児童たちの笑顔が絶えないほどに盛り上がり、大成功でした。この単元を通して、友達を意識し、グループで一つの物を作り上げたり、役割を果たしたりと一人一人が楽しみながら学習に取り組む姿がたくさん見られました。

　長い夏休みが終わり、２学期が始まりました。久しぶりの学校にドキドキしている児童、笑顔で登校してきてくれた児童と様々でしたが、みんなの顔を見ることができうれしく思いました。

　２日目にはボランティア様による「読み聞かせ」がありました。絵本が好きな児童が多く、また久しぶりの読み聞かせということで、みんな目を輝かせながら見たり、聞いたりする姿が見られました。

　絵本のイラストをじーっと見たり、指さしたりと一人一人が楽しみながら読み聞かせを聞くことができました。最後は、読み聞かせをしていただいた本の中から自分の好きな本を選び発表することもできました。

　６月１８日にプール開きを実施し、雨や雷など天気の影響を受けながら、全部で１０回の学習に楽しく安全に取り組みました。また、今年は例年以上の暑さもあり、準備運動を教室で行ったり、こまめな水分補給と休憩を行ったりと、熱中症対策をしながら水泳に取り組みました。

　水慣れグループでは、最初はプールに入ることや水を怖がる様子が見られましたが、水に入る時間や回数が増えていく中で、身体の大部分を水につけたりすることができるようになり、少しずつ笑顔で活動する姿が見られるようになりました。

　泳ぎの練習をするグループでは、プールの床から足が離れると不安そうな表情をしていましたが、ビート板やマットを使って水に浮くという感覚に慣れていくことができました。

　泳力を高めるグループでは、ビート板を使ってばた足をしたり、けのびをしたり、繰り返し取り組む中で、着実に泳力を高めました。

　各グループでそれぞれの力を高めた子供たち。学んだことを来年の水泳の学習につなげていきます。

　保護者の皆様には水泳の準備等、大変お世話になりました。