中学部だより

中学部より

中学部 長距離走記録会

 12月10日(金)の3~4時間目に中学部と高等部で長距離走記録会を行いました。

 この日に向け、1か月にわたって体育や自立の時間で長距離走やウォーカーでの練習に一生懸命励んでいました。

 当日は、保護者方をはじめ、たくさんの声援を力に変え、全員が練習よりも早いタイムで走ることができました。

 走り終えた後は、最後まで走りぬいた喜びや達成感にあふれた表情で、生徒たちの自信にもなったと思います。この経験を活かして、今後も目標をもって活動に取り組んでいきます。

 

地震避難訓練

 11月22日(月)に、地震避難訓練を行いました。

 実際の災害時は、屋外へ避難しますが、訓練当日は天候が悪かったため、今回は体育館への避難となりました。緊急放送が流れた後、幼児・児童・生徒たちは、指示に従って速やかに避難しました。

 実際に災害が起きた時のことを考えて、助け合い、スムーズに避難することができました。

 

 訓練の後は、災害時用の段ボールベッドの組み立て体験を行いました。各学部で1つずつ、ベッドの土台になる部品を組み立て、最後に、それを合わせて1つのベッドが完成しました。

 完成したベッドを触ったり、実際にベッドに寝てみたりと、実際に防災用品に触れることができて、とても貴重な経験となりました。

 いつ、どこで大きな災害が起こるか分かりません。今回の訓練で得たことを、今後の防災に生かしてもらいたいと思います。

中学部 文化祭の発表

 10月29日(金)、2年に1度の文化祭が開催されました。今回は、新型コロナウイルス感染予防のためオンライン開催となりました。「つなげよう 個性あふれる笑顔の輪」という文化祭スローガンは、各学部が個性と笑顔あふれるステージ発表をオンラインでつないで輪を紡ごうという思いが込められています。

 中学部では、「おでかけ!ふしぎ発見!」と題して、総合的な学習の時間で学習した内容をクイズ番組仕立てで発表しました。総合的な学習の時間では、公共交通機関の利用について学び、生徒たちが校外学習を実際に企画して行くという学習を行っています。ICカードの有用性、バスの時間や行き先の調べ方、車椅子でのバスの利用方法など、校外学習の企画を通じて学んだことを生徒たちがクイズにして、観客(中学部の保護者や関係者)を巻き込んでの発表を行いました。校外学習先などで撮影したVTRや生徒たちの演技も交え、実際のテレビ番組のように仕上がりました。練習では、「この台詞はもっと変えた方がいい」、「テロップは立てられた方がいいね」など、生徒たちが自ら意見やアイデアを出し、ステージ発表を作り上げてきました。当日は、練習を含めてこれまでで一番素晴らしい発表をすることができ、生徒たちは達成感と自信を感じている様子が見られました。

 

 

 

6月食育月間の取組

   6月は、食育月間として、各学部の授業に本校の栄養教諭が参加し、食育に関するさまざまな取り組みがありました。

    小学部では、給食後に出た一週間分の残さいを通し、「食品ロス」について学びました。1週間分の残さいなら一人で持てるといっていた児童は、残さいの重さを再現した道具(10kg)に触れた瞬間驚いており、「持てない」という言葉をもらしていました。

    中学部、高等部では、厨房で使用する道具に触れ、その大きさや重さ、家庭にある道具との違い等について体験をしました。その中で、『食缶を直接火にかけて調理をしている』と誤解していた生徒がおり、新たな発見と驚く場面がみられ、興味・関心をもって体験する姿がありました。普段、何気なく食べている給食について、感謝の気持ちや理解を深めるよい機会となりました。