「夢の架け橋」

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第10回)

 2月19日(金)16時よりキャリアガイダンス「夢の架け橋」(第10回)を行いました。今回は、九州大学21世紀プログラム課程3年生の上田利瑳子さんにお越しいただきました。
 大学入学後、21世紀プログラムに所属する他の学生と比較し、「自分には個性がない」ということに悩まれた上田さんでしたが、自分の直感を大事にしようと考え、現在までに数多くの活動に取り組まれています。その中で今回は、地域活性化サークル、震災復興支援サークル、教育支援の活動、留学、インターンなどの活動について話を聞くことができました。「学生は何でもできる・許されるパスポート」。学生だからこそできることもあり、学生だからこそ失敗の多くは許される。そして、これらの活動によって、自分の世界を広げ、自分自身について深く知ることができる。このとても大切なことを、実体験をもとに教えていただきました。参加した一高生にとって、大変良い刺激になったようで、ガイダンスが終わった後も多くの生徒が残り、上田さんに質問や相談を行う姿が印象的でした。

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第9回)

  2月16日(火)、キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第9回)を実施ました。今回の講師は、熊本大学教育学部中学校教員養成課程(数学)3年生の佐々木遥さん。お話の内容は大学生活や講義の様子から、教育実習や取得免許、アルバイトや休日の使い方など多岐にわたり、生徒たちも興味津々でした。参加生徒の満足度も高く、自分の進路について考えを深める良い機会になったようです。今後も魅力ある講義を継続的に実施し、多くの生徒達に参加を促していきたいと考えています。

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第7回)


 12月11日(金)、16:00から、本校会議室を会場に第7回キャリアガイダンス(出張講義)が行われました。
 今回は主に文学分野について、熊本県立大学教授の半藤英明先生をお招きし、「学問は役に立つ!」という演題で、約50名の参加生徒・職員にお話しいただきました。
 学問は人を幸せにするために存在する、その意味ですべての学問が「役に立つ」ものであり、等しく価値を持つということを、『人間失格』や『こころ』といった著名な作品を例に挙げながらお話しされました。
 生徒からは「最初から最後まで引き込まれて聴いていた」「文学の価値がわかり、これからやっていく自信がついた」「学問は面白いものだとわかった」などの感想が聞かれ、深い感銘をうけていたようでした。

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第5回)

 11月13日(金)、キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第5回)を行いました。今回は、すまい塾古川設計室(有)の古川 亮氏にお越しいただきました。講義テーマは「建築の仕事に必要なこと」。およそ30名の生徒と職員が熱心に受講しました。日本の建築の歴史と特徴、設計と施工、木材の特性、人間の体感温度、建築の今後などを、写真・図を交えながら詳しく解説していただきました。また、TV番組ビフォーアフター放送内容の裏話なども聞かせていただき、生徒たちも興味津々でした。生徒からの質問も多く、質疑応答も大変盛り上がりました。生徒達の満足度も高く、自分の進路に対する意識が高まったようです。今後も魅力ある講義を継続的に実施し、多くの生徒達に参加を促していきたいと考えています。

キャリアガイダンス「夢の架け橋」(第3回出張講義)

「地球環境に最もやさしい究極のクリーンカー」
 ~燃料電池車の開発について~

◇期日 9月29日(火) 16:00~17:00
◇講師 株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 奥井美帆子氏
◇講義内容 
      ・自己紹介、私の進路選択
      ・仕事紹介(燃料電池車の開発)
      ・やってみよう!燃料電池反応の実験
      ・自動車業界の紹介
◇聴講者 生徒19人、職員
 まず、奥井さんの担当である燃料電池車の開発に至った背景を説明されました。主に、ガソリン自動車による大気汚染、温暖化、エネルギーの枯渇などが挙げられるそうです。次に、燃料電池の仕組みについて実験を通して説明されました。水を電気分解し水素を発生させた後に、水素イオンの移動によってモーターが回転する様子を見ることできました。生徒からは、触媒や水素の導線、イオン交換膜に関する質問が出ました。最後に、一台のクルマが出来上がるまでの行程を説明していただきました。
 奥井さんの言葉の隅々から、仕事に対する誇りや情熱を感じた生徒も多かったようです。今回の講演を通して学ぶことの楽しさや大切さを感じてくれたはずです。

夢の架け橋(全体講演)-大津愛梨氏講演会

 去る6月4日(金)午後、南阿蘇O2Farmの大津愛梨さんを講師にお招きし、キャリアガイダンス「夢の架け橋(全体会)」を実施しました。講演テーマは「『農』という選択肢 ~農家がいなくなったらどうなる?~」。昨今のトレンド「グローバル社会」の両義性について考えるヒントがたくさん含まれた、大変貴重なお話でした。大津さんの取組は正に「Think globally, act locally.」であり、興味深いお話と気さくなお人柄に、生徒達は大いに引き込まれていました。講演後の感想文の中には「『農』を再認識させられた」、「情報発信力の大切さがわかった」、「自分の夢を語れるようになりたい」、「自分にとっての幸せとは何かを考えた」、「英語での質疑応答がかっこよかった」など、色々な感想がありました。最後に生徒の感想文を紹介します。

正直、「農業」に対して古いだの遅れているだの失礼極まりないイメージを持っていました。しかし、今日の講演を聴き、特に「これからは農村でエネルギーも自給していく」という大津さんの夢には「そこまでするのか」と驚きを隠せませんでした。他にも「焼畑農業」と「野焼き」の違いや、「農家の役割」など様々な話を聴く事ができ、大津さんは本当に農業が好きなのだと感じました。自分も胸を張り、他人に誇りを持って語ることのできる「好きなこと」を精一杯頑張ろうと思いました。そのために、まずは今を精一杯生きようと思いました。(1年男子)
◆「農」は身近なものではない気がするけど、意外に身近にあるのだと思いました。私の祖父母は農家ではないけれど、趣味で年中野菜を作っています。そのため、野菜はほとんど祖父母から貰って食べていたので、野菜を買う機会はほとんどなく、これが当たり前だと思っていました。しかし、それは間違いで、このような環境で生まれ育っている自分はとても幸せなのだと気付きました。私は「都会に住みたい。都会で働きたい。」と考えていたけれど、田舎ってすごく豊かで良いものだと思いました。住む場所はどこでも良く、大切なのは「自分がどうなりたいか」なのだと、大津さんの話が心にしみました。ちっとも将来の自分のあり方など深く考えたことがなかったので、「何の職業に就きたいか」も大切ではあるけれど、「どんな暮らしをして、どんな自分でありたいか」を真剣に考え、それに向かって頑張っていきたいと思いました。(2年女子)