SSHのページ

新着情報

(株)マイクロソフト 西脇哲資氏 来校!

12月9日(土)に天草高校体育館で、1年生に対してプレゼンテーション講演会を実施しました。
講師は、マイクロソフト株式会社・エバンジェリストの西脇哲資様。
「プレゼンテーションの極意」という演題です。
“プレゼンテーションとは相手を動かすことである”
これからの社会ではアウトプット(伝える力)が必要不可欠であり、高校生のうちに学んでおけば必ず役に立つと教えていただきました。
また、様々なテクニック(見せ方や話し方、話の作り方など)を、具体例を交えながら、わかりやすく、印象に残るように伝えていただきました。
以下、1年宮崎さんの謝辞の一部です。
「私が行った2学期の発表では、よくわからなかったとの感想が出たり、目が泳いでいました。相手を動かすよいプレゼンテーションの方法を学ぶことが出来たので、3学期の発表では、視線の移動や接続詞の使い方を意識することで、魅力的なプレゼンテーションができそうだと思いました。」
保護者や近隣校の方々にも多数ご出席いただきました。「目からウロコ!日常生活でも役立てたい内容でした。素敵な時間でした。」との感想も寄せられました。

1年生は1月末から2月にかけて課題研究のプレゼンテーション発表を行います。今回の講演会を活かして取り組みます。

※2017年12月19日(火)18:55~天草ケーブルネットワーク「日々の話題」にて、講演会の様子が放映されます




(撮影:村田)

第1回日本医療研究開発大賞に参加してきました。

11月25日(土)に東京国際交流館(東京都江東区)で『日本医療研究開発大賞記念講演会』が開催され、本校2年生5名と1年生4名が参加してきました。
この会は、昨年
12月に政府の医療分野研究開発推進計画が改訂され、「日本医療研究開発大賞」が創設されたことを機に開催されたもので、今回が第1回の講演会でした。

内閣総理大臣賞受賞の田中啓二先生の講演だけでなく、ノーベル賞受賞者の山中伸弥先生、日本医療研究開発機構理事長の末松誠先生の講演を聴くことができるとても貴重な機会となりました。
簡単な内容は以下の通り。

  内閣総理大臣賞受賞講演:「プロテアソーム ~基礎研究が未来を拓く~ 」 

田中啓二(東京都医学総合研究所理事長) 

田中さんは、タンパク質の細胞内リサイクルに着目し、タンパク質分解を行う酵素複合体「プロテアソーム」を発見されました。この発見で、現在がんなどの治療薬がどんどん創られています。講演では、このような基礎研究の大切さについてお話しくださいました。

■特別講演:「iPS細胞がひらく新しい医学」

 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所長)

iPS細胞は再生医療と薬の開発に使われており、今後多くの患者が救われる可能性があります。現在再生医療用のiPS細胞のストック化に取り組んでおり、免疫の型に関わらず全ての人に使えるiPS細胞を用意することを目標としていらっしゃいます。今後ますます発展するであろう未来の医療についてお話しくださいました。

■特別講演:「AMEDのミッション:グローバルデータシェアリング」

末松 誠(日本医療研究開発機構理事長)

AMED(日本医療研究開発機構)は、国の医療分野の研究費を集約し、基礎から実用化まで幅広い研究を支援する組織です。講演では、ジカ熱などの危険な病気にかかった患者にいち早く医療研究の成果を届けるために、世界的なデータシェアリングの重要さについてお話しくださいました。



 

熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会がありました。

11月12日(日)に崇城大学で熊本県スーパーハイスクール指定校合同研究発表会がありました。
熊本県内のSSH・SGH・SPH指定校が一同に集い、ポスターセッション形式で発表と質疑応答を行います。今回は加えて、宮崎北高校と八代工業高校が有志参加されました。
天草高校は1年生の課題研究8班が発表を行いました。
参加者の井上くんは「私のグループの研究は、他校と比較して未熟だと感じました。今後、もっと研究をすすめて、より良いものにしていきたいと思いました。」内藤さんは「他校それぞれの研究がたくさんあり刺激を受けました。発表は楽しかったです。でも、ハクセンシオマネキを知らない方に対する発表が難しかったので、次は動画を見せたりしなから行いたいです。」
自分たちの研究を発表したり、他校の研究に刺激を受けるなど、充実した学びとなりました。



科学の甲子園熊本県代表選考会に出場しました。

11月12日(日)に崇城大学で科学の甲子園熊本県代表選考会に出場しました。
天草高校は1、2年生選抜7名で出場しました。
科学の甲子園は、60分の筆記競技(物理・化学・生物・地学・数学・情報)と、90分の総合競技(今回はコマを作り回る時間を競う競技)、60分の地学競技(今回は地球儀を作成して日の出日の入りに関する課題解決問題)からなり、力を合わせて解答します。
表彰台には届きませんでしたが、みんな充実した表情で取り組んでいました。
当日だけでなく、この日のために放課後集まり、ディスカッションしたり、実験実習をしたことも良き学びとなりました。
来年は全国大会出場目指して頑張ります。

※熊本日日新聞2017年11月13日(月)15面 写真「科学の甲子園 全国大会を目指し、チームで筆記に取り組む高校生」が掲載されました。

生徒理科研究発表会で全国大会出場決定!!

10月29日(日)に崇城大学薬学部キャンパスで生徒理科研究発表会が行われました。生徒理科研究発表会「サイエンスコンテスト2017」では、物理・化学・生物・地学の各部門に分かれ、プレゼンテーション形式で研究成果を発表します。天草高校は生物部門2点地学部門2点のが発表を行いました。テーマと各賞は次の通りです。

①天草に生息するゲンジボタルの発行パターンについて(生物)★優秀賞

②オオカナダモの光合成自動調節について(生物)★優秀賞

③謎の生痕化石を描いた生物とは!?(地学)★優秀賞

④珪藻・花粉分析から天草の海水準変動と古環境を探る(地学)★最優秀賞1位

9月の始業式で全校生徒の前で発表した珪藻・花粉分析班が『地学部門・最優秀賞1位』を受賞し、2月中旬に大分県で行われる九州大と、来年夏に長野県で行われる全国総合文化祭(全国大会)への出場権を獲得しました。科学部のみなさん、おめでとうございます!



※関連記事が、2017年11月9日(木)読売新聞25面に掲載されました

論文読解講演会がありました

一年生が学んでいる「天草サイエンスⅠ」の授業の一つです。
「自分の言葉を持って社会を生きるために」と題して岡田真奈美さん(学研学力開発事業部)をお迎えし、論文解読講演会を実施しました。
本を読む習慣も大事だと20冊の新書も紹介していただき、さっそく一年図書委員による紹介新書コーナーも設置されました。


(撮影:村田)

天草市立新和中学校で課題研究に関する講話を行いました。

10月24日(火)の午後に天草市立新和中学校において「課題研究に関する講話」をSSH研究主任の井上先生が行いました。
新和中学校は今年度「起業体験推進事業」の指定校となり、生徒たちは起業に関する講話や、課題研究に取り組んでおられます。
その起業体験推進事業に天草高校SSHの課題研究事例が役立つのではないかということでオファーがありました。
全校生徒に対して「起業を考えることは、10年20年後の将来を考えることであること」「今は不可能なことでも、将来は可能となっている可能性が高いこと」など、チャレンジすることの大切さを話されました。
また、事例の中の企業との連携や実地調査の仕方、仮説の自由な発想の仕方などは良きアドバイスとなったようです。
新和中学校のみなさん、11月12日(日)の発表会に向けて頑張って下さい!



ASⅠポスターセッションを行いました。

10月17日(火)6・7限目に、ASⅠポスターセッションを実施しました。
1年生全員の計42グループが各課題研究の発表を行いました。
各グループがポスターを使って研究の説明を行い、質疑応答に応えるといった形式です。また、聞き手側も、ただ聞くだけではなく、相互評価票によって評価をしながら聞ききます。
中間発表のため成果が思うように出ていないグループもありましたが、目的や仮説など、自由な発想と様々な着眼点を持った研究が多くあり、今後が楽しみです。
天草市役所の方にもお越しいただき、助言をいただいているグループもありました。






校長先生の講評の中に『大きな大河も初めは小さな水の流れである。それが集まって大きな河となる。偉大な研究者も入口は小さなもの。今日の発表、今の課題研究が入口。みんなはその一歩を踏み出した。』とありました。
とても有意義な時間となりました。

始業式でSSH生徒研究発表会出場者のプレゼンを行いました。

9月1日(金)の始業式後に、8月に行われた「SSH生徒研究発表会」の参加報告を全校生徒・職員対象に実施しました。
参加した生徒(科学部)が発表内容をプレゼンテーションするといった報告の形です。
研究テーマは「珪藻分析から天草の海水準変動を探る」。
約7000年前に天草が海であったのか。陸地であったのか。実は双方の先行研究が存在します。その点に着目し研究がスタートしたそうです。
「どちらが本当の天草の姿なのか、あるいはもっと違った形なのかを天草にいる私たちが解明したい」
「高校生でもできる解明の仕方を模索した結果、珪藻分析にたどり着いた」
「今後は陸地の分析も行っていきたい」
と2年生の坂本菜子さんが力強く語ってくれました。
質疑応答の時間には、生徒からだけでなく、職員からも質問が出てきました。
それぞれの質問に対しても、研究の成果をわかりやすく、十分に伝えることができていたと思います。
科学部は、次の生徒理科研究発表会に向けて活動をしています。
今回のプレゼンテーションで探究のステージが、また一つあがりました。
さらに研究を深化させてください。





DNA抽出実習in鹿児島大学

8月29日(火)に鹿児島大学農学部でDNA抽出実習が行われました。
実習では午前中に石橋教授から講義を受けました。午後からは班に分かれて、農学部の学生方のご指導の下、大腸菌のDNAを取り出す作業を行いました。
各斑でDNAが多く抽出できたり、中々抽出できなかったりと結果は様々でした。しかし、実験が必ずしも成功するわけではないことや、失敗も重要なデータになることを学びました。
1

22

33

44

55

66

DNA抽出実習in熊本大学

8月28日(月)に熊本大学発生医学研究所でDNA抽出実習が行われました。
実習では畠山助教のご指導の下、ゲノム取り・PCR・電気泳動などの作業を体験しました。
開始当初はピペットマンの扱いに苦戦しましたが、後半は扱いに慣れていました。
残念ながら、狙ったDNAを抽出することはできませんでしたが、貴重な体験をすることができました。
1

2

3

4

昼 SSH生徒研究発表会1日目

神戸市の国際展示場にて、SSH生徒研究発表会に参加しています。
明日からの発表に向けて、今日は、ポスター展示と、リハーサルを行いました。
いよいよ明日は国内206校、海外25校参加の大きな大会です。
しっかり頑張ります。

九州大学附属天草臨海実験所研修2日目レポート⑤

2日間に渡る研修が終わりました。
新垣先生から「皆さんはまだ高校一年生。今回の経験を次に活かして欲しい。いつもと違う学びでしたが、よく頑張りました。」と激励をいただきました。
新垣先生、TAの皆さん、渡慶次先生、ルーさん、田中船長、本当にお世話になりました。


九州大学附属天草臨海実験所研修2日目レポート③

午後からはプランクトン採取の班と、プランクトン観察の班に別れての研修です。
採取の班は、九州大学の実習船「セラリオ」に乗って出航しました。


 

観察の班は、ミクロメーターを使って植物プランクトンと動物プランクトンのスケッチを行います。
細長いものや、丸いものなど様々な形がいるようです。

九州大学附属天草臨海実験所研修レポート⑥

本日最後のプログラムは「英語の講義」です。
実験所所長の渡慶次教授にご講義いただきました。
潮の満ち引きと、太陽、月、地球の位置関係の話から始まり、魚のヒレや視野の話、脊椎動物と無脊椎動物の話など興味関心の高まる内容でした。
最後に渡慶次先生から「Use your brain.Drink water!」と激励をいただきました。
実験所の皆様、一日ありがとうございました。


九州大学附属天草臨海実験所研修レポート③

種同定作業開始です。
各班で採取した生物の種類を定めます。目視で大きさなどを分類し、図鑑で調べています。
最初は自分たちの力で作業します。ときには大学院生の方々や、新垣先生に教えていただいています。
同じ貝に見えても、実は違いがあるようです。
どの班も楽しんで作業しています。



九州大学附属天草臨海実験所研修レポート②

新垣先生の講義が終わり、いよいよ潮間帯生物の採取に向かいます。
本日は、雲一つない快晴です!
富岡の砂嘴は絶景です。



実習開始しました。
メジャーを引き、50×50のコドラートを利用して採取していきます。
石の表面と裏面では、違う種類の生物がいるようです。
潮間帯上部には天草で生活しているなら一度は見たことある生物が多かったようです。
しかし、潮間帯中部では見たことない生物が多くいました。
午後から、これらの資料を使って同定作業をします。


九州大学附属天草臨海実験所研修レポート①

8月3日(木)から2日間、苓北町冨岡にある九州大附属天草臨海実験所において基礎実習研修を行います。
この取り組みは、来年ASクラスを希望する1年生を対象に行うプログラムです。
今年は30名が参加しています。
九州大学の新垣先生はじめ、大学院生4名の方々に大学や大学院で行われている実験や実習を教えていただきます。
このHPでは、研修の様子を随時レポートしていきます。

※熊本日日新聞2017年8月5日(土)16面に関連記事が掲載されました
読売新聞2017年9月9日(土)24面に関連記事が掲載されました



天草高校SSHのロゴマークが完成しました。


天草高校SSHのロゴマークが完成しました。
4月に指定されてから美術の高木先生に作成を依頼し、何度も改善し完成しました。
天草を象徴するイルカの「S」、科学を象徴する試験管でできた「H」を主とし、AMAKUSAを囲む雲や海、試験から出る煙など、見る人によって様々な視点を持てるロゴマークとなるように作成しました。
今後、学校内だけでなく地域にも定着するように活用していきたいと思います。

第1回SSH運営指導委員会を開催しました。

7月27日(木)13:30より第1回SSH運営指導委員会を行いました。
運営指導委員とは、天草高校SSH事業に関する助言をいただく外部の方々のことです。
本校の場合は、熊本大学理学部及び教育学部、崇城大学工学部、長崎大学水産学部、鹿児島大学農学部、天草市役所、DENSO、熊本日日新聞社、熊本県立教育センターの学部長様や教授の方々などの9名で構成されています。
今回は第1回ということで『天草高校SSHの方向性について』というテーマで助言をいただきました。
「学校設定科目を中心とした教育課程開発及び授業改革」「ASⅠや科学部の課題研究の充実」「地域のリーダーや海外体験プログラムによる人材育成」の三つの柱について様々な視点での意見をいただきました。
その会の中で、科学部1年の福田さんの課題研究の発表を行いました。天草に生息するホタルに関する研究でしたが、運営指導委員の方々からもアドバイスをいただき今後さらに研究が進むきっかけとなりました。
運営指導委員の皆様、遠く離れた天草の地までお越しいただきありがとうございました。
第2回は2月27日に実施します。






反転授業を実験的に行いました。

7月15日(土)の4限目に、1年数学発展クラスで反転授業の効果を検証する授業が行われました。
反転授業とは「家で授業動画を視聴して予習を行い、学校では確認と応用問題の演習を行う」といった形式の授業です。
授業と家庭学習が反転しているため、反転授業といいます。
今回は数学科で、予習が難しく、入試で頻出となっている「解の配置問題」を扱いました。
授業では問の確認と、応用問題(入試問題レベル)を生徒が黙々と解き、グループ活動で深めていました。
生徒感想の中でも「いつもは家でやる応用問題を学習の授業の中で自分たちの力でできたので楽しかった」という意見が多くありました。
ただし、課題もありました。なんと3分の1の生徒が動画を見れなかったそうです。
配信の仕方が悪かったことがわかりました。
次は全員が視聴した状況を確実に作り効果を検証したいと思います。

横山祐典教授から科学部にアドバイスをいただきました。

7月11日(火)放課後に、東京大学の横山祐典教授に科学部の活動を見ていただきました。
現在、科学部は、7月30日に崇城大学で行われる「サイエンスインターハイ」と8月9日から神戸で行われる「SSH生徒研究発表会」に向けて活動を行っています。
横山教授に図鑑に載っていないケイソウのことを教えていただいたり、自分たちの仮説が実際の結果と異なったりしたときの考え方などをご指導いただきました。
生徒の真剣な表情と、横山教授の明るい笑顔が印象的な時間となりました。
科学部のみなさん。大会はもうすぐです。頑張ってください!

 

第1回SSH特別記念講演会が行われました。

7月11日(火)6・7限目に「第1回SSH特別記念講演会」が行われました。
記念すべき第1回の講師は、東京大学大気海洋研究所の横山祐典教授。
熊本大学やオーストラリア国立大学、海外の様々な大学で研究活動を行われ、32歳で東京大学に着任、44歳の若さで教授を務められ現在に至られています。
また、NHKサイエンスZERO「炭素14新時代!」に出演経験もあり、世界最先端の研究を現在進行形で行っておられる方でした。
地球と火星の違いや、キャンプセンチュリーの危機の話。また、古環境の調査に、炭素などのケミストリーの力が様々な形で応用されていることを教えていただきました。
更に、研究の影には多くの方々とのつながり(ケミストリー)があったことや、多くの失敗もあったことをお話いただき、生徒たちは大いに刺激を受けたようでした。
3年生の謝辞の中に「今まで化学を勉強してきましたが、今回の講演のように、深く学ぶことで新たな発見ができることを知り、もっと勉強したいと思いました。」という言葉がありました。
まさに最先端を突き進んでおられる“本物”とケミストリー(化学反応)した人の言葉でした。
横山先生、近隣小・中・高校、保護者の皆さま、ありがとうございました。



SSH掲示板の様子です

1年生の廊下には、SSH活動をお知らせする掲示板が設置されています。
日々更新され、大事なお知らせや活動の様子がタイムリーに届けられています。
本日は、「SSH通信第1号」も掲示されました。

第8回の天草学連続講義がありました。



6月13日(火)7限目に第8回の天草学連続講義がありました。
今回は「ドローンの活用」というテーマで、天草市役所の多間田様にご講義いただきました。
グラウンドで実際に飛行するドローンを見たときには歓声があがりました。
また、操縦者の手元にあるタブレットに、ドローンで撮影されている映像が映っていたのですが、その美しさとリアルさに驚いている生徒もいました。
講義の中では、ドローンの種類や現在考えられている活用法について教えていただきました。
天草市役所とANA、東京大学が連携して飛行実験を行っておられることなど、初めて知る事柄も多く、生徒たちは大いに刺激を受けたようです。
今回で天草学連続講義は終了です。
次回からグループ編成及びテーマ設定に取り組みます。
天草学連続講義を終えた生徒たちは、どんなテーマを研究するのでしょうか?

第7回の天草学連続講義がありました。

5月30日(火)6・7限目に第7回の天草学連続講義がありました。
熊本大学先端科学研究部地球環境科学分野専攻の松田博貴教授をお招きし「天草と災害」というテーマで御講義いただきました。
どの地域でも起こり得る災害の種類と特性を学び、天草大水害等の過去に起きた災害を教えていただきました。
また、天草高校も周りを川に囲まれ、裏山が土砂災害危険区域に指定されている中に立地していることを知り、一気に防災に対する意識が高まりました。
そして、高齢化が進む天草で大きな災害が起きた際に、私たち高校生の果たすべき役割は大きいことや、事前に自分の住んでいる地域の形状や特徴をまとめることの大切さを学ぶことができました。
最後に「自然災害とどう向き合うのか」「私たちはどうすべきだろうか」といったことを投げかけられ、普段から防災に対する意識を持つことが大事であることを学びました。
天草学連続講義もあと1回を残すのみになります。テーマ設定までもうすぐです。



今までの天草学連続講義のまとめを行いました。




5月23日(火)のASⅠで、今までの天草学連続講義のまとめを行いました。
今回は第1回から第5回までの講義内容をまとめ直し各クラスごとにグループ学習形式で、研究テーマ設定を練習することが目標です。
各クラスのBest of themeはこちら!
1組:淡水でも海水でも育つシュードコリシスチスの研究
2組:天草を発展させるためのイベントや製品作り
3組:藻の密集度を高めたものを開発し、それを使って味の更に良い魚を生み出す!~新しい天草ブランド魚の開発~
4組:藻オイルを利用することで天草エアラインの低コスト化を達成し、天草の抱える流通問題を解消する方法の研究
5組:天草の特産品で藻に代わる新オイルの開発
6組:まだあった!次世代エネルギーはこんなとこに!!~雑節から藻まで!可能性を信じて~
海に関するものが多いようです。
6月13日に第2回目の講義のまとめを実施します。その際にはもっと良いThemeが出てくることでしょう。
7月が研究テーマの最終決定の時期です。現在のテーマを更に発展させて実際の研究に移ります。

第6回の天草学連続講義がありました。

5月16日(火)に「沿岸生態系の生物多様性」というテーマで、九州大学の新垣先生にご講演いただきました。
実際に大学の授業などで使用される英語のスライドを用いて潮間帯の話から始まりました。
天草の沿岸が特殊な地形であり生態系の分布も多種多様であることや、天草の海とインドネシアの海を実際に映した動画を見ながら温帯と熱帯の特徴について教えていただきました。
研究仮説を裏付けるためには、豊富なデータを用いなければならないことも生徒たちにとっては刺激的であったようです。
最後の質疑応答の時間には「スキューバダイビングで調べる時間はどれくらいか」「大学では英語の講義ばかりなのか」などの質問が出ました。
一年生にとっては始めて大学の先生の講義を受ける機会となり、難しいなかにも新たな発見の多い充実した時間となりました。

※関連記事が、朝日新聞2017年6月3日(土)28面に掲載されました。












(撮影:藤岡、村田)

JSHより、学校訪問がありました

 5月12日(金)に科学技術振興機構(JST)のSSH新規校訪問が行われました。鈴木主任調査員と芥田事務参事にお越しいただき、全職員向けにSSHの目的や留意点についてご講話いただきました。
 現在は第四次産業革命の移行期であり、シンギュラリティやグロービッシュといった今後目指すべき教育改革についても教えていただきました。
 シンギュラリティは先日行われた天草学連続講義(アマビズセンター長内山様)の講話の中にも出てきた言葉です。
 また、グロービッシュは中学3年程度の文法と1500語の英単語で会話するといった考え方で、世界の4人に1人(天高全校生徒のうち173人に相当する)の方が英語を日常生活で扱っていますがその方々と会話できるそうです。
 今後に対する的確な助言をいただく機会となりました。



第4回・第5回の天草学連続講義がありました。

5月9日(火)に天草学連続講義がありました。
まず、第4回目として6限目に株式会社デンソー新開発事業部の小林様に天草の自然活用についてお話いただきました。
デンソーは、旧五和西中学校跡地にできた天草営業所で、シュードコリシスチスといった種類の藻からバイオ燃料を抽出する研究をされています。藻からバイオ燃料だけでなく、化粧品や飼料など様々な展開をされているそうです。そのような藻の研究をするうえで、天草の自然や水などは最適な環境であることも教えていただきました。現在進行形の研究に触れる貴重な機会となりました。
引き続き、第5回目として7限目にAmaーbizセンター長の内山様から起業についてお話いただきました。内山様の起業に対する考え方を教えていただき、若い力で何度も挑戦する大切さを学びました。天草創生には地産地消のサイクル確立や、貿易黒字を意識することなどが必要であることも話してくださいました。
これで天草学連続講義も半ばを過ぎました。一年生の研究テーマ設定まであと少しです。

※関連記事が、2017年5月10日(水)読売新聞27面に掲載されました。
※講義の様子が、2017年5月10日(水)天草ケーブルテレビ・ニュース(全6回)で放映されました。


 
(撮影:宮崎)

第2回・第3回天草学連続講義がありました。

5月2日(火)に天草学連続講義がありました。
第2回は、天草市役所水産振興課の深川様に天草市の水産業の現状と課題を講義いただきました。
天草市は多魚種、多漁法といった特徴があることや、イカの産卵場所が少なくなっているため藻場の再生を行っておられることなどを教えていただきました。
第3回は、天草市役所農業振興課の山﨑様に農業の現状と課題を講義していただきました。
米を中心とした兼業農家が多いことや、畜産農家は少ないが収益が多いこと。また、オランダが農作物の貿易黒字世界一であり、科学的な農法を取り入れられていることも講義してくださいました。
現在、第六次産業が注目を集め始めていますが、その発端となる第一次産業を深く考える一日となりました。

※関連記事が、2017年5月12日(金)熊本日々新聞15面に掲載されました。







(撮影:藤岡、村田)

ASⅠ『天草学連続講義』が始まりました。

4月25日(火)7時限目に体育館で天草学連続講義がありました。これは、SSH指定により可能となった学校設定科目『天草サイエンスⅠ』の一単元です。生徒たちは天草学連続講義をとおして、地域課題を探求することで一年間の研究テーマを模索します。
記念すべき第1回目の講師は、天草市役所総合政策部の平山様。天草市の概要を話していただきました。最後には「天草外や海外の方々から天草を見たら何を魅力と感じるのだろう」「今と変わらなくて良いものもあると思いませんか」と問いかけられ大きな宿題を頂きました。
次回は、5月2日(火)に天草の水産業と農業に関する講義を受講します。




撮影:藤岡/村田