羅針盤 夢を持って、世界とつながれ
2017年5月の記事一覧
平成29年度 第1学期 始業式 校長講話
平成29年度 第1学期始業式 校長講話
平成29年4月10日
桜の花が咲き、新緑が鮮やかな季節を迎えました。いよいよ新年度がスタートしますが、今、皆さんはどんな気持ちでこの始業式に臨んでいるでしょうか。”春風や闘志いだきて丘に立つ”という句がありますが、新年度を迎え新たな決意をもって、今日の日を迎えたと思います。
3年生は、進路を決める大切な1年となります。最上級生として学校を引っ張るとともに、新生牛深高校の第1期生として後に続く2期生3期生に方向性を示せるようにそれぞれの進路目標の実現に向け取り組んで欲しいと思います。2年生は中堅として新入生が入り先輩という立場になります。リーダーシップを発揮し本校を支えてくれる柱として期待しています。各自、年度当初に当たり、まずは目標をしっかり持って欲しいと思います。
さて、牛高のスローガンは”挑戦”です。新生牛深高校として何事にも挑戦していきたいと思いますし、皆さん一人一人が志を高く持ち、自分の夢に向かっていきいきと生きる生徒であって欲しいと思います。そのためには、私は、皆さんに牛高スピリッツの中の一つ”意欲的な活動”について話をします。
私は、昨年、熊本市内に住んでいて、私自身が熊本地震を経験し、被災しました。避難所生活を送り、大変な思いをしましたが、その中にあって、全国から世界から”がんばろう熊本”の合い言葉の中、多くの支援が寄せられ元気と勇気を与えていただきました。人の温かさやすばらしさをあらためて感じたところです。
ある避難所では、小学校低学年が夜トイレの前で水が一杯入ったやかんを両手で抱えて立っていました。トイレに行かれた高齢者の手を洗うためだったそうです。また、進んで高齢者の話し相手になったり、自分より小さい子の遊び相手になったりしていたそうです。また、中学生がすすんで避難された方におにぎりを配ったり、高校生が学校の駐車場に避難してきた車の誘導を行ったりと頑張ってくれました。皆、自分自身が被災して大変だったにもかかわらず、何か自分にできることはないかと考えて主体的に行動してくれたのです。誰かがしてくれるだろう、頼まれたらやろうではなく、今、自分にできることは何か、自分としてどう動けばよいのかを常に考えて行動したのです。この考えや行動は、人を助け人に勇気や感動を与えるとともに、将来に渡り、自分を成長させる考え方や行動です。牛高生として何ができるのか、受け身ではなく意欲的に行動することが大切です。
先生方も含め全員で力を合わせ、牛高の元気づくりに取り組んでいきましょう。皆さんにとって、目標が達成される1年となることを祈念します。
新着
12月26日(金)、仕事納めの日の牛深高校では、それぞれの場所で生徒たちが年末を迎えていました。 部活動では、1年間使用した部室や活動場所の大掃除に取り組む姿が見られ、感謝の気持ちを込めて環境整備を行っていました。
また、共通テストを目前に控えた3年次生は、真剣な表情で模擬試験に臨み、最後まで力を伸ばそうと努力を重ねていました。
さらに2年生の中には、将来を見据え、英語学習に自主的に取り組む姿もありました。
本年も、保護者の皆様や地域の皆様をはじめ、多くの方々に支えられながら教育活動を進めることができました。心より感謝申し上げます。 来年も引き続き、牛深高校へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
令和7年12月24日(水)、本校体育館にて「創立10周年記念 総合学科発表会」を開催いたしました。
本発表会は、「産業社会と人間」や「総合的な探究の時間」を中心に日頃の教育活動をとおして取り組んできた学習・研究の成果を発表する場です。今年度は創立10周年という節目でもあり、開新高校校長の馬場純二先生(天草市出身)による特別講話も実施されました。
■ 生徒会・特色ある教育活動
生徒会による学校紹介では、牛深高校の魅力が存分に語られました。また、天草宝島起業塾による「World Fes」の活動報告では、地域と連携した実践的な取り組みが紹介されました。
■ 1年次発表:地域と自分を見つめる
1年次は、初めてのインターンシップでの体験や、身近な地域課題についての探究成果を発表しました。地域社会の一員としての自覚が芽生えつつある様子が伝わってきました。
■ 2年次発表:地域の魅力を再発見
2年次は、地域資源を活用したイベント「ロゲイニング」についての報告を行いました。企画・運営を通して学んだチームワークや、地域の魅力を再発見するプロセスについて、生き生きとプレゼンテーションしました。
■ 3年次発...
本日、2年次文理コースの「歴史総合」の授業で、天草市芸術文化協会の河野さんを講師にお招きし、「幕末の牛深の歴史」をテーマに特別授業を行いました。
授業では、幕末の動乱に関わった人物が牛深を訪れていたことや、牛深の地理的な重要性について、古文書や写真などの貴重な資料をもとに解説していただきました。また、牛深ハイヤ節の歌詞にも地域の特徴や歴史的な背景が現れていることを知ることができました。普段何気なく通り過ぎている風景の中に、牛深が積み重ねてきた長く大切な歴史があることを実感できる時間となりました。
↓ お話を聞きながら歴史資料をみんなで読んでいます。
授業で学習したことと牛深の歴史がつながってわくわくしました
↓ 「ありがとうございました!」
令和7年12月17日㈬『第36回熊本県高等学校郷土芸能代表選考会及び吟詠剣詩舞発表会』がウイング松橋にて行われました。前日からのリハーサルを経て、太鼓部門・伝承部門・吟詠剣詩舞専門部とがそれぞれ発表し、自分たちの演技を披露しました。
当日は、ケガなどを含め万全の状態ではなく、演技は部員が納得できるものではありませんでした。涙する生徒も多く、県大会で終わりたくないという想いや、満足できる演技ができなかったことへの反省も含め、暗い面持ちで帰路につきました。
しかしながら、翌日発表された結果は、『最優秀賞』でした!この結果、来年7月28日㈫~7月30日㈬に秋田県で行われます『令和8年度 郷土芸能部全国大会』への出場権を得ました!全国大会までに自分たちの課題をしっかり克服できるよう頑張ります!これからも応援よろしくお願いいたします。
12月20日(土)、グランメッセ熊本で開催された「県立学校学びの祭典」に、本校から約10名の生徒が参加しました。
当日は、ポスター発表が行われ、本校の3年次生が総合的な探究の時間で取り組んできた研究成果について発表しました。発表内容は、牛深ラーメン、イルミネーション、パンフレット制作などで、地域の魅力をテーマにした探究の成果を来場者にわかりやすく伝えることができました。
また、熊本版COREハイスクール・ネットワーク事業の一環として、夏合宿に参加した生徒たちも、合宿での学びを生かした紙芝居仕立ての発表を行いました。加えて夏季合宿中にオンラインで交流を行っていた小国高校の生徒の皆さんと、今回初めて直接顔を合わせて交流することができ、生徒たちにとって大変貴重な機会となりました。
今回の参加を通して、生徒たちは自分たちの学びを発信する力や、他校とのつながりの大切さを実感するとともに、多くの学校がそれぞれの学校の特色を生かして学んでいることを知ることができました。今後もこの経験を、学校生活や探究活動に生かしていきたいと思います。
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