2018年3月の記事一覧
卒業式式辞
春の息吹を感じる今日の佳き日に、熊本県議会議員西岡勝成様、城下広作様をはじめ、同窓会、育友会、県教育委員会などから多数のご来賓、並びに、保護者の皆様のご出席のもと、平成29年度卒業証書授与式を挙行できますことを心から感謝申し上げます。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。そして、新生牛深高校1期生として、すばらしい校風をつくってくれたことに心から感謝します。ありがとう。また、今日の晴れ姿を心待ちにしておられた保護者、ご家族の皆様に心からお祝いを申し上げます。
卒業生の皆さん、この牛深高校で翼を鍛え、鴻(大きな水鳥)となって、社会に飛び立つ時がいよいよ来ました。今、皆さんは、高校生活を終える喜びや未来への希望に胸ふくらませるとともに、ここで過ごした日々が鮮やかによみがえり、感無量のことと思います。そんな卒業生の皆さんには、本校1期生としての誇りを胸に、本校の建学精神である社会に貢献する有為な人材になることを自らの使命とし、未来を切り拓いていって欲しいと願っています。卒業生の門出にあたり所懐の一端を述べ、餞の言葉とします。
一つ目は、建学精神にある挑戦をこれからも続けてもらいたいということです。オリンピックが開催された韓国に、「たくさん皿を洗う人は、たくさん皿を割る。」という言葉があります。皿を割ってもいいからとにかくたくさん皿を洗おう、つまり、失敗を恐れずに、挑戦しようということです。新生牛深高校の一期生であった皆さんは、入学時から普通総合学科の発展と希望を託され、プレッシャーもあったかと思いますが、そのプレッシャーを新しい牛深高校の未来を自分たちの力で切り拓くんだという決意に変えました。何事に対しても自ら進んで挑戦し、チーム牛高で一丸となって多くの成果を残してきました。1期生として見事に役割を果たしてくれたこの挑戦をこれからも続けていってもらいたいと思います。
二つ目は、新たな進路先を愛せよということです。これから、皆さんが進む新たな学校、仕事、職場をとことん好きになって欲しいということです。皆さんの進路先には、皆さんを成長させ、人生を豊かにする宝の泉があります。汲んでもつきない、汲めば汲むほど湧く宝の泉があります。進路先を愛し、直向きに学習に仕事に打ち込み努力を重ねていけば、人生が好転し、新しい未来が必ず開けます。そして、本校で身に付けた牛高スピリッツは、皆さんを助け、励まし、苦難を乗り越える大きな財産となることでしょう。
結びに、本日、卒業生を祝しご臨席いただきましたご来賓の皆様には今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。また、保護者の皆様には、本校教育の推進と充実発展に多大なるご支援ご協力を賜りましたことに対して厚くお礼申し上げますとともに、今後とも保護者OBとして側面からご支援をお願いいたします。
今日からは牛深高校は皆さんの母校となります。同窓会の一員として、また本校のサポーターとして、母校の発展を見守り、応援してください。教職員、在校生ともども惜別の情を抱きつつ、巣立ちゆく卒業生一人一人の前途に幸多かれと祈り、式辞といたします。
平成30年3月1日
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