2017年12月の記事一覧
平成29年度 第2学期終業式 校長講話
2学期の終業式を迎えましたが、2学期は皆さんにとってどんな学期でしたか。
2学期の始業式で、3年次生は新生牛深高校1期生として実績を残してほしい。1・2年次生は1年後2年後には進路実現の時期を迎える。実りの秋と言われる2学期となるようしっかり頑張ってほしいと話をしましたが、いかがだったでしょうか。また、1年の締めくくりでもありますが、どんな1年だったでしょうか。
私なりに2学期を振り返ってみますと、皆さんが活躍し牛高生のパワーを感じた学期ではなかったかと思います。
先ほど表彰したように、部活動においては多くの大会で優秀な成績を残しました。文化祭では、笑いあり、感動あり、ドラマありの楽しいもので、総合学科発表会では高い表現力を発揮するなど、学習の成果を遺憾なく発揮してくれました。保護者、地域の方々からは高い評価を得て、参加した中学生からは牛深高校で学びたいとの声が聞こえました。初めての大会で大変な面もありましたが、前向きに挑戦しようとする皆さんの頑張りの成果が出ました。マラソン大会では、一生懸命な姿とお互いに励まし合う友情の深さを感じました。
アサヒ若武者育成塾では、地域活力向上賞を受賞しました。2006年に始まり今回12回目となりますが、熊本県からの選出は初めてであり快挙です。大学進学後も研究を続けるという意向がすばらしいと思います。
その他にも仕事のやりがいと難しさを実感した2年次生のインターンシップ、小中高合同避難訓練、各種検定試験、地域ボランティアなど、多くの場面で力を発揮した2学期でした。一生懸命な姿に感動し、成長を実感し、可能性を感じた2学期だったように思います。
しかしながら、考えるべき点もあったように思います。それは、スマートフォンの利用時間です。生徒保健委員会の生活習慣アンケートによると、1日に2時間以上使っている生徒が約半分いました。この時間を勉強時間に充ててほしい。1・2年次は、進路を控えている。今年3年次生を見ていて、試験直前の学習だけでは大変で、年間を通して筆記試験の学習、文章を書く学習、思っていることを伝える学習に取り組む必要があります。毎日の授業、そして家庭学習で力を付ける必要があります。総合学科発表会で3年次生の発表にあった「頑張らなければわからないことがある。頑張らないといけない。」という言葉が印象に残っています。自分の将来を切り開くためには、社会に出て人の役に立つためには学習時間を増やし、努力できることが大切です。
3年次生の中にはこれから試験を受ける人がいます。センター試験を受ける人、不安もあるかと思いますが、慌てず、焦らず、諦めず自分を信じて頑張ってほしいと思います。そうすれば力は必ず付いてきます。牛高は団体戦で戦います。合格・内定している人もこれから試験を受ける人をしっかり応援していきましょう。
今年のノーベル平和賞授賞式で、被爆者として初めて演説したサーロー節子さんは「あきらめるな!隙間から光が入ってくるのが見えるだろう。そこに向かって、はって行きなさい。」と被爆の逆境の中で生き抜いてきた体験をスピーチされました。皆さんも一人一人目標を持って冬休みを迎えると思います。課外に参加する人もいます。寒さに負けそうになるときもあるかと思いますが、「花の咲かない寒い日は、下へ下へと根を延ばせ やがてでっかい花が咲く」です。
マラソン大会にあったように「自分史上初」といえる充実した冬休みを過ごしてください。新学期に元気に会えるのを楽しみにしています。
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