ブログ

校長室より

熊本県高等学校教職員サッカー大会

 令和5年3月11日(土)に、阿蘇農村運動公園あぴかで令和4年度の熊本県高等学校教職員サッカー大会が開催され、本校教職員有志も出場しました。

 春の陽気の中、青空の下でのサッカーは大変気持ちがよく(私は応援に徹しましたが)、先生たちの笑顔も見られ、楽しい時間を過ごさせてもらいました。試合は負けはしましたが、皆ケガもなく、充実した表情でした。

 皆さんお疲れさまでした。       (令和5年3月13日 校長 田中 篤)

陸上部OG・OBによる記念誌贈呈

 先日、本校卒で陸上部だった西澤保孝さん(高22卒)と松井浩章さん(高25卒)の御二人が、陸上部OG・OB制作の記念誌の贈呈のために来校されました。

 

  私も一部頂いたので拝見すると、巻末に歴代の部員名簿が掲載されていて、そのトップに本校が輩出した偉人で、「日本マラソンの父」である”いだてん”金栗四三さんのお名前が記されていました。

 載録されている寄稿に何度も「金栗先輩」や「金栗先生」として登場されており、金栗さんが慕われていたことが伝わってきます。かつて本校の長距離走大会のスターターを金栗さんがされていたこともこの記念誌で知りました。  

 また、第3回全国高校駅伝大会(昭和27年)で本校が全国優勝した記事も掲載されていました。

 

 最後は、御二人から高校陸上部の現キャプテンである伊達君へ記念誌が贈呈されました。写真はその模様です。

 先輩方ありがとうございました。

 

 

 このように、陸上部だけでなく、本校の様々な部活動や教育活動を、多くの同窓生の方々に日本各地そして世界各国から見守り、支援していただいています。

 

 今後ともどうぞ本校へのご声援をよろしくお願いいたします。

                             (令和4年12月7日 校長 田中 篤) 

大俵祭りに参加しました

 11月23日(水)祝日に、「玉名 大俵まつり」が開催されました。

 TVニュース等でもよく取り上げられますが、重さ1トン、横幅4メートル、直径2.5メートルの巨大な俵を12人で引っ張り、速さを競うお祭りです。

 今年は玉名高校・玉名高校付属中学校育友会と学校教職員有志で参加しました。

 私も初めて参加しましたが、コロナ禍でなかなかご一緒する機会も少ない育友会の役員の方々と力を合わせて俵を引っ張り、絆を深めることができた大変楽しいひと時でした。

 結果は、初出場ながらなかなかの好タイムで、みなケガもなくゴールできました。

 みなさん、おつかれさまでした。

 ゴール後にみんなで記念写真

                         (令和4年12月5日 校長 田中 篤)

【定】定時制通信制文化大会

 新着情報にも掲載されていますが、先月10月16日(日)に熊本県立劇場で、第70回熊本県高等学校定時制通信制文化大会が開催されました。

 生活体験発表では各校の定時制通信制の代表の生徒さん9名が出場し、本校からは星田さんが発表を行いました。

 どの発表も真摯に自分と向き合った胸を打つものばかりでしたが、発表を聞きながら「多様性」という言葉を思い浮かべました。

  

 本校も、高校に全日制課程と定時制課程があり、そして中学校を併設しています。

 それぞれが特色ある教育活動を行っており、まさに多様性を有しています。

 その多様性が、本校の強みでもあります。

 この多様性をこれからも大事にしていきたいと考えています。

 

 午後は、本校定時制の生徒有志で「よさこい黒田節」をステージで発表し、会場を盛り上げました。

 

よさこい黒田節の演舞

 

若駒祭で展示した貼り絵や授業で作成した作品も会場に展示しました。

                  (令和4年11月1日 校長 田中 篤)

三校野球対抗定期戦!

 令和4年10月9日(日)に、宇土高校、八代高校そして玉名高校三校による野球の対抗定期戦が本校グラウンドで行われました。この件は新着情報にも投稿されていますが、今年度で11回目となります。

 本県の県立中高一貫教育校がこの三校であり、様々な面で中高含め共通した取組を行っています。

 三校で連携を深め、切磋琢磨し、各校における教育を一層充実させていく、そんな目標のもとで、この三校定期戦も行われています。

 

 

  本校は、菊池高校と鹿本商工高校との合同チームで戦いました。

  本校は2試合行い、結果は1敗1分でした。

  

  三校の野球部の交流ができ、連携を深めることができた対抗戦となりました。

                  (令和4年10月24日 校長 田中 篤)

歴史博物館こころピアに行ってきました

 先日、全日制高校1年生の「総合的な探求の時間(若駒タイム)」の活動で、玉名市立歴史博物館こころピアの竹田宏司館長においでいただき、講話をしていただきました。そのとき、「こころピアでは現在、玉名高校考古学部がかつて発掘した出土品を展示した企画展をやっていますよ。」と言われたので、見に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 上の写真左が竹田館長、右が学芸員の田熊秀幸さんです。お二人から大変丁寧な説明を受けました。

 

 現在、本校には考古学部はありませんが、1980年代頃までは大変活発に活動していたようです。

昭和30年代の考古学部の顧問の先生と部員の集合写真も展示されていました。

いただいた資料には、昭和23年に本校に「県内初の考古学部が創設された」とありました。

 

こんな道具を使って発掘を行っていたようです。

 

当時の本校考古学部員が発掘した出土品の中には、県内の考古学史上重要な遺物がありました。

本校で学んだ先輩たちのこのような地道な調査活動によって、古代の玉名の様子が明らかになっていったのです。

 

玉名の歴史についても、いろいろと教えていただきました。

玉名の地には縄文時代より人が住んでおり、やがて農耕が始まり、集落が形成されていきました。

豊かな土地であり、また大変水運も盛んで、高瀬の港は中世には海外貿易の拠点だったそうです。

このように玉名は、古くから多くの「ひと」「もの」「情報」が集まり、国際性を備えた町だった、ということが、

わかりました。玉名は、文化の集積地であり、広い世界で活躍する人々を育み、送り出してきたのです。

 

この町で生活する人々の間で、そのような精神性は連綿と受け継がれてきたのだろうと思います。

だからこそ、地域の方々の教育にかける熱い思いが結実した姿として、本校が創設された、そう実感しました。

 

古の玉名に触れに、玉名市立博物館こころピアにいってみてはいかがですか。

                  (令和4年10月12日 校長 田中 篤) 

 

85年前の校長室

本校の本館は、国の登録有形文化財に指定されており、伝統と優れた意匠を持つ建物です。この本館の玄関を入って左に進み、一番奥にある部屋が校長室です。

校長室も1937年(昭和12年)の本館完成当時の状態から基本的に手を加えられることなく現在に至っています。なので、部屋のあちらこちらから歴史の香りがしてきます。

 

  校長室の入口です。このドアからもう年代を感じさせます。

 

  そして、天井の中央から吊下げられたシャンデリア!

 非常に精巧な作りで、相当価値あるものと思われます。

 普段はスイッチはオフにしています。

 

 天井の梁の端にも襞の意匠が施されています。

 窓のカーテンも重厚感があります。

 

 校長室に初めて来られた方は、皆さん口を揃えて「立派な校長室ですね」と言われます。

 私も最初そう思いました。

 そして、85年間の時を経て、いまだに建設当時のままの形で校長室として存在し続けているという事実を知ると、85年分の多くの人々の願いや期待が静かにこの部屋の空気として漂っている、そんな感じがしました。だから、この部屋の空気はちょっと「濃い」のかもしれません。

 この歴史ある校長室で仕事をしながら、この部屋に相応しい校長像を模索している毎日です。

                      (令和4年9月9日 校長 田中 篤)