校長 浦本 清隆
ごあいさつ
桜の花びらが春の日差しの中で舞い、時折吹きゆく風の勢いが春の訪れを感じさせる中、大津高校の令和7年度がスタートしました。この4月の定期異動で、第二高校から着任いたしました、浦本清隆(うらもと せいりゅう)と申します。令和2年度から3年間勤務させていただいておりましたので、再びこの大津高校に勤務させていただく奇跡に感謝するとともに、その責任の重さを感じているところです。初心に立ち戻り、最善を尽くして業務に精励する所存です。
さて、100年に1度ともいわれる世界的な半導体企業の進出もあり、地域自体が大きな変貌を遂げつつあります。大正12年の旧制大津中学校としての創立以来、歴代の関係者のみなさま方のご尽力により築かれた歴史、伝統、実績等に敬意を払いながらも、地域の中での本校の立ち位置、存在意義等をあらためて検証して、5年先、10年先、そしてその先々のあるべき姿を模索していく時期に差し掛かっているのではと考えています。
一方で、日々の教育活動の充実を図っていくことは言うまでもありません。生徒のみなさんの進路目標実現のために、授業の中に「探究的な学び」の視点をより積極的に取り入れ、知的好奇心を育む学びを充実させたいと考えています。また、部活動においては、選手として参加する生徒だけでなく、生徒・保護者・職員、そして地域の方々が一体となって感動を共有できるような雰囲気を整えていければと思っています。
今年の教育スローガンは、昨年までの「じっくり じんわり ウェルビーイング」に加えて、「大津最高!」です。生徒のみなさんが、自己肯定感を強く持ち、大津高校で出会った仲間との縁を大切にして、その仲間と同じ時間を共有することができる偶然に、感謝の気持ちを持って過ごして欲しいという願いを込めています。生徒のみなさんをはじめとした大津高校に関わる全ての方が、笑顔で「大津最高!」と心から感じることができる雰囲気を作っていければと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
「大津最高!」