小国高校の一日

【高校×地域×大学×行政】総合的な探究の時間成果発表会&熊本大学連携講義④


 2月20日に本校で開催した成果発表会。
 今回は、発表会の中心となったポスターセッションを振り返ります。

 今年度は、「発表時間5分+質疑応答4分」という構成としました。
 これにより、単なる報告に留まらず、議論やアイデアの共創に繋がる時間を演出できました。

○ポスターセッション:17の情熱が交差した空間
 図書館やピロティーに並んだ17のブース。
 そこでは、1年間地域と向き合ってきた生徒たちの言葉が飛び交い、4分では足りない対話が各所で生まれていました。

○ 全17プロジェクト・タイトル一覧
 ・AG↑ AG↑ THS 〜杖立の魅力と手作り石けんをすべての人へ〜
 ・くまモンプロジェクト 〜マーケティングの実践と学校間連携〜
 ・oguni the rich 〜地熱珈琲とそらいろのたねのコラボパンを作ってみた〜
 ・ライトプロジェクト 〜廃油キャンドルの魅力〜
 ・ジビエの皮を使ったレザー商品の開発
 ・廃校で食べ物万博開いてみた 〜1092(1DAYOGUNI)プロジェクト〜
 ・小国ジャージー「白の共創」プロジェクト
 ・黒川温泉で販売されている漬物とサイダーの PR 作戦!
 ・小国杉がつなぐ「森と食の架け橋」
 ・【プロに学ぶ】地域を変えるデザイン力 〜OGUNI-GO GIFT を「届く」カタチにした挑戦〜
 ・小国スチームストーリー 〜杖立蒸し歩きツアー〜
 ・食材で小国郷を豊かに ~規格外野菜を町の資源へ~
 ・小国ジャージー牛乳を使ったスイーツ
 ・編み物を生かした商品づくり
 ・ステッカーで小国の知名度をあげたい
 ・ひなたぼっこさんに、レシピを提案してみた
 ・地元木材を使ったおもちゃ制作 〜安全の先に見たもの〜

 「その点は今後の課題です。」「だからこそ次はこうしたい。」
 生徒からは、素直で前向きな声が聞かれ、プロジェクトが自分事として捉えられている様が見て取れました。

午後の体育館を盛り上げたのが、選抜5チームによる「ステージ発表」でした。
 10分間のプレゼンと4分間の対話が会場の空気を大きく動かしました。

 今回登壇したのは、県内外のコンテストで高く評価され、既に社会実装に踏み出している精鋭たち。
 そんな彼らに、会場からは「高校生の活動とは思えない」「熱量の高さに目を見張る」といった声が上がりました。

 登壇プロジェクト一覧
 ① 小国高生が選ぶ、小国町・南小国町の知られざる穴場すぽっと!

 ② Steam for the Future ~牛深の海産物と小国の素材を活用した茶碗蒸しの開発~
  <株式会社BYD「ふるさとイノベーションプログラム」採択>

 ③ CHEER UP CREW ~学年全員巻き込みながら廃校でカフェとワークショップを開催してみた~
  <全国高校生マイプロジェクトアワード地域summit特別賞・地域summitAdvanced進出>

 ④ グルフリ×廃材=やさしい循環 〜広がれ米粉projectⅡ〜
  <ビジネスプラングランプリ、SDGsQUESTファイナリスト、全国高校生マイプロジェクトアワード地域summit特別賞・地域summitAdvanced進出 他多数>

 ⑤ 高校生が作るギフト×ジツガク。 ~小国から100校へ~
  <ビジネスプラングランプリ・ベスト100(約5600チーム中)、全国高校生マイプロジェクトアワード地域summit特別賞、地域summit Advanced進出 他>

 発表後の質疑応答では、「なぜその課題を?」「持続可能性は?」「どのように拡大するのか?」といった鋭い指摘が。しかしながら、生徒たちは懸命に自分たちの言葉で答えていました。
 

成果発表会の興奮冷めやらぬ中、熊本大学による連携講義が開催されました。
 パネルディスカッションのゲストとして、小国町の渡邉町長と南小国町の髙橋町長に来校いただきました!
 生徒のステージ発表をメモを取りながら熱心に見ていただいたお二人を交え、熊本大学の先生方と共に「小国郷の未来」を語り合いました。

 町長お二人からは、各チームの活動に対する高い評価と、専門的なフィードバックをいただきました。

熊本大学の先生方からも専門的な知見からのアドバイスをいただきました。
一言一言に、生徒たちは深く頷いていました。

 パネルディスカッションを通じて、自分たちの探究活動が、町を動かし、地域を創っていくという確かな手応えを生徒たちは感じ取ったようでした。

 参加した生徒の声
 「町長に自分たちの活動を直接見てもらうことができ、自信になった!」
 「大学の先生の視点が入ることで、活動がより広がりそうです。」
 「自分たちが卒業しても、このプロジェクトが町を支える一部になってほしい。」

 小国高校の探究は、教室の中だけでは終わりません。
 町を愛し、町を創る。そんな「当事者」たちが、これからも挑戦を続けます!

 末筆ながら、御多忙中にもかかわらず御来校いただきました皆様、本当にありがとうございました。