校章の由来
御船高校校章のデザインのもとは旧制御船中学校時代にさかのぼる。そもそも「御船」という地名は、神代のころ景行天皇が九州征伐の途中に、有明海からこの地に「御船(おんふね)」に乗って到着されたことに由来すると言われている。高速道路も鉄道もなかった時代、水運が人や物資を運ぶ手段であり、御船は緑川水系の御船川を擁した一大集積地として栄えた。以前の御船には旅館や造り酒屋が何軒も立ち並んでいたそうである。そこに県下8番目に創設されたのが「県立御船中学校(現在の御船高校)」である。校章には天皇の御船が三つ(三綱領の三と一致する)組み合わされている。