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きらり祭、児童生徒が輝くために

 先日、11月11日(土)、本校では、日頃の学習について発表する「きらり祭」を開催しました。一人一人の児童生徒が学んできたことや練習の成果を自信を持って生き生きと披露しました。その様子は、トップページに掲載していますので、この管理職ブログでは、児童生徒の力を生かす教員の工夫についてお知らせしたいと思います。
 1枚目の画像は、ある小学部児童のナレーション原稿です。言うべき台詞が思い出しやすいように、最初の文字に丸をつけており、また、言葉の意味がしっかり理解できるよう、イメージしやすいイラストをつけています。この原稿を使った児童は、本番でも自信をもって発表することができました。

  高等部では、今年度、取り組んできた「「働くことをテーマとした学習」について発表しました。その学習の一環として紙漉きに取り組みましたが、2枚目の画像 は、材料のパルプを混ぜるミキサーを動かすため、ある生徒が使った特別のスイッチです。このスイッチは市販品ではなく、教師が部品を買ってきて使用する生徒に合わせて作成したものです。多分、より使いやすいように何度も改良を加えていると思います。このようなスイッチを使うことで、身体を自由に動かすことが難しくてもいろんな活動に参加できるようになるのです。
 特別支援学校では児童生徒が持てる力を発揮できるよう一人一人に合わせた工夫をします。今回紹介したのは、その一部です。そんな私たちの頑張っていることを、保護者をはじめ、いろんな方に知っていただければ嬉しく思います。


教頭 後藤勇造