第40代校長 平江 良樹

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 令和4年(2022年)4月に着任いたしました校長の平江 良樹(ひらえ りょうき)です。宇城市出身且つ市民として、地元の高校に勤務できることを大変嬉しく思っています。どうぞよろしくお願いします。

 本校は、大正7年(1918年)に開校された下益城郡立実科高等女学校を源流とし、大正10年(1921年)に下益城郡高等女学校と改称、大正12年(1923年)には県移管で熊本県立松橋高等女学校となり、戦後の学制改革に伴い、昭和23年(1948年)に熊本県立松橋高等学校となりました。昭和44年(1969年)には綱領「自主積極、研学の道に邁進しよう」「気節を尚び、礼儀を重んじよう」「質実剛健を旨とし、勤労を愛しよう」が制定され、平成10年(1998年)制定の校訓「自主」「礼節」「勤労」とともに、まさに知・徳・体の教育が実践され、一流の人材の輩出に努力してまいりました。平成30年(2018年)に創立100周年を迎えた伝統校として、偉大なる先輩方は、各界において、地元のリーダーはもとより県内外で活躍されています。

 学科・コースにつきましては、普通科に加え、昭和38年には家政科、昭和62年には普通科体育コース、平成4年には情報処理科を設置、平成27年には普通科文理総合コースを改編設置しており、現在は3学科を有する特色ある学校として、学校教育目標「生徒の個性を尊重し、伸ばし、一人一人の夢の実現を図る」の下、様々なニーズに対応できる学校教育を実践しております。

さて、令和3年(2021年)策定の本校のスクール・ミッションは、予測不能な社会においても、人権尊重のために行動する心をもち、多様性を生かして他者と協働しながら、持続可能な地域社会を支え、その活性化に貢献する人材を育成することにあります。

  このことを踏まえ、本年度は特に「考え抜く」ことをテーマとして教育活動に取り組みます。日々の授業や折々の学校行事、部活動その他の教育活動の様々な場面において「考えることを止めない、あきらめない」ことです。「もういいや」「面倒くさい」「誰かの真似しよう」ではなく、生徒が自分一人で「考え抜く」、または先生や友人、保護者の方等と複数で相談しながら「考え抜く」ことです。考え抜いたことで身に付く力は、スクール・ポリシーに掲げている「予測不能な時代でも、持続可能な地域社会づくりに果敢に取り組む人材」の基盤となる必要な力です。そのために生徒、教職員、保護者、地域と一丸となって取り組んでまいります。

  今後とも本校の教育活動に御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。