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2020年6月の記事一覧
今、熊聾では・・・(その40)
先週木曜日に九州北部に梅雨入り宣言が出されました。
さて、雨の日には特に図書室が賑わいを見せますが、密を避けるための取組として、本校図書室では入室者数制限と待機場所設置、一人当たり利用時間の短縮などで対応しています。
また、小学部各学年用に「雨の日文庫」を用意し、各学級で読んでもらえるよう、図書室の清田先生が工夫をしてくださっています。
休み時間の利用については、しばらくは今まで通りにはいきませんが、図書の貸出はこれまでと同じように出来ますので、多くの本に触れてもらいたいと思います。
熊聾図書室には絵本から専門書まで約2万冊の蔵書の他、新聞4紙と雑誌6誌を取り揃えてあります。保護者の方も大いにご利用ください。
(「学校図書館法」に基づくと正式には「図書館」ですが、本校内では「図書室」と呼称しています。)
令和2年6月16日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その39)
今年で第3回目を迎える「ありがとう」の作文コンクールのご案内ということで、熊本県障害児・者親の会連合会会長の坂田様が来校されました。
こちらも新型コロナウイルスの影響で入賞作文の発表会及び表彰式は中止ということですが、作品(作文)応募については今後正式に県下の特別支援学校に依頼をされるそうです。今年も本校の児童生徒の皆さんの奮っての応募を期待していますし、子供たちの心からの「ありがとう」の想いに触れたく思っています。
「ありがとう」は誰が聞いても心地良くなる、ハートウォーミングな言葉ですね。
令和2年6月15日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その38)
朝から校長室の廊下側のドアをトントンとノックする音…小学部のA君でした。開口一番、「お金くれるって~!」と嬉しそうな表情で私に報告してくれました。私は直ぐにピン!と来たのですが、数日前にお隣の「熊本はばたき高等支援学校」からカブトムシ販売のお知らせがあり、その時のポスターに真っ先に食いついていたのがA君だったのです。
カブトムシを買ってもいいというお墨付きがもらえたのが余程嬉しかったのでしょう。私が「よかったね~」と言うと、コクっと頷いてあっという間に走り去っていきました。また次の人に報告するのでしょう。
令和2年6月12日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その37)
日華議員懇談会を通じて台湾から900枚の救援マスクが届けられことに対し、本校中学部生徒たちがお礼状を書いてくれました。
一人ひとりのお礼状の中には、感謝の気持ちや今の生活の様子、そしてこれから頑張っていく決意などが綴ってありました。素直に感謝の意が表れていますので、きっと台湾の方々にも伝わることと思います。
中学部職員のネットワークを通じて、他校の先生に中国語に訳していただいた原稿も添えることができました。中学部の先生達に私から感謝です。
令和2年6月11日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その36)
“くまもと「花っていいよね!」緊急キャンペーン”として、県からの委託により『熊本県花き協会』からフラワーアレンジメント2点が本校に届けられました。できるだけ子供たちの目に触れる場所に設置してほしいとの趣旨から、子供たちが毎日必ず通る幼小学部棟1階と中高等部棟1階の階段付近に設置しています。
せっかくの綺麗な花を長く愛でられるよう、花の持ち具合を見て中学部の吉本先生がアレンジを加えてくださるそうです。どうぞお楽しみに!
令和2年6月10日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その35)
昨日(6/8)から部活動も本格再開となりました。先週までは、放課後にグラウンドや体育館を使っての体慣らし程度の軽運動でしたので、部活動生にとっては待ちに待った時がやってきました。
待望の部活動初日は気温30度を超える真夏日となりましたが、風が吹いてくれたのは救いでした。陸上部員、バドミントン部員ともに汗だくになりながら、黙々と基礎練習に励む光景に今年は尚更胸が熱くなりました。
令和2年6月9日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その34)
先週末、1学期終業式と2学期終業式の期日についてお知らせ文をお届けしたところです。詳細については後日連絡いたしますが、保護者の方の関心事の一つに給食のことがあると思います。ご安心ください。7月の1学期延長期間と8月の2学期前倒し期間も、給食・舎食ともに提供可能です。
お弁当を作る時間が無くなりますので、その分お子様とじっくりしっかり関わっていただければ幸いです。特に、送迎される保護者の皆様、どうぞ時間と心に余裕をもっての登校をお願いいたします。
令和2年6月8日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その33)
昨日、「透明マスク」に関する記事が熊日新聞に掲載されました。今回は写真部の記者さんの取材ということもあって(かどうかは分かりませんが)、大きめの写真が掲載されました。生徒の生き生きした表情が捉えられており、嬉しく思ったところです。
コロナ禍の中、透明マスクが注目を集めていますが、お出でいただいた記者の方は本校の理容科にも興味を持たれたようです。マスクのことだけではなく、本校のこと、子供たちのこと、聴覚障がいのこと等を広く知ってもらえるよう、今度はこちらから逆取材依頼をかけていきたいと思っています。
以前「今、熊聾では(その27)」で書いた理解啓発につなげるためにも!
令和2年6月5日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その32)
6月2日(火)放課後、中学部の生徒職員で十数種類の花苗を植えました。
今回の花苗は、ひのくに高等支援学校と松橋支援学校の生徒さん方の手によって丹精込めて育てられたプロ顔負けの立派な花苗です。
植えられた場所は来賓駐車場横と正門横の両側の花壇です。お陰で、癒しと和みの場へと一気に様変わりしました。
令和2年6月4日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
今、熊聾では・・・(その31)
つい先日、「盲学校」と間違えて本校を訪ねてこられた方がいらっしゃいました。隣同士の学校でもあり、電話口で「盲(もう)」と「聾(ろう)」を聞き違えることも考えられますし、しばしば起こることです。
通称では、「盲学校」「聾学校」と言ったりもしますが、正式名称は「盲学校」「熊本聾学校」であり、本校名には「熊本」が付きます。このことは、両校の歴史を遡ってみると合点がいきます。私立熊本盲唖技芸学校として一つの学校として設立された両校ですが、盲聾が分離した後、「県立盲学校」と「県立聾学校」に名称を変更します。本校はその後、天草分教場(後の天草聾学校)が独立したことから、現在の校名に改称されました。
ちなみに、天草聾学校は平成6年3月に閉校となり、現在、聾学校(聴覚特別支援学校)として本校のみが存続しているのです。熊本県内に聾学校が2校存在していたことが分かる「熊本聾学校」の歴史の一端です。
令和2年6月3日
熊本聾学校 校長 五瀬 浩
管理責任者 校長 市原留美子