学校からのおしらせ

2020年10月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その108)

 10月10日は「目の愛護デー」です。ということで、今回は「目」についての話題です。
 本校の子供たちは聴覚に障がいがありますので、聴者にもまして「目」は大切な感覚器官です。
 人間の目は左右合わせて100~110度を見ることができると言われています。その中で明確に見える領域の視野を「中心視野」といい、中心視野以外の領域視野を「周辺視野」といいます。大雑把に言えば、中心視野が事象の詳細を把握するための領域であり、周辺視野は全体像を捉えるための領域です。
 現在、諸研究により、明らかになっていることとして、聴覚障がい者の周辺視野は聴者より優れていることが分かってきています。私が思うに、限られた時間内に出来るだけ多くの視覚情報を取り入れようとすることの表れであり、聴覚で補えないところを視覚で代替しようとする機能の表れなのでしょうね。
 私たち聾学校の教師は、聴覚的なノイズには敏感ですが、視覚的なノイズについてはもっと関心を持ち、環境を整備する必要があると思っています。授業中は勿論、教育活動全般において、子供たちの視覚を有効に働かせることができるような配慮であったり、目(視覚)を疲れさせないための工夫であったりと、具体的な事例に学びながら今後更に研修を重ねていく必要があると感じています。
 皆さん、今一度私たちの関わり方や支援の様子を振り返ってみましょう。

令和2年10月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩