学校からのおしらせ

2020年10月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その123)

 毎年、九州地区の聾学校・聴覚特別支援学校が各県持ち回りで開催している九州地区聾学校体育文化連盟大会ですが、今年度予定されていた長崎大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりました。そこで、中高生が楽しみにしている交流や学校紹介等については各校作成の映像視聴による方法が予定されています。
 さて、令和3年度は8年ぶりの熊本開催となります。次年度も新型コロナウイルス感染症の影響が心配されますが、現時点では実施の方向で計画を進めています。前回(平成25年度)の熊本大会は水前寺陸上競技場を借りての開催でしたが、当競技場の老朽化による改修工事が入る関係で、新候補地として益城町総合運動公園の借用を依頼していたところ、このたび益城町からの使用許可が出て、会場が決定しました。体育館、陸上競技場ともに、熊本地震後に新しくなったとても綺麗で素晴らしい施設です。
 九州地区聾学校の皆さんが、一堂に会することができるよう心から願っています。
 人気アニメ「ワンピース」のキャラクター『サンジ』も会場で待っていますよ。

 
令和2年10月30日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その122)

 来週11月5日は「津波防災の日」です。この日は熊本県下で実施される「熊本シェイクアウト訓練」の一環として、本校では今年度第2回目となるシェイクアウト訓練を行います。
 この訓練では、①地震等に対して自ら身を守り、防災に対する危機意識を高めること、②定期的な訓練をすることで、突発的な事態に対応する力を身につけることを目標としています。なお、シェイクアウト訓練の内容は地震発生直後の危機回避行動を身につけるためのもので、運動場への避難は内容に含めていません。
 4年前の熊本地震は前震・本震のいずれも夜中に起きました。学校にいる間であれば友達や先生達と一緒なので同じ行動がとりやすいと思いますが、家に居る時は異なる状況だらけです。学校外や家に居る時に地震等の災害が起きた時の対応の仕方についても、家族で話し合ってみましょう。 


令和2年10月29日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その121)

 10月中に職員自主研修が数回にわたって行われました。
 内容は、Jcoss(日本語理解テスト)、絵画語彙発達検査、聴力測定、補聴器の基礎、日本語文法指導、UDトーク・IPトークの使い方等に関するもので、選択制による講座形式で開かれました。どの講座においても講師になった先生方が周到に準備をされていて、希望者だけに公開するのがもったいない程のいい内容でした。
 同時に2会場で行った講座もあるので、体が2つあれば…と思った先生方がきっといらっしゃることでしょう。
 このような研修会を自主的に計画・実施してくれる先生方が多くいることをとても頼もしく誇りに思います。
 是非、今後の研修の持ち方についても工夫していきましょう。

 
令和2年10月28日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その120)

 本年度の幼稚部、小学部それぞれの運動会が無事に終わりました。運動会の様子の紹介についてはそれぞれの学部からの便りに委ね、私からは別目線で感じたことを以下お伝えします。
幼稚部の運動会は天気の心配をせずに本番を迎えることができましたが、小学部運動会当日は前日からの雨が明け方まで降っていたこともあり、運動場での開催は無理かも…と思うくらい、トラックには水たまりがあちこちに広がっていました。
 幼稚部小学部どちらの運動会でも、全学部・寄宿舎・事務室の職員、高等部の生徒たち、はばたき校の先生や生徒さん達による早朝からのグラウンド整備やテント張り等のお手伝いのお陰で、最高のグラウンドコンディションで運動会を開くことができました。
『和』をモットーにして、お互いに支え合う雰囲気が見事に形となって表れた光景を見ながら、心地よい余韻に浸ることができました。
皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。

 
令和2年10月27日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その119)

 本校乳幼児教育相談室「うさぎルーム」では随時教育相談を受け付けています。しかし、本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、教育相談活動がなかなか思うように進められない状況が続いているのが悩ましいところです。
 ここ数年、教育相談のニーズが高くなっており、年間延べ1,000件ほどの依頼に対応する必要があります。そのため、新型コロナウイルス感染症対策を施しながら、個別や集団での相談活動を行っています。
 本年度は地域の保健センター等をお借りしてのサテライト教室設置が難しい状況ですので、来校していただくか電話等での相談になりますが、どうぞお気軽にご相談ください。
 さて、乳幼児教育相談室に、備品として「バランサー」(遊具)を購入しました。どんどん活用して思いっきり遊んでください。
 
追伸
幼稚部の皆さん…、大型遊具の設置はしばらく待ってくださいね。

 
令和2年10月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その118)

 熊聾では授業や各種研修会時にプロジェクター(投影機)を用いることがしばしばあります。聴覚に障がいのある児童生徒等に効率的・効果的に視覚情報を提供するうえで大変有効な機材であることは本校職員誰もが実感しているところです。
 しかし、使い方次第ではマイナス面が出てくることもよくあることです。本校経験が浅い方のためにあえて伝えておきたいことですが、スクリーンを鮮明に映し出すために室内の電灯を消せばとても画面が見やすくなることは間違いありません。一方で、本校では手話を用いるのが通常となっていますので、部屋を暗くすると子供たちからは手話が読み取りづらくなります。
 最近の機器は光源が強く、デイライト状態でもくっきり映せるようになってきていますので、部屋を暗くせずともくっきりと映し出せますし、或いはスライドの文字色や背景色などの色の工夫をすることで解決する場合も多々あります。
 本校の先生方、今一度、授業等の場面を振り返ってみましょうか。


令和2年10月23日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その117)

 10月20日(火)、本校高等部生徒が現場実習でお世話になっている熊本市学校給食共同調理場に行ってきました。
 調理場内外で、衛生面・安全面における細やかな配慮を見てとることができましたが、特に本校においても参考になる掲示物が目に留まりました。それは、調理場内の入り口に張り出されていた「手洗いに始まり、手洗いに終わる」と書かれた標語です。コロナ禍だから掲示されているということではなく、一つの作業が終わるたびに手洗いをすることがルーティンになっているとのことでした。
 本校でもコロナ禍である無しに関わらず、手洗い等衛生管理についての意識を高く持ち続けていきましょう。 


令和2年10月22日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その116)

 10月19日(月)午後、お隣の熊本はばたき高等支援学校からパンの販売に来られました。
 はばたき校にとっては、学校外でのパンの販売は初めてのことで、どの程度売れるのかは実際にやってみないと分からないところがあったようです。そのようなこともあり、今回は本校職員のみを対象に会議室で販売会が実施されました。授業があっている中での販売会でしたので、限られた職員が買い求めに行きましたが、沢山あった約10種類のパンは20分ほどで完売しました。
 今後は、パンの種類も充実し、製造量も増え、できれば月1回程度の販売会を目指したいということです。
 熊聾にも立派な野菜ができていますので、こちらからも行商に出向いてみてはどうでしょうか?!


令和2年10月21日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その115)  

  平成28年の熊本地震において、障がいのある児童等のいるご家庭が指定避難所に行くことができたかった等の事例を踏まえ、平成31年1月に熊本市と本校を含む熊本市内の県立特別支援学校4校及び熊大附属特別支援学校の間で「福祉子ども避難所」設置に関する協定を締結しました。

 協定書の締結には至りましたが、本校近隣の市民の皆さんにそのことを周知することが次の課題として残っていました。そこで、周知のための一つの方法として、この度、リーフレットを作成し近隣自治会を通じて配付することとしました。今後、熊本市と相談・協力しながら随時周知広報に取り組んでいきたいと考えています。 

 

令和2年10月20日      

熊本聾学校 校長  五瀬  浩

 

今、熊聾では・・・(その114)

 10月14日(水)、小学部で一人一授業公開がありました。たんぽぽ学級での道徳と小3の理科の授業が同時に展開されましたので、2つの教室を行き来しながら様子を見せていただきました。子供たちは大勢の参観があってもすっかり慣れているようで、どの子も授業に集中していました。
 今年度の本校の一人一授業公開の大きな変更点は、全学部で最低一回は「道徳」の授業を行うことです。この日、たんぽぽ学級では先生同士の寸劇や子供たちのロールプレイングを取り入れながら、相手の立場に立って考えるよう子供たちにとって身近な状況を設定し、「やさしいきもち」「おもいやり」を学ぶ授業が展開されました。
 子供たちが今持っている優しい気持ちが、さらに実際の言動につながっていき、愛される存在に成長していくことを願ってやみません。

 令和2年10月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩