学校からのおしらせ

2020年7月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その61)

 14日から学校にお持ち込みいただいている支援物資ですが、当日の朝から保護者・職員の皆様に多くの物資を搬入していただきました。お陰さまでその日のうちに支援の第一弾として、大きな被害を受けられた御家庭(お父様、お母様)に直接お渡しすることができました。
 熊本地震の時のことを思い起こすと、時間が経つにつれ被災地で必要とされる物品は変わっていきました。今回の災害でも同じようなことが考えられます。被災地の状況を見ながら、今後も出来得る支援を継続していきたいと思っています。

 
令和2年7月16日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その60)

 今月10日、本校産業医の先生にお出でいただき、衛生委員会を開きました。衛生委員会とは、教職員の意見を学校の行う衛生活動に反映させる制度のことで、毎月1回以上開催し、教職員の健康維持・増進、病気の予防などのテーマについて話し合ったり、勤務時間や職場環境などに学校独自の問題がないかを調査・審議したりして、職場環境を改善するための機関です。

 今回は、産業医の先生に新しい寄宿舎も含めて職場巡視をしていただき、特に環境面及び新型コロナウイルス感染症対策について協議し、貴重なアドバイスをいただきました。

 巡視の途中、透明マスク贈呈式を行っていましたので、透明マスクの取組についても説明をしましたところ、透明マスクで飛沫を十分防げるとのお話や教室内換気の方法についても助言をいただきました。

 今回の御助言を今後の本校環境整備に活かしていきたいと思います。


令和2年7月15日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その59)

 7月8日、梅雨真っ只中に晴れ間が顔をのぞかせました。
 幼稚部ではここぞとばかりに、南庭にブールの花が咲き揃いました。
 今年度は新しい試みとして、クラス毎にビニールプールを備えたのですが、深さのあるプールでは水を怖がっている子もビニールプールでは伸び伸びとはしゃぐなど、子供たちには大好評のようです。
 ある子が「校長先生、プールを買ってくれてありがとう!」と言ったので、「校長先生が買ったんじゃないんだよ‥。」と返すと、隣にいた子がすかさず「事務室の先生が買ってくれたんだよ。」と会話が広がっていきます。もっと会話を広げようと思った途端、「じゃあね~」と子供たちはプールにまっしぐら!本当に子供らしく可愛らしい子たちです。
 この日は、幼稚部では一人だけ、大雨の影響によって未だ学校に来られない子がいました。「学校に出てきたら、思う存分水遊びを楽しもうね!」
 

令和2年7月14日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その58)

 NHKテレビの「クマロク」で先週取り上げられましたが、熊本工業高校の電波部ロボット班の生徒さん達が制作した透明マスクの贈呈式を昨日本校会議室で行いました。
 熊工と熊聾による透明マスクの共同開発は、「市販品の透明マスクに改良を加えたものを3Dプリンターで制作していただけないだろうか」と、本校から依頼したことがきっかけでした。
また、熊工電波部ロボット班としては今年度の全国高等学校ロボット競技大会が中止となり、新型コロナウイルス対策として何か出来ることがないか検討されていたことも相まって、両校でのコラボレーション企画が始まりました。
 改良途中ではありますが、市販品と比べて改良型透明マスクには次のような特徴(メリット)があります。
①   透明部分(マスク)の大きさを好みの大きさに調整できること
②   安価で作れること(本品は1枚当たり30円程度)
③   軽量であること
④   顎にかける部分を必要とせず、肌への接地面を極力小さくしており、ベタつきを軽減でき、夏場に蒸れないこと
⑤   マスク(透明部分)の取替品を簡単に自作出来ること
 
※マスクの土台となる部分を透明素材にすれば、見た目の違和感が更に無くなると思われます。(透明の材料が現在は品薄で手に入らない状況ということです…)

 

令和2年7月10日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

 

今、熊聾では・・・(その57)

 今月4日未明からの県南地域の豪雨災害に続き、6日から7日にかけては長崎県、佐賀県、福岡県と熊本県北地域にも線状降水帯がかかり、大きな被害をもたらしました。本当に恨めしい雨です。
 今週日曜日(5日)は人吉~八代間の高速道路が通行できたので、寄宿舎生の多くは帰舎することができ、学校生活も通常通りに過ごすことができています。しかし、一部の御家庭では、一時車中泊をされたり、自宅待機をされていたり、交通事情により学校に通えていないところもあります。先ずは、安全第一でお過ごしできますことをお祈りしています。
 さて、昨日の学校安心メール等でお知らせしました通り、明日金曜日は全学部ともに給食後下校といたします。御理解と御協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
なお、天候悪化や高速道路等の交通状況の変化によっては、寄宿舎生が自宅に帰省できないことも十分考えられます。その際には寄宿舎を開舎して対応出来るよう、既に準備を整えています。御相談やお尋ね等がありましたら、寄宿舎の方にお問い合わせください。
 また、このたびの豪雨被害に対しまして、連日、全国各地の聾学校長様からお見舞いの便りをいただいております。本書面にてあらためて深く御礼申し上げますとともに、他都道府県におきましても被害が拡大しないことを心からお祈りいたします。
 

令和2年7月9日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩