学校からのおしらせ

2021年11月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その344)

 11月26日(金)10:00本校会議室においてオンラインにて熊本聾学校「PTA研修Ⅱ」を開催しました。講師は札幌聾学校の保護者、並木英子様です。並木様は3人の男子ろう児(19歳、14歳、9歳)の母親です。

 

 以下は、講演の中でお話された内容の一部です。

 「子供に聴覚に障がいがあることが分かったときには、とてもショックでした。これからの子育てに悩む中、札幌聾学校、龍の子学園、明晴学園、ろうの保護者等との多くの出会いや経験を通して、「子供を手話で育てたい」「子供たちと手話で自然なコミュニケーションをとりたい」と思い、日本手話を第一言語として学ばせ、育てることを選択しました。日本手話を第一言語として生き生きとコミュニケーションをする子供たち、自分の思いや考えを手話で表現できる子供たちの成長していることがよく分かりました。」

 

 また、札幌聾学校での授業の様子やNPO法人バイリンガルろう教育を推進する会の活動の紹介もあり、実りある研修となりました。

 最後に、私の子育てにおいて大切にしていきたいこととして

 ・ろう者とろう社会との関わり

 ・聾学校とのチームワーク

 ・子供の力を信じる気持ち

 ・子供と一緒に自分の人生を楽しむこと

を述べられ、「子供に聴覚障がいがあったので、多くの人と出会い、多くの経験を積むことができ、自分自身の成長につながっている」ことを語られました。 

 

令和3年11月30日        
熊本聾学校 副校長 西山拓洋  

今、熊聾では・・・(その343)

 少し遡りますが、先週の創立110周年記念式典を迎えるにあたり、各学部で清掃・整美を頑張ってくれました。

 写真は、小学部のクリーンタイムの様子と、鏡わかあゆ高等支援学校から購入した花苗を植えている小学部・中学部の子供たちの様子です。

 鏡わかあゆ高等支援学校の生徒さん達が丹精込めて育てられた花が、本校を彩っています。ありがとうございます。


 令和3年11月29日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その342)

 11月20日(土)、本校創立110周年記念式典を挙行いたしました。

 御来賓として同窓会長、歴代校長5人、PTA会長をお迎えし、1時間にわたり体育館にて執り行いました。

 保護者や卒業生の方々など、関係の皆様には、式典の様子を少しでも見ていただけるよう、準備しました。

以下のURL https://youtu.be/XNUb84GwMUY から閲覧可能です。期間は、本日から12月13日(月)までとします。本校ホームページトップ画面からも、見ることができます。

 
令和3年11月26日       

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その341)

 11月24日、熊本県果実連様から幼稚部の子供たちに県産「みかん」のプレゼントがありました。

 昨年に引き続き、今年も幼稚部の先生たちが申し込んでくださったことが実を結びました。

 今年は8月が長雨だったものの、9月・10月と天気が持ち直したこともあり、甘いみかんが収穫できているそうです。つい2週間前に幼稚部で「みかん狩り」に行ったタイミングなので、子供たちの果物に関する興味をさらに引き出せそうです。

 県果実連の皆様、ありがとうございました。

 

令和3年11月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その340)

 11月18日(木)、中学部で花卉事業協同組合から9人の講師をお迎えして、生花を使ったフラワーアレンジメント教室を開きました。

 生徒たちはそれぞれ同じ材料(縄文杉、コチア、バラ、ガーベラ、カスミ草、松ぼっくり等)を使ってアレンジしていましたが、どれひとつとっても同じような作品にはならず、個性のある作品に仕上がっていました。また、花を生けるときは、皆とても優しい表情で無心になって臨んでいました。

 出来上がった作品は、110周年記念式典の会場で、御来賓の方々のテーブルに飾られます。そして、終了後には各自自分の作品を家庭に持ち帰り、勤労感謝の気持ちを伝えて御家族の誰かに渡る予定です。

 
令和3年11月24日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その339)

 以前お知らせしていましたが、本日NHKEテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」で、下記の内容が放映されます。

1 番組  Eテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」

       午後8時45分~午後9時

2 テーマ 「聞こえない子どものこころのケア」

3 内容(以下、NHKホームページから一部引用)  

 これまで見過ごされてきた聞こえない子どものこころのケア、当事者や手話のできるカウンセラーなど、関係者の声から子供たちにとってどんな支援が必要か考える。

 「聞こえない自分に自信が持てない」「悩んでも手話で相談できる場所がない」 ろう・難聴の子どもたちの心の問題はこれまで見過ごされて来ました。悩みは深く、深刻な状況に追い込まれる子どももいます。聞こえない子どもたちの心を支えるには何が必要か。当時者の声や、日本でも数少ない手話のできるカウンセラーへのインタビュー、そして新しく始まった幼少期の子どもたちへの支援の様子から考えます。

 

「平成28年熊本地震」における本校スクールカウンセラーによる子供たちへの支援について、本校中学部山本先生が取材を受けられましたので、その内容も一部紹介があると思います。是非ご覧いただきたいと思います。

 
令和3年11月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その338)

 小学部では12月10日(金)に実施する「持久走大会」に向けて、体育の授業の他、職員朝会のない火・水・木曜の朝自習の時間帯に5分間走を始めました。

 子供たちへの当日の応援、どうぞよろしくお願いします。

 
令和3年11月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その337)

 11月20日(土)午前中は本校創立110周年記念式典を挙行しますが、その日の午後、幼稚部では乳幼児教育相談「うさぎルーム」学習会を開催します。

 学習会の時間は、午後1時から午後3時30分までで、前半に「きこえに関する学習会」を、後半に「手話学習会」を設定しています。

 きこえに関する学習では、「耳の仕組みときこえについて」「難聴疑似体験」をテーマにして、本校職員が説明します。手話学習会では、本校職員の他、日頃お世話になっている乗富秀人氏を講師としてお迎えし、「乳幼児期の子育てのための手話」について学ぶ機会となります。

 聴覚に障がいのある乳幼児と保護者の方だけでなく、関係する保健師、保育園・幼稚園の先生方もどうぞお申し込みのうえご参加ください。

 お問い合わせは幼稚部(雑賀、北岡)までお願いします。まだまだ、間に合います。

   Tel. 096(368)2135

   Fax. 096(368)2137

   e-mail. Kumamotorou-s@pref.kumamoto.lg.jp

 

令和3年11月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その336)

 本年度の全国聾学校作文コンクールで、本校中学部3年生の田上君の作文が銅賞を受賞しました。

 保育園での職場体験と昨年7月の豪雨災害復興ボランティア体験を綴った作文を添付しますので、是非ご一読ください。

 実体験から様々なことを学び、吸収し、成長している田上君の様子がお分かりいただけるかと思います。

 

令和3年11月17日     

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  


今、熊聾では・・・(その335)

 11月11日(木)、小学部1,2年生が国語科と生活科の学習と関連付けての見学旅行として、公共交通機関(市電、バス)と徒歩で、県立図書館、水前寺児童公園、熊本県庁を回りました。(私は最後の見学地の県庁だけ、時間を見計らって合流しました。)時折、冷たい雨が降る中での移動だったでしょうが、子供たちのはつらつとした様子にとても嬉しく思ったところです。

 暦の上では立冬を過ぎましたが、今年は冷え込むのが遅くなっているからでしょうか、県庁のイチョウは緑の葉っぱもまだ残っていました。それにしてもイチョウ並木のプロムナードは、子供たちが「きれ~い!」と声を上げるほどで、黄色い絨毯とずらりと並んだイチョウは壮観でした。

 また、子供たちはイチョウ並木と変わらないくらい、ワンピースのルフィ像に会えたことも嬉しそうでした。

 
令和3年11月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩