学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その171)

 日本における学校給食は明治22年に始まって以来、全国各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって一時中断されました。しかし、戦後の食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に学校給食の再開を求める声が高まり、昭和22年から学校給食は再開されました。

 戦後の状況と現在を比べると、食生活を取り巻く環境は大きく変わりました。飽食の時代とも言われ、肥満傾向や食の偏りなど健康について懸念される点が多くみられるようになった今日、学校給食が果たす役割は大きくなっています。

 ちなみに、今週は「熊本の郷土料理や食材を知ろう!」をテーマにした給食週間で、熊本の豊かな海の幸、山の幸を活かした献立のオンパレードです。

 写真は20日(水)の献立で、宇城地域の郷土料理「びりん飯」です。仏事の際に出される精進料理で、絞り豆腐を炒めるときの音が「びりん、びりん・・・」と聞こえることから、名前が付けられたとか…。

 給食週間のこの時期に、御家庭でも食についてのお話をされてみてはいかがでしょうか。

 
令和3年1月22日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その170)

 本校美術部生徒が部活動の一環で、学校近くの「なかお画廊」に鑑賞に出向いた際、熱心に作品を鑑賞している本校生徒の姿に画廊の方が共感され、本校の子供たちの作品を展示してくださるとのお話をいただきました。

 幼稚部から高等部までの幅広い年齢の本校幼児児童生徒たちの個性あふれる作品約30点を以下のとおり展示していただくことになりました。機会があれば是非足をお運びください。


 場所:「なかお画廊」 熊本市東区佐土原1-13-2

 Tel. 096(368)9562

 Fax. 096(365)9025

 期間: 令和3年1月26日(火)~1月31日(日)

 時間: 正午~午後6時 (水曜日休廊)


令和3年1月21日      

熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その169)

【中学部の交流②】

 昨日、五木中学校との交流活動のことをお伝えしましたが、本校中学部は広島南特別支援学校とも3年前から交流を続けています。

 互いの修学旅行の際に時間を見い出しての交流を行ってきていますが、来年度(令和3年度)は、本校中学部が修学旅行実施の年です。広島に向かい、平和学習と併せて互いの生徒同士の交流ができることを楽しみの一つにしています。

 さて、広島南特別支援学校中学部の生徒さんからも心のこもった手紙と一人一人のメッセージカードーが届いており、五木中学校のポスターと併せて中高棟の廊下に掲示しています。

 
令和3年1月20日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

 

今、熊聾では・・・(その168)

【中学部の交流①】

 本校中学部は、五木中学校と長年にわたって交流活動を続けています。毎年交互にそれぞれの学校を行き来しながら交流活動を行うのですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、五木中の生徒さん達が本校を訪れる事は叶いませんでした。しかし、昨年末に五木中の馬場校長先生がビデオレターと学校(生徒)紹介ポスターを本校まで届けてくださいました。

 五木中からいただいたDVDには手話とダンスを組み合わせた運動会での手話演舞などが収められていました。ビデオ編集はもちろんですが、手話の学びにも相当時間がかかったのではないかと想像します。本当にありがたく拝見させていただきました。

 さて、今年の夏はコロナの影響が収まっていけば、本校から五木にお邪魔させていただく順番です。是非、清流での生徒同士の交流活動(水遊び)が実現することを願っています。

 
令和3年1月19日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その167)

 新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

 3学期には何とか実施できるであろう、実施したいと思っていた「九州地区聾学校理容技術交流会」や「日本ろう者サッカー協会主催のサッカー交流」ですが、ここ最近の県内外のコロナ感染の厳しい状況を考えると中止せざるを得なくなりました。いずれも、生徒たちがとても楽しみにしていた行事ですので、心苦しい限りです。

 中でも、日本ろう者サッカー協会からのお申し出は、このコロナ禍だからこそ生徒たちを元気づけたいという有難いお話でしたので、中止の判断をしなければならなかったことは本当に悔しくて残念です。今後、コロナによる状況が改善していった先には、再度サッカー交流の実現に向けて検討していきたいと考えています。

 
令和3年1月18日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その166)

 高等部学部朝会の最後に、週1回(毎週木曜日)ミニ手話講座を開いています。

 3学期は、1~2学期の内容を復習する方法で進めていきますが、昨日のテーマは「中」に関する表現でした。以下の表現は全部異なりますが、分かりますか?

 ①   学部

 ②   入浴

 ③   冬休み

 ④   回収

 ⑤   今日

 意味の違いを考えると、「なるほど!」と頷ける表現です。
 この紙面で答えを書くことは難しいので、皆さんそれぞれのやり方で解決を目指してください。(ここで放り投げてすみません。)


令和3年1月15日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その165)

 1月12日(火)、3学期始業式を行いました。

 中高生向けの始業式の中では、私からは「今年は辛丑(かのとうし)の年で、『辛いことが多い分、大きな希望が芽生える年』でもある。」という話をしました。新型コロナの影響を受け、これまでに幾つもの行事が中止になったり、変更を余儀なくされたりと、辛く大変だったことがありましたが、まだまだ気が抜けない状態です。

 今まで以上に緊張感を持ちながら、学校生活を送っていかねばなりませんが、子供たちそれぞれが持ち味(長所)を伸ばしながら、希望を抱き、目標を見失わずに歩んでいけるよう、熊聾教職員一同、しっかり支援していきます。

 少し強引ですが、「辛」という一文字は、一つ手を加えることで「幸」になります。皆のちょっとした知恵と工夫で、今年一年が幸多き年になることを願っています。


令和3年1月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その164)

 旧寄宿舎の解体と運動場の拡張整備に伴って、本校のプールは3方向から丸見え状態になっていました。そこで、昨年末に新しい目隠しフェンスを設置しました。

 子供たちには未だ知らせていませんので、フェンスが新しくなったことに気づいていない子は多いと思います。

 プールサイドのレベルより1m80cm高いフェンスですので、外から見られることはまず無いと思います。安心して授業に臨むことができるようになりましたが、子供たちがそのことを実感するのはもうちょっと先になりますね。

 
令和3年1月13日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その163)

 1月8日は臨時休校となったため、校内には静かな雰囲気が漂っていました。

そんな中でも、教材研究に余念がない先生を発見しました。

 明日13日の幼稚部「新年子ども会」に向けて、独楽(こま)まわしの練習に励んでいる幼稚部の2人の先生方です。努力の甲斐あって、なんとか独楽がまわるようになりました。子どもたちを前にして良いところを見せられるよう、本番での成功を祈ります!

 「新年子ども会」では、独楽まわしの他、竹馬や福笑いなど、お正月ならではの遊びを子どもたちが楽しんでくれるはずです。


令和3年1月12日          
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その162)

 あけましておめでとうございます。

 今日から3学期のスタートです。しかし、本日臨時休校のため、実質的な走り出しは来週からとなります。子供たちの笑顔溢れる熊聾、やる気みなぎる熊聾になるよう、職員一同心を一つにして前を向き、子供たちの成長を願いながら確かな歩みを進めていきたいと思います。

 さて、昨年末に幼稚部3歳児(赤組)の保護者の方々から寄稿いただきました。それらの原稿には聾学校入学までの葛藤や悩みなどが綴ってある他、「分かる喜び」「通じ合うことの大切さ」「毎日の積み重ね」「心の育ち」など、子供たちの成長を感じていらっしゃる様子が書き留めてあります。本校ホームページ幼稚部「保護者の声」の欄に載せてありますので、是非多くの方に読んでいただきたいと思います。

 
令和3年1月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩