学校からのおしらせ

熊聾時々新聞

今、熊聾では・・・(その404)

 

 本日は小学部卒業証書授与式、幼稚部修了式(5歳児)を開催します。コロナ対策として学部を分け、開始時刻をずらして行うことにしています。高等部、中学部の卒業式から始まり、3週間にわたって4回の卒業式を実施することになり、今日をもって本年度の全学部の卒業式が終了します。

 私が平成12年に熊聾に赴任した当時は、学部毎に卒業式があっており、特に高等部の卒業式の時には他学部は指定休業日にして、全職員で高等部卒業生を盛大に見送っていた記憶があります。また、幼稚部の修了式は幼稚部ホールで行なっており、子供たちの1年間~3年間の成長の凄さを感じることのできる場でした。

 時は流れて、御来賓への配慮であったり、負担軽減であったり、コロナ対策であったりと、実施方法がめまぐるしく変わりましたが、子供たちに一番あった方法は、やはり学部別に行う方法です。今後、どのような形で卒業式を行うかは、職員間でも検討していくことになると思いますが、私にとって最後の卒業式を学部別に行うことが出来たのはとても有り難いことです。

 教師を続けていると何回も卒業式は経験しますが、子供たちや保護者の皆様にとっては一生に一度の大切な節目となる儀式です。思い出に残る卒業式になるよう、職員一同心を込めて式に臨みます。

 
令和4年3月17日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その403)

 本校の学校評議員として以前お世話になっていた佐々木順二先生(現文教大学教授)が御来校されました。

 佐々木先生から群馬県では知らない人はいないほど有名な「上毛かるた」をお土産にいただきました。群馬県内の子供たち(小学生)は皆、暗記するほど練習に励むらしいです。

 本校図書室に所蔵していただきますので、ご利用ください。

 暗記で思い出したのですが、過去に本校幼稚部5歳児さんで、小倉百人一首を丸暗記していた子供がいました…。子供の頭は実に柔らかいです。大人が「出来ないだろう」と決めつけることは本当に怖いことです。戒めなければ…。

 
令和4年3月16日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その402)

 今年の熊本県公立高校入試「後期選抜」の社会の問題の中に、熊本県知事による記者会見のようす(写真:熊本県知事と手話通訳が映っている画面)から問う問題がありました。熊本県では、共生社会の実現に向け、社会的な障壁を取り除くための様々な取組や対応を行っているのですが、写真からどのような対応をしているのかを問いかける良問(私が言うのも変ですが…)でした。

 公立高校の入試問題に取り上げられるほど、世の中が変わってきていること、そして、手話通訳に対する社会的認知が更に進んでいくことに期待が高まり、とても嬉しく思った次第です。

 
令和4年3月15日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その401)

 3月7日(月)、本校生徒が受験した大学の一般入試合格発表があり、高等部卒業生の合格の知らせが舞い込みました。合格した本人もにこやかな表情で報告に来てくれ、希望に胸膨らませている様子でした。これで、本年度の高等部卒業生10人全員の進学と就職が決定・内定し、卒業式が終わっても私の気掛かりなこととして残っていたモヤモヤが吹き飛びました。

 午後には、他の卒業生もチラホラと校内で見かけました。卒業したのに、熊聾がもう恋しくなったのでしょうか‥。

 
令和4年3月14日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

今、熊聾では・・・(その400)

  今日3月11日は、東日本大震災発生から11年となる日です。

 本校では、半旗掲揚を行い、震災の発生時刻(午後2時46分)に黙とうを捧げるよう、職員及び子供たちに伝えています。

 保護者の皆様、本校関係の皆様におかれましても、弔意表明について御配慮いただきますようよろしくお願いします。

 熊本県民である私たちは、併せて「熊本地震」の記憶と教訓についても、後世に語り継いでいくことが大切な使命だと思います。

 

令和4年3月11日      
熊本聾学校 校長 五瀬 浩