熊農日記

「熊農就農ゼミ(第3回)」を実施しました!

「熊農就農ゼミ(第3回)」を実施しました!

 農業の中核を担う立場として、地域に根ざした農業経営や農業に関する活動を展開できるよう、各分野の専門家を招いた講座である「熊農就農ゼミ」を11月28日(金)に行いました。通常であれば専門家をお招きして本校で講演という形式なのですが、今回は校外に出てゼミを実施しました。

最初に訪れたのは大分県竹田市にある一粒万倍(ミニトマト農園)の猪野精一郎様のところへ行き、農業経営についてお話を聞きました。猪野様はJA出荷だけではなく、ネット通販は契約栽培など、様々な取り組みをされており、今回はその収支等も見せていただきました。経営する難しさもですが、農業へのやりがい等も学ぶことができました。

午後からは種苗会社であるタキイ種苗株式会社熊本研究農場へ行き、熊本県で多く栽培されているトマトやナス、葉菜類や根菜類等の品種を見せていただきました。消費者や栽培農家のニーズなどを品種改良で解決するために様々な技術を駆使していることを知りました。後半では露地栽培される野菜品種の「高温対策」対応品種を紹介していただきました。農業経営を安定させるためには安定した生育が必要不可欠です。これから農業をするにあたり、品種の重要性を学ぶことができました。

実際その土地やものを見ることで、今回は多くの学びがあったと思います。生徒たちはこの学びがきっと将来どこかで活かされるのではないかと思います。