徒然雑記帖

長距離走大会と心拍数

 

いつも本校のHPにお越しいただきありがとうございます。

 

今日の長距離走大会、全校生徒560人のうち欠席4人と怪我や体調不良等で見学をした22人を除く534人が寒風を衝く力走で初冬の球磨路を駆け抜けました。

途中で3人がリタイアしましたが、その他の生徒たちは全員が規定時間内(2時間)に走り抜くことができました。

 

力強い走りでみんなを先導した男子1位の鶴田舞杜君【3MA】(43分3秒:302.m/分)、女子1位の千代村春花さん【1A】(48分6秒:228.m/分)をはじめ、上位15人の皆さん方を表彰しました。そして、団体の部では2MBが優勝しました。誠におめでとうございます。

沿道周辺の皆様には、今年も大変御迷惑をおかけしましたが、終始温かいご声援をいただきありがとうございました。また、保護者の皆様には豚汁を振る舞っていただき大変ありがとうございました。

 

ところで、私は懸命に走る生徒たちを応援しながら、男子と女子が走る距離、女子11km、男子13kmをそのまま繋げた1113という数字にも思いを巡らしていました。(参考:距離を逆に並べた1311に関する昨年の記事はコチラ→13kmと11kmで思い出した積分の悲しい計算

 

1113、この数、どこかで耳にした数だな・・・と思って記憶の糸を手繰ったら・・・何と昨日、買い物をして支払ったお金でした。

1113円

ある意味、凄い偶然です。

 

1113は1113=3×7×53と素因数分解されるので、素数ではありませんが(約数は、1, 3, 7, 21, 53, 159, 371, 1113の8個)、今日12月13日の数字をそのまま並べた1213、こちらは素数です。

 

 偶然といえば、凄いことが今朝起こりました。3日前(12月10日)の記事で1248421という数がアクセスカウンター以外で実際に現れるとしたらどんな場面なのかと話題にしました。

何と、それに近い数字が今朝現れたのです!

私、毎朝、手首式血圧計で血圧を測っています。最高血圧●●●mmHg、最低血圧▲▲mmHg、脈拍数★★拍/分 をそのまま並べると、●●●▲▲★★という7桁の数になります。今現在、学校のHPの総アクセス数が7桁を刻んでいますので、血圧計が表示した7桁の数とHPの総アクセス数が極々小さな確率ですが同じになる可能性があります。そういう日がいつどんな状況で現れるのか、毎日楽しみに血圧を測って、表示された数字を眺めています。

 

今朝、右の写真のとおり、最高血圧124mmHg、最低血圧84mmHg、心拍数72拍/分 で、そのまま並べると1248472という数字になりました。3日前の記事で話題にした1248421と上5桁が見事に一致し、わずか51違い(百万台というオーダーを考慮に入れると非常に近い数)であり、朝から一瞬のけ反りました。でも脈拍が21だったら生きていないはずでは・・・と。

 

気になって心拍数が20前後の動物を検索したところ、ありました。象です。象で思い出すことがあります。生徒の皆さんは「哺乳類の心拍数と寿命は反比例し、一生の総心拍数は約20億拍で一定」という学説を聞いたことがありますか?有名ですから、耳にしたことがある人は多いかもしれません。

 

それによると、象(20拍/分)の寿命は、20億÷(20×60×24×365)を計算しておよそ70年、ちなみに人(70拍/分)は、20億÷(70×60×24×365)で、およそ54歳になります。(現在、人の平均寿命は男女とも80歳を越えていますが、医療と食生活の進歩によるものと考えられているようです)

とにかく、体が大きい(体重が重い)動物ほど1分間の心拍数が少なく長生きで、体が小さい(体重が軽い)動物ほど心拍数が多く寿命が短いという「心拍数と寿命の間の反比例の法則」そして、「哺乳類の心臓は総心拍数が20億回で打ち止め仕様」、どちらも味わい深い説です。

 

心拍数が少ないほど長生きできるというのなら、中・高校生の時にしっかり運動をして心肺機能を高めておき、平常時には70拍/分よりも低い、例えば60、50拍/分といった心拍数で動く強靱な心臓を作っておけば長生きできるということでしょうか?それとも、運動をやっていると、その分当然心拍数の増加を伴うので、やっただけ寿命が短くなるということでしょうか?

若い時に作った身体で残りの人生を生きていくというのは確かですが、こういうことが運動生理学などに無知の私にはよく分かりません。

 

ちなみに本日の長距離走大会でこんな計算をしてみました。もし、最大心拍数200拍/分で1時間半ずっと走っていたとすると、その間に心臓は1,8000回(200×90)打っていたことになります。これは生涯の総心拍数20億回に対してどのくらいの割合になるかというと、0.000009即ち9ppm*になります。この数字、一体どう捉えればいいのでしょう?

今日の長距離走大会、どのくらいまで心拍数が上がったか脈を取った人はいますか?身長や体重だけでなく、心拍数や血圧といった内臓機能についても、自分の身体のスペックとして時には気にしてみましょう。

【校長】

 

ppm(パーツ・パー・ミリオン)について

ppmは、「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意味。主に二酸化窒素などの大気汚染物質をはじめとする公害分野や、食品添加物などの濃度、岩石中の微量元素の組成、半導体中の不純物量を示す目的などでよく用いられるが、不良品発生率などの確率を表すこともある。