令和5(2023)年度
アルバム一覧へ

男子棟 点呼シリーズ2024⑤ 部屋の整理をしよう!

写真:1枚 更新:09/27 作成:09/27 学校サイト管理者
先日、男子棟の点呼で整理整頓についての話をしました。その中で、2つの良い例を示しました。

私の目には、この2つの部屋はともにすっきりとした印象を与えてくれます。部屋に入り、何か話がしたくなるような雰囲気を持っています。なぜ、そう感じるのか?自分なり分析してみました。
 Aはとても物が多い部屋です。普通は物が多いと雑多な印象を与えるものです。ところが、この部屋は壁面にきちんと収納されているので、そういうマイナスな印象を与えません。また、真ん中にあるラックは外から見える作りになっていますが、中のタオルや靴下などが整然とたたんであるので部屋の雰囲気を壊すこともありません。
 一方、Bは対照的に物が少ない部屋です。整理してあるというよりも、必要最小限の物しかないので、すっきり見えているのだと思います。「殺風景だ」と思う人もいるかもしれませんが、私はそうは思いません。旅慣れた人の荷物が少ないように、本当に必要な物だけを身の回りに置く行為は、ひとつの洗練だと思います。その洗練さが私をひきつけます。
 両者の共通点は何か。それは、物が置いてある場所とそうでない場所を明確に分けることで、広い空間を作り出していることだと思います。作り出された空間には、そこで楽しく会話をしたり、ゲームをしたりする生活をイメージすることができます。また、一人で筋トレをしたり、静かに物事を考えたりする時間を生み出します。ただの居住空間ではなく、部屋にプラスαの可能性を持たせていることが、両者の共通点であり魅力であると思います。
 寄宿舎の部屋はきれいに片付いているのに、自宅の部屋は・・という話をよく聞きます。部屋を整えることが楽しみや落ち着きを与えることを寄宿舎生活で実感し、家庭生活でも生かせるようになって欲しいと期待しています。