専門学科だより

2026年7月の記事一覧

【工芸科】工作機械のルーターを使ったプレートのえぐり加工です。

今日は1年生全員に行っているルーター作業の様子を紹介します。ルーターを使ってプレートのえぐり加工をしています。工作機械を使う上で一番に気にかけるのは、安全面です。ルーターで言えばビット(刃)が高速回転(毎分数千回転)して加工するので、ちょっとしたミスが大きな事故に繋がります。工作機械は危険を伴いますが、きまりを守って操作すれば非常に効率的に安全に加工ができます。安全面に配慮しながら、工芸科ローテーションでは1年生に3時間かけてじっくり経験させています。 

 1つ目のきまりは、スイッチの入切の発声確認。操作する側、集塵する側の2名に分かれて作業を行いますが、お互いに「スイッチ入れます。」「ハイッ」「スイッチ切ります」「ハイッ」と相手に聞こえる大きな声で、確認し合いながら作業を進めます。コミュニケーションは大切です。 

 2つ目のきまりは刃が止まるまで製品を動かさないこと。スイッチの入切の際、加工場所から目を離さないこと。

緊張も高まりますが、加工回数を重ねるごとに上達していきます。

加工の次は、ルーター加工のためのガイド設定を行います。

使うのはスコヤという計測するための工具です。目盛りを正確に読む意識と力が必要になります。ビット(刃)を1㎜ずつ出します。そしてガイドを4㎜前方へずらします。

 目盛りを読むときのポイントは、目盛りの真上からと真横から目盛りを読むこと。眼球の瞳を目盛りの高さに合わせて読み取ります。目盛りを読み取る姿勢は、ものづくりにおける正確さに繋がり、日常のきまりを守ることや、正確に物事を見ようとすることに活きてきます。一通り指導した後、動作を再現できるか実際にやってみます。終わったら、担当教師に報告。安全のため教師がクランプの締め付け忘れがないか最終確認します。固定に使うFクランプの位置もバランスよく配置しています。OKです。

 斜めから目盛りを読むと、2~3㎜位の誤差は簡単に起きてしまいますからね。正確に設定できました。

 もちろん、今回の計測作業が苦手な人もいます。基本である正しい姿勢を確認し、何が悪いのか気づくきっかけにすることも大切です。必ず他の動作にも繋がります。「加工する・設定する。」など本格的な課題を生徒に与えると、生徒達興味をもって取り組んでくれます。「できた」をいっぱい経験することが自信に繋がります。安全に仕事を進めるための意識や技能も身に付き、達成感を感じているようです。よく頑張りました。