ごあいさつ

 令和3年4月1日に校長として着任しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 熊本県立熊本はばたき高等支援学校は、知的障がいのある高等部生徒が学ぶ特別支援学校として設置され、開校3年目、完成年度を迎えました。校名の「はばたき」には、本校で学ぶ生徒たちが、将来の希望に向かって力強く「はばたく」ことへの期待が込められています。本年度は26学級、202人の生徒が在籍しています。

 校訓は、「学ぶ つながる やり抜く」としています。「学ぶ」は確かな学力と学び続ける姿勢を培うことです。「つながる」は自らを整え、周囲の人々と協調して力を発揮することです。「やり抜く」は社会に踏み出す目標を持ち、やり抜くことです。

 教育目標は、「生徒一人一人の生きる力を高める授業の創造を通して、人とかかわり社会生活、職業生活に参加する力を高めるとともに、目標に向かってやり抜く力を培う。」としています。

 教育目標を具現化し、校訓に示された生徒の姿を実現できるよう、本年度は以下のことに重点的に取り組みます。

 〇安全・安心に学べる教育環境を整備する。

 〇生徒一人一人の教育的ニーズに応じた指導の充実を図る。

 〇進路指導とキャリア教育の充実を図る。

 〇生徒の健全な成長を促し、自己実現を図る生徒指導の充実を図る。

 〇保護者及び関係機関との緊密な連携を図る。

 〇地域におけるセンター的機能の充実に努めるとともに地域との連携を図る。 

 〇職員一人一人が力を発揮しやすい学校づくりを推進する。

 本年度も生徒一人一人の自立と社会参加を目指し、関係の皆様と十分な連携を図りながら、「チームはばたき」で取り組んでまいります。関係の皆様におかれましては、本校の教育活動に御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

                              熊本県立熊本はばたき高等支援学校長

                                           坂本 治美

令和2年(2020年) 6月

  開校2年目を第1学年59名、第2学年72名、第3学年19名、計150名の生徒と64名の教職員で迎えました。令和2年度は新校舎の施設・設備を十分に使った教育活動を充実させたいと張り切っていたところですが,コロナウィルス感染症拡大防止のために2ヶ月の臨時休業を余儀なくされ,6月からの学校再開となりました。

 コロナウィルス感染症拡大はひとまず収まっていますが、病気が再び広がらないとは限りません。まめに手洗いをすること、教室等の換気に努めること、密集・密接・密閉を避けた学習環境を整えること、毎朝の体温測定と健康チェックを行い風邪症状等があれば無理をせず家庭で療養することなど、「新しい生活様式」を習慣づけたり、学校生活を工夫したりすることを大切にしなければなりません。

 熊本はばたき高等支援学校は、一人一人にあった自立と社会参加をめざす特別支援学校です。校名の「はばたき」には、この学校で学ぶ生徒たちが、将来の希望に向かって力強く「はばたく」ことの期待が込められています。はばたきを実現するために、本校の校訓を、「学ぶ」、「つながる」、「やり抜く」としました。さらに、校歌にも校訓の三つのことばを取り入れました。

 まず、「学ぶ」は、生活や働くために必要な内容を学び、生かせるようになることです。さらに,自分らしく生きるために学び続けることです。このことについて校歌の一番に「集う仲間と 限りなく 学ぶ喜び 語り合い」と記しました。生徒のみなさんが、学びあう中で学ぶ喜びを知り、学び続ける力を培うことを願っています。

 次に「つながる」です。これは、出会う人たちとよりよくつながりながら、自分の役割を果たしていくことを指します。「働く」こともこの一つです。つながるためには、協力することや、時間や決まりを守ることなどで、自分を整えることが必要です。また、コミュニケーションも大切です。このことについて校歌の二番の歌詞は、「感謝の気持ち伝えよう みんなに笑顔広がって はばたく自信を強くする」と記しました。「ありがとう」のことばがあるとみんなに笑顔が生まれます。出会う人たちと笑顔でつながれば、自信が深まります。

 三つ目は「やり抜く」です。これは、生徒の皆さんが社会に参加することや働くことに意欲をもち,そのための目標を定め、達成に向けてやり抜くことを指します。目標達成に向けてやり抜くための原動力は、願いと希望です。このことを校歌の三番に「希望に向かい まっすぐに自分を信じ 歩きだす。」と記しました。希望をもって、小さな一歩を積み重ねることが「やりぬく」ことにつながります。やり抜くことで、自信を高めることを期待しています。

 校訓の実現とコロナウィルス感染症拡大防止を両立させる教育の充実に向けて、精一杯がんばりたいと思います。

 

ごあいさつ

熊本県立熊本はばたき高等支援学校

                                           校長  吉田 道広

 

 10月末に新校舎への引っ越しを予定していることから、2学期の始まりを1週間早くして、8月26日に始業式をしました。生徒たちの笑顔に元気をもらっています。

 新校舎の工事はずいぶん進み、内装の仕上げや外構工事が進んでいます。予定通り、11月からは新校舎での授業がスタートすることになります。4階建ての新校舎には、教室の他に、学年ラウンジ、作業室、広い体育館、音楽室や理科室、カフェ、図書室などがあり、楽しみです。校舎ができるまでには、設計、建築などに関わるたくさんの方たちが、暑い日も寒い日も大雨の日も一生懸命に作業をすすめていただきました。心から感謝申し上げます。

 1学期には2週間の校内実習、現場実習がありました。2学期も9月半ばから1、2年生は2週間、3年生は3週間の校内実習、現場実習を予定しています

 1学期の校内実習は、1年生にとってはじめての働く経験でした。立ち仕事は疲れるのですが、日を追うごとに手際もよくなり、働くことへの意欲の高まりを感じました。特にうれしく思ったのは、あいさつがよくできる生徒が目立ってきたことです。明るいあいさつができることは、社会に出て行くために身に付けてほしい習慣の一つであり、大きな成果だと感じています。

 2、3年生の現場実習もそれぞれによくがんばっていました。特に3年生にとっては現場実習が就職面接の性格を有するので、実習を乗り切るにあたって家庭の協力が得られることは心強いことでした。

 社会に参加すること、就労することに向けて大切にしたいことがいくつかあります。あいさつができることも大切ですが、休まないことや遅刻しないこと(時間を守ること)や、身だしなみを整えていることなども同様に大切です。一つ一つはあまり難しいことではありません。大人としての基本的な振る舞いを、家庭とも協力しながらていねいに指導していきたいと考えています。

 現場実習では、進路指導主事や担任が職場に出向く巡回指導をします。巡回指導の回数はできるだけ増やすようにしました。実習巡回では、生徒と一緒に働く職場の方々に、生徒一人一人が学校でがんばっている様子や得手不得手をていねいに伝えたり、小さな疑問に答えたりすること、生徒を具体的に応援することなどを積み重ねます。このようなていねいな対応が特別支援学校の持ち味であり、社会への移行をスムーズにします。現場実習がうまく進むように、2学期の実習でもがんばりたいと思います。

過去の記事 令和元年(2019年度)