一高の四季

2011年

ニシキギ

錦木。秋には見事な紅葉を見せてくれます。若い枝では表皮を突き破ってコルク質の2枚の翼(よく)が出ています。緑色の小さな花弁4枚を持つ花が咲いています。

イロハモミジ

新しい葉の裏側で小さな花を咲かせています。果実もできはじめています。2枚の翼を持っているので翼果といいます。

新緑と桜

新緑の頃にはいつも葉桜になってしまっているサクラも今年はまだ花を残しています。4月中旬まで見られるのは珍しい現象です。

アリアケスミレ

職員駐車場のアスファルトの間から白い花を咲かせています。踏みつけにも強いので、人がよく通るようなところにも生えています。

ヒメウズ

ウズ(烏頭)とはトリカブトのことで、トリカブトに似ていて小さいので「姫烏頭」。花は5ミリ程度で、とても小さいので気づきにくい植物です。生物準備室前で。

満開のサクラ

校内のサクラも満開を迎えました。本校西側にある古城堀端公園は古城の堀の跡であり、戦前に段山を削った土や昭和28年の大水害の際の廃土で埋め立てられたものです。この公園には一般の方々だけでなく、部活動を終えた一高生が花見をしている光景が見られました。

ボケ

バラ科の落葉低木。実が瓜に似ているということから、木瓜と表されます。平安時代の帰化植物。生物第1教室西側で。

オオイヌノフグリ

ヨーロッパ原産の帰化植物で全国的に見られる越年草。4枚の瑠璃色の花弁から2本の雄しべと1本の雌しべが出ています。右は生物準備室前にたくさん咲いているスミレ。

ナズナ

アブラナ科の2年草。春の七草の一つで、ハート形の果実が三味線のばちに似ているため、別名ペンペングサ。

ホトケノザ

畑や道ばたに多い多年草。和名は葉を仏像の台座に見立ててつけられています。春の七草のホトケノザは本種ではなくコオニタビラコです。右はオニタビラコ(都会型のオニタビラコでアオオニタビラコと呼ばれています)。

アセビ

ツツジ科の常緑低木。有毒植物。馬が葉を食べると苦しむというところから馬酔木(あせび、あしび)。校内には花がピンク色をしたアケボノアセビがあります。

キュウリグサ

葉を揉むとキュウリのような独特な青臭い香りがするのでこの名がつけられています。直径5ミリほどの水色の花をつけます。校内のいろいろな場所で見られますが、花が小さいので気づきにくい植物です。

ミツマタ

和紙の原料として用いられることで知られています。枝が必ず3つに分かれるので三又と名付けられています。ヒマラヤ原産のジンチョウゲ科の落葉低木。小花が咲きそろうまでにはもう少し時間がかかりそうです。生物第2教室北側で。

サンシュユ

中国原産で江戸時代に薬用として渡来したもの言われています。葉に先がけて5mmほどの小花をたくさん咲かせます。玄関前のロータリー内で。