分校生活

タグ:罠

学校 3年生「最後の授業」

明日から、3年生は学年末考査です雷

ということは、今日が泉分校での最後の授業となりました学校

(2月の家庭学習期間中、様々な講習などはあります)


1時間目は生物基礎。教室で全員が受ける最後の座学です鉛筆

遺伝子の発現や、iPS細胞などが取り上げられていました理科・実験

午後は、グリーンコースとライフコースに分かれての授業でしたひらめき

グリーンコースは、伝統芸能である「久連子古代踊り」で使う太鼓の皮を、シカの皮でつくる実習でした王冠

大変な実習ですが、心を込めて一生懸命に取り組んでいましたハート

 

一方、ライフコースでは、調理室でお菓子の調理をしていました家庭科・調理

出来たお菓子は、3年間の感謝として、手紙を添えて特にお世話になった職員へ手渡していました記念日

こうして、最後の授業が終わりましたイベント

「やれやれ」と思う者も、「寂しい」と思う者もいたことでしょう急ぎ

繰り返しになりますが、明日からは学年末考査です。し~っっっかりと勉強を頑張りましょう汗・焦る

ハート 命を大切に。皮剥実習

3年生と2年生のグリーンコースの生徒が、鳥獣害対策の一環として、シカとイノシシの皮剥実習を行いました動物

3年生は2月に実施していて、今回が2回目です2ツ星

2回目の3年生は、手慣れた様子で、どんどん実習を進めることが出来ました花丸

さて前回の実習で剥いだ皮は、皮を用いて素敵なブレスレットを作成しましたが、今回の実習では「太鼓の皮」として用いる予定です了解

この太鼓、無形民俗文化財にも指定されている「久連子の古代踊り」で使う太鼓ですひらめき

この後の作成も楽しみですね星

また、午後は「くくり罠の組立実習」も行いました。

くくり罠の構造を知ることで、自分で製作することも出来る上に、実際の現場での事故防止にも繋がります虫眼鏡

本場の方から丁寧に教えてもらい、大変勉強になったようですキラキラ


注意 「続きを読む」をクリックすると、皮剥の現場の写真が、加工をせずにそのまま掲載されています 注意

注意 皮剥をしたシカやイノシシの写真もあります。苦手な方はご注意ください 注意

 

夜 囲い罠の設置に向けて

 これまでの実習で、くくり罠、箱罠を設置してきました。

 今回は、3つ目の罠!!囲い罠を設置しました!!

 囲い罠とは、網や柵で囲いを作った罠のことを言います(そのままやん苦笑い)箱罠との違いとして、天井があるものは箱罠。ないものは囲い罠と分類されます喜ぶ・デレ

  早速、囲いを作るためにネットをはりました。ネットは栗木地域の山で回収した防獣ネットを再利用しました!!予想以上に支柱の高さがあり、埋め込むのにとても時間がかかりました汗・焦る完成にはネットの高さが足りませんので、次回、ネット上段にもう一つネットをはって完成させたいと思います!!

 

 

 

 

3ツ星 自作のくくり罠を いざ設置

 くくり罠を自作しました。

 講師の県南広域本部農林水産部林務課(園田様)、猟友会(中村様)のご指導のもと作製しました。

 自作と聞くと難しいと思われますが、罠の原理を理解すると自分達でも作ることができることがわかりました!!

 なんと言っても、市販の罠に比べて安い!!!そして、自分仕様に調整ができる!!!

 これからは自分で作るのが一番だと思いました喜ぶ・デレ

 完成したらいざ、現場に設置!!ここでも、ベテラン猟師の技術を教えていただきました。普段だったら絶対聞くことのできないようなことを、優しく丁寧に教えていただきました。

 指導してくださった中村様から、「高校生が狩猟に興味をもって取り組んでくれることは嬉しい」と言ってくださいました。狩猟現場でも農林業と同じく、高齢化、後継者不足があることを改めて感じました。これから、実践を重ね、ベテラン猟師の方々に負けないように頑張ります!!

 

 

 

 

花丸 皮剥ぎ実習! 廃棄物ゼロへ

 先日、熊日新聞の記事でも取り上げていただいた、皮剥ぎ(かわはぎ)実習について報告します笑う

 泉分校では鳥獣被害の軽減を目指し、狩猟、防除、環境調査、料理などの活動を行ってきましたにっこり

 では、皮剥ぎ実習は何のために行ったのか???

 狩猟をして食肉として利用する際、どうしても廃棄される部位がでてきます。食肉用として利用不可な部位、衛生的に利用不可な部位など様々な理由があります。

 泉分校ではそのような部位をどうにか利用できないかと考えてきました笑う

 そこで、今回は解体後、処分されがちな皮の利用を目指しひらめき皮剥ぎ実習を行いました。

 講師に株式会社イノPの井上拓哉様をお招きし、指導をしていただきました。夏休みに処理場でのシカの解体処理の見学はしたことがある生徒もいましたが、自分でイノシシやシカにナイフを入れて解体することは初めての経験でした!!最初はとても緊張していました。しかし、的確な指導のおかげで、最後まで、自分達の力で皮を剥ぐことができましたグループ

 皮を剥いだ後も、余分な肉や脂肪をそぎ落とす作業を行いました。皮剥ぎの際、薄く剥ぎすると皮が破れてしまうし、逆に厚くすると、その後の、削ぎ落としの作業が大変になってしまう。これも、やってみて初めて実感することができました。

 最後に、脱水と腐食防止のために、塩を全体にまぶして終了しました了解

 捕獲した獣を無駄なく、利用することが狩猟を行う者にとって大切な心構えだと思います。今回の皮剥ぎ実習は無駄なく利用することを理解する上で、とても重要な学習だったと思います。

 今回、剥いだ皮は、なめしの加工をしていただき、次年度、皮クラフトとして利用します!!


下「続きを読む」で写真を見ることができます下

注意現場の風景を、加工をせずにそのまま掲載しています注意

注意皮剥をしたイノシシやシカが映っています。苦手な方はご注意ください注意

 

インフォメーション 熊日新聞に掲載されました★

本日、2月16日(火)の 熊本日日新聞朝刊14面 に「命のありがたさ 実感 八代農高泉分校生 イノシシの皮はぎ体験」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。

2月12日(金)に実施した、2年生の「皮剥ぎ実習」のことが記事として掲載されています。

星「分校生活」での記事は、これから少しずつ記載していきます 星

カラーの写真と、2年生・森田さんのインタビューもありますので、ぜひご覧ください。

花丸 高校生ハンター誕生!

 狩猟免許試験に無事合格しました!!4名受験し、全員合格することができました。

 今年は実践的な狩猟技術を学ぶために、狩猟者登録も行いました。狩猟免許を取得することができれば、狩猟ができると思われがちですが、その免許後に狩猟者登録を行わないと狩猟を行うことはできません。

 狩猟者登録証を県南広域本部農林水産部林務課の鳥井様から授与していただきました。また、ハンターの証であるオレンジのチョッキと帽子もいただくことができました!!

インフォメーション 熊本日日新聞に掲載されました!

1月24日(日)の 熊本日日新聞朝刊16面 に「地域守れ 高校生ら奮闘」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。
10月19日に実施した罠設置講習の時のことが記事として掲載されています。
カラーの写真や、生徒のインタビューもあります。ぜひご一読ください。

我慢 狩猟報告

 泉分校では鳥獣害対策活動として狩猟についての勉強もしています。これまで、野生鳥獣の画像や罠の設置など様々な活動を報告してきました。

 今回は設置していた罠にイノシシが掛かりましたので報告します。

 くくり罠に体長50センチの子供のイノシシが掛かっていました。イノシシも罠から逃げるために、辺りの土を掘り返し、暴れ回っていました。小さなイノシシでしたが、勢いよく暴れ、近づくことがなかなかできませんでした汗・焦る

 林務課の鳥居氏に指導していただき、電気止めさし器を使い、止めさしを行いました(狩猟免許を持っている職員が実施しました)。

 農林業へ被害をもたらす害獣と言われるイノシシですが、命をいただくとなると、やはり躊躇する部分もありました。しかし、この作業を通らずに鳥獣被害対策についての学習を行うことはできないと思っています。

 これまで、鳥獣の捕獲方法と同時に、鳥獣の活用についても泉分校では学習を行ってきました。活用をしっかり行うことで、捕獲した鳥獣の命を無駄にしないことに繋がると思っています。今後も、命をいただくことは何か日々、考え活動を行っていきます。

 *生徒達も止めさしの様子を見ていました。目をそらすことなく、最後まで命に向き合っていました。

 

夜 はっきり見えました!!!

 12月1日(月)八代森林組合で行われた鳥獣害対策研修会に参加してきましたのでお知らせします(職員のみ参加)。

 今回の研修は八代地域で鳥獣害対策に取り組んでいる林業従事者同士の交流や情報交換を目的に行われました。始めに、五家荘で長年、猟をされている寺川氏にシカの捕獲方法について講話と実技指導をしていただきました!!自家製罠の制作方法や餌の作り方など、教本には載っていない、ベテラン猟師の技術を知ることができました喜ぶ・デレ

 その後、交流を図りながら日が落ちるの待ちました夜

 暗くなってできることはなにか???

 それは空からシカを観察するためです!!!

 ドローンを使っての観察です!!!

 参加された方々もドローンの赤外線カメラでシカを観察できることは知っていましたが、実際に見たことある人はいませんでしたので、とても興味津々でした期待・ワクワク

 

 早速ドローンから送られてきた映像を確認すると、夜とは思えない映像で、木々もはっきり見えました驚く・ビックリ

 シカを探すこと5分、伐木された山に黒い物体があります!!!

 

 シカです!!!綺麗にシカのシルエットで黒く形取ってます!!参加された方々もシカを確認できた時は驚き?感動?に近い声を上げていました!!

 その後、辺りを10分くらい観察し、6~7頭のシカの存在を確認することができました。姿を確認できたことは良かったですが、本来ならば防獣ネットで進入できないはずの所にシカがいること!!これは喜んではいられない事実だったと思います困る

 今回の研修では「長い時間をかけて積み重ねてきた経験と技術」と「最新鋭のICTやIoT技術」両方の重要さを知ることができた研修だっと思います!!

*大きな黒い塊はシカです。ちなみに今回使用したドローンは大きなミニバンが購入できるほどの価格だそうです衝撃・ガーン操縦する際も、2人がかりで操縦していました(プロの操縦士)!!