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2021年1月の記事一覧

会議・研修 ユネスコ無形文化遺産「かやぶき」職人の技術を体験

食農科学科と林業科学科の1,2年生は、1月26日にかやぶき屋根作りの体験実習を行いました。

 

現在、道の駅「通潤橋」にある町指定文化財の「平行三棟づくり民家」のかやぶきの補修作業が行われており、
その工事を担う「阿蘇茅葺き工房」の職人の方々4人が来校され体験実習を起こっていただきました。

 

本来は、現在工事をされているかやぶき屋根の足場に上って「さしぶき」の体験も行う予定でしたが、
雨のため急遽場所を矢部高校農場に移して実施し、簡易的に竹を組んで作られた屋根に茅をふく体験を行っていただきました。

生徒たちは、まずロープで茅を束ねるために「男結び」を教えてもらい、茅の下ごしらえをしました。
束ねた茅を竹で組んでいただいた”屋根”に並べ、鉾竹で押さえといった「かやぶき」の技術を学びました。

 

講師の植田さんからは、農業とかやぶきのつながりや、都会でカヤを使った内装を行うといったモダンでオシャレな施工例写真を見せていただきながら、
伝統的な技術が見直されているといったお話をしていただきました。

講師で来ていただいた4人の職人の方に丁寧に教えていただき、生徒たちは楽しく、真剣に実習に取り組んでいました。

生徒たちが作ったカヤの束は、現在工事されている「平行三棟づくり」のかやぶきの材料として使用していただく予定です。

 

お忙しい中、阿蘇茅葺工房の皆様には前日から準備をしていただきありがとうございました。
また、企画をしていただいた山都町教育委員会学芸員の大津山さんに大変感謝いたしますありがとうございました。