八工定Q&A

【Q1】総合学科とは、どんな学科ですか?
本校定時制総合学科は、単位制で、工業系列と商業系列があります。1年次の科目「産業社会と人間」(2単位)を学ぶ中で、どちらの系列にするか、考えていきます。そして、2年次から系列に分かれて授業を選択し学びます。

【Q2】工業系列って何ですか?
工業系列は、工業系科目(主に機械系科目)に関する基礎的・基本的な知識及び技術・技能を座学や実習(旋盤・溶接・手仕上げ・CAD等)などを通して習得します。進路選択としては、主として工業系の企業・大学・専門学校等への就職・進学があります。

【Q3】商業系列って何ですか?
商業系列は、ビジネス基礎やビジネス・コミュニケーション等を幅広く学び、簿記・情報処理・マーケティングなどの商業系の基礎的・基本的な知識及び技術・技能を習得します。商業系の企業・大学・専門学校等への就職・進学をはじめ幅広い進路選択ができます。

【Q4】産業社会と人間って、どのようなことを学ぶ科目ですか?
入学年次に原則履修しなければ卒業できない科目です。高校卒業後は社会の一員として生きていきますので、将来役立つこと、社会で役立つこと、就職するために必要な知識などを習得します。
また、2年次以降の系列選択も担っていますので、各系列の基礎的な部分を1年間通して学びます。工業系列では、製図やノギスを使った測定や単位換算などを学びます。商業系列では、電卓を使って簿記の簡単な計算、経済の仕組みやビジネスで必要な心構えについて学びます。

【Q5】3年間で卒業したいのですが、どうすればいいですか?
74単位以上の単位を修得し、かつ必履修科目を履修しており、特別活動の履修が認定されたときに卒業認定されます。一般的に卒業には4年間必要ですが、本校では0校時受講と学外学修による単位修得により、3年間で卒業することが可能になります。

【Q6】0校時受講や学外学修って、何ですか?
0校時受講とは、通常の1限目(午後5時45分~)の前に、午後4時35分から実施する0限目の授業を受けることです。学外学修とは、学校等で受ける授業以外で単位修得することをいい、本校では、高卒程度認定試験・技能審査・定通併修・実務代替により単位を修得することができます。ただし、授業以外で頑張るため自力修得となります。

【Q7】定時制は何時から始まりますか? 何時間授業ですか?
0校時が午後4時35分から始まり、SHRが、午後5時30分からです。1限目は午後5時45分から始まり、1日、4時間授業(0校時受講者は5時間)です。授業後は掃除・終礼などがあり、午後9時5分に終了します。

【Q8】定時制は、誰でも入れるって聞いたけど、ホントですか?
総合学科は定員40名で、入学者選抜学力検査(後期)を行います。中学卒業見込みか、中学校を卒業した人は受検することができます。成人特別措置もあります。

【Q9】勉強に自信がないのですが大丈夫ですか?
皆さんの理解度や進路希望等に応じて勉強していきます。基礎・基本を重視した授業を行いますから、毎日授業に出席してきちんと勉強すれば、しっかりとした学力が身につき進路実現ができます。

【Q10】専門の勉強は難しいですか?私にもわかりますか?
確かに、日頃から馴染みがない内容が多く、最初は難しいと感じる人が多いようです。しかし、中学校までの学習状況に関係なく、専門科目は高校入学後、基礎のゼロから学んでいきます。この基礎をしっかり学ぶと、商業系列・工業系列も、それぞれ次第にその魅力に惹かれていきます。「好きこそ、物の上手なれ」誰にでもその気になればできるようになります。

【Q11】落第(原級留置、留年)はありますか?
年間を通して、修得単位数が1単位に満たない場合は、原則として同一年次の授業を再度受けることになります。

【Q12】高校中退しているが、どうすれば入学できるの?
基本的には、一般の入学生と同じです。高校の課程を中途退学した場合には、個別に相談を受けています。

【Q13】他の学校で修得した単位は使えるのですか?
本校入学前に修得した単位及び高卒認定試験合格科目による単位は、規定により卒業年次に、卒業単位として認められます。その場合、受検方法が変わるので、個別面談を受けてください。

【Q14】資格取得は、可能ですか?
本校では、課外指導など先生方のサポートを受けながら、漢字検定・英語検定・計算技術検定・ビジネス文書実務検定・簿記実務検定など様々な種類の資格取得をすることができます。また、学外学修の一つとして、各種検定試験の成果により単位を認定する「技能審査」もあります。

【Q15】昼間は働かなければなりませんか?
本校では、強制ではありません。学業を優先しながら、余裕があれば、働くことを奨めています。在学中に働くことが大切な就業体験になるからです。定時制においては、そうした働くこととインターンシップ(就業体験学習)等を組み合わせることによって、将来に向けた職業・キャリア教育の充実ができると考えています。また、昼間働くことによって、一定の収入が得られ、規則的な生活リズムを保つこともでき、学校生活の充実にも役立ちます。

【Q16】アルバイトや仕事はどうすれば探せますか?
アルバイトは、基本的には各自で探します。企業やハローワークからのアルバイト情報を紹介することもあります。仕事は、ハローワークを通じて紹介しています。

【Q17】部活動はありますか?
あります。6月の「定通総体」出場を目指して体育系部活動を編成し、全員参加で活動します。現在、ソフトテニス部・バドミントン部・卓球部があり、全国定通総体などで活躍できるチャンスがあります。また、年間を通して、毎週火曜日と木曜日の週2回、放課後午後9時から9時半までの30分間で練習を行っています。部活動は、強制参加ではありません。

【Q18】体育祭、文化祭はありますか?
体育祭は、クラスマッチ形式で、11月に夜、体育館で行っています。技巧走や大縄、ドッヂビーやリレー等があります。
文化祭は、毎年11月上旬に全日制と同一日に開催しています。全校生徒が参加して、実習などの授業成果の発表・展示、各系列や委員会の催し・展示などを開催しています。当日は、一般見学もできますので皆さんも是非来て下さい。

【Q19】バイクや車での通学ができると聞きましたが、本当ですか?
まず免許を取得するために、免許取得願を提出し、許可を受ける必要があります。免許取得後は、通学願を提出して、許可を受ければ通学することができます。ただし、バイクの場合は通学に使用できるサイズは、原動機付き自転車(50cc以下)のみとします。

【Q20】校則はありますか? 制服はありますか?
当然校則はあります。本校では、「高校生であることを基本におき、誠実で心豊かな人間を育成する」ことを目指して指導を行っています。染髪・ピアス・喫煙・交通違反などは認めていません。校則や法律に違反すると、停学などの特別指導があります。また、制服は特に定めていませんが、高校生としての品位(質素・清潔な身なり)の保持が求められます。

【Q21】携帯電話は持って来てもいいですか?
持って来ても構いません。ただし、授業中の使用及び教室以外での使用は認めていません。日頃から時間や場所などは、けじめをつけて使用して下さい。

【Q22】学校にかかる経費はいくらくらいですか。奨学金はありますか?
毎年かかるものは、PTA会費等で月額1,500円(年18,000円)です。
・1年次生は、別途入学後に入学金2,100円、1年次生教科書代が4修制の場合5,813円、3修制の場合8,303円、クラス費として12,000円です。(令和6年度実績)
・就労や収入等の条件と修得単位数を満たし、申請し対象者として決定した場合に限り教科書代や補食費(牛乳・パン)においても無償となります。

・本校の指定物品としてスリッパ代1,250円が必要です。(令和6年度実績)
・また、各種検定料として受検希望者は検定料が別途必要となります。
・工業系列は、他に実習服が必要ですが各自での準備になります。
・授業料が発生しますが、様々な条件により徴収または、不徴収の生徒が出てきます。単位制となるため、一人一人の金額は変わりますが、1単位当たり、1,740円/年です。
・奨学金については、定時制生徒を対象とした返還義務が免除される(所得や就業等の条件を満たしていれば)ものを奨めています。他にも熊本県育英資金(返済必要)など、色々なものがあります。
・卒業年次の時に、同窓会として5,000円徴収されます。