2020年度 学校生活

感染症・難病等をめぐる人権問題について考える

 7月16日(木)、人権LHRを行いました。今回は、感染症・難病等をめぐる人権問題について取り上げました。

 はじめに養護教諭から感染症や難病についての講話がありました。「人類は、これまで歴史の中でさまざまな感染症と戦ってきた。自分や大切な人を守るため、根拠のある知識が必要で、感染症について正しく理解してほしい。」という言葉がありました。

  次に、池田先生から感染症をめぐる2つの事例をもとに自分の行動をふり返りました。不穏な情報に同調することや、不用意な言動によって人権を侵害することがあるということを再確認しました。最後に、エイズに関するDVDを視聴しました。日々、医療が進歩しているが社会的な問題は解決していないこと、そして自分は大丈夫という根拠のない自信を持つのではなく、自分のことや友人や大切な人だったら?という「当事者意識」と「正しい知識」を持つことの大切さについて考える機会となりました。

◆生徒の感想を紹介します。(一部抜粋)

〇今、感染症が流行している時に、この授業を受けることができて良かったです。保健の授業で学習したエイズや、今、流行している新型コロナウイルスへの正しい知識、間違った情報をSNSなどで広げないなど一度学習したことを再確認することができ、実際、自分の身に起きた時、どのような行動を取るべきか、どうすれば差別につながらないかなどをしっかり理解することができました。また他人事だとは思わずに、自分の事だと捉えて、もしもの時に備えようと思います。

〇正しい知識がないと、偏見などで差別が生まれやすくなるなるから、エイズや新型コロナウイルスなど、いろいろな感染症について学び正しい知識を持っておくことが大事だと思いました。最近は、新型コロナウイルスに関する差別をニュースで見かけます。感染してしまったから、感染者の家族だからという理由で人権を侵してはいけないと思います。人権を尊重しながら、感染しないように予防や対策をしていかなければいけないと思いました。もし、周りに偏見を持っている人がいたら、正しい知識を教え、理解してもらい、正しい行動をとれるようにしていきます。