校長日記
#18 今年度を振り返って
平成30年度は、牛深高校に着任して、生徒達の落ち着いた学校生活で有意義な1年を過ごすことができました。
卒業式の式辞において、「より良き習慣をもち人生を歩んで欲しい」ということを述べました。
習慣の力を示した言葉があります。
思いの種をまき、行動を刈り取る。
行動の種をまき、習慣を刈り取る。
習慣の種をまき、人格を刈り取る。
人格の種をまき、人生を刈り取る。
志をもって新しいことを始め、それが習慣化され、自然にできるようになってくると、新しい自分が生まれてくる。新しい人格が形成される。それが積み重なると有意義な人生が形成されるというものです。
生徒達とともに、牛深高校の学校生活を基軸により良き習慣を育んでいけたらと考えます。
最後に、これからも地域とともに発展する牛深高校、よろしくお願い致します。
#17 It’s a piece of cake.
「新年明けましておめでとうございます」
3学期始業式を迎え、新年の学期がスタートしました。
始業式に生徒諸君へ伝えたキーワードは、
『It’s a piece of cake.』
「これまで以上に『挑戦』を意識し、『It’s a piece of cake.』とつぶやいて、何事にもチャレンジして欲しい」とお願いをしました。
さて、生徒達が今年はどんなチャレンジや成長を見せてくれるか、今からわくわくしています。
今年も牛深高校をどうぞよろしくお願いします。
#16 総合学科発表会・マラソン大会
12月15日(土)総合学科発表会、16日(日)マラソン大会 が開催されました。
総合学科発表会までには、各年次ごとに代表選考のための発表会、準備、リハーサルと続きました。発表してくれた代表の人たちだけでなく、当日までの個々の生徒の取組の熱心さに感心するとともに、頑張る姿は頼もしくもありうれしくもありました。
当日に発表してくれた代表者の、直前のリハーサル後のたった数日間での目を見張るほどの改良の努力には更に驚かされました。
マラソン大会は、本校育友会の皆様による各ポイントでの交通指導・豚汁提供のための事前会議・当日は早朝からの準備と大変お世話になりました。生徒達は、体育の授業で計画的に自己の走力強化(気持ちの強化?)も積み重ね、全員頑張り抜いてくれました。当日、実施はしたものの予想以上の雨量となり心配しましたが、上位入賞を果たしても余力さえ感じる姿、苦しい中もくもくと走る姿、友達と声を掛け合い走る姿、ポイントで生徒を見守る保護者・先生方の声援から力をもらい頑張る姿など、それぞれの生徒なりの頑張りを見せてくれた大会でした。
二つの行事をとおして、本校が地域の皆様に支えられ応援されているありがたさを更に強く感じることができ、今後とも地域の負託に応えられる高校を目指して力を尽くしていかなければならないと職員一同、意を新たにしたところです。
御支援・御協力頂きました育友会・地域の皆様、又、マラソン大会において雨の中生徒と共に署員の方が走り、緊急時の対応の準備をいただきました天草広域連合南消防署の皆様にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
#15 修学旅行
12月4日~7日、本校2年次生とともに東京への修学旅行に行ってきました。
今回の修学旅行のキーワードは“社会性”です。
「修学旅行団の中」で、「修学旅行先」で、友達や先生方だけでなく、さまざまな人たちとの関わりなどをとおして、高校卒業後の将来を見据えた自己の社会性について考え、行動ができた3泊4日でした。
初日、早朝の6時出発から政治・経済の中心である首都圏の各施設において、全体、系列別及び自主研修における班別と、様々に視察、体験をし、全員無事に夕刻、帰着しました。
バスガイドさんや各施設の方から、生徒達の節度のある行動にお褒めの言葉をたくさんいただくことができたことは、引率者の一人として頼もしく思いました。
余談ですが、生徒達が早朝からの部活動の自主練習を先生方と共に行っていました。私自身、修学旅行には非日常を感じていたのですが『自主的に普段通りやるべきことをやる』姿に「一本とられた!」と思いました。
また、普段の学校生活では見られない生徒たちの表情を見たり、会話をしたりすることができたことは私自身にとっての収穫でもありました。
次の学年の生徒諸君との修学旅行が、来年のことですが、もう楽しみになってきました。
#14 12月学校行事のご案内
もう師走の足音が聞こえる頃となりました。
本校においては、生徒たちも大忙し!
12月は、今年度の生徒諸君の学習成果を発表する「総合学科発表会」と「マラソン大会」が行われます。
総合学科発表会は、日頃それぞれの生徒が学び蓄えた研究成果を発信する、ハレの舞台です。小学生、中学生、保護者、地域の方々においでいただき、発表をお聞きいただくことこそが、生徒たちの学びの振り返りとなり、学習内容の定着につながります。
多くの方々の御参加をお待ちしております。
マラソン大会に向けては、日々、体育の授業において、生徒一人一人がそれぞれに目標タイムを設定し、自分への挑戦を行っています。大会は、地域の皆さまの御理解御協力のおかげで今年度も実施することができます。大変ありがとうございます。
地域を駆け抜ける生徒たちへの御声援をどうぞよろしくお願いします。
総合学科発表会:12月15日(土)牛深総合センター
10時開会
マラソン大会 :12月16日(日)学校~後浜~魚貫~学校
スタート:女子(10時)男子(10時15分)
#13 文化祭
10月21日(日)本校生徒会による文化祭がテーマ『飛躍 ~Before After~』として開催されました。日々の学習成果から文化祭に向けたクラス・部活動の成果が思う存分に発揮された文化祭だったように思います。展示・ステージ・物販等、それぞれ限られた時間の中でよく工夫がされていましたし、日頃見られない生徒諸君の新たな一面を見ることができた楽しいひとときでした。
今年、私は初めて本校の文化祭を経験したわけですが、普通科、専門学科ではない第3の学科として誕生した総合学科としての特色を感じることができました。それは、生徒達が主体的に多様な選択肢の中から必要なものを選び、あるいは創造し、共有した目標に向かって周りとの協働で作り上げ、テーマにある文化祭へのアプローチからその後の成長という流れを感じることができたからです。今、話題になっている新しい学習指導要領で求められている「主体的・対話的で深い学び」も凝縮されていたように思います。
最後に、事前の生徒達の取組にご協力頂きました保護者の皆さま、文化祭に向けて早くからご準備いただくとともに、当日もおいしい料理をご提供頂きました育友会の皆様、ご来校いただき生徒への温かいご声援頂きました全ての方々に感謝申し上げます。
#12 受験は団体戦??
3年次生の就職・進学の受験がはじまりました。面接の必要な生徒は、緊張した面持ちで担当の先生のところで一生懸命に本番へ向けての準備を進めています。
よく、「受験は団体戦」という言葉を聞くことがあります。
もちろん、学校という空間に「受験に向かう環境」を作り上げるのは集団の力ですが、個々の進路希望を勝ち取るのはやはり個人の力です。
これは、どこにいても本気になれば可能性を高めていけることであり、逆に、どこにいても努力しないと達成できないということ。
自分の目指す進路に、自分の在籍する学校から過去に何人が合格していようとも、自分の合格には何にも影響はありません。
それぞれの進路希望に向けて、残された時間の有効活用がカギとなるでしょう。
3年次生の勝負は、来年の3月まで続きます。
#11 先輩の姿から学べ
2学期に入り、3年次生が個々の進路に向けて必死に頑張る姿があります。
早い受験を控えている人たちは、校長室にも日々面接の練習に来ています。
1・2年次生諸君は、先輩の必死の姿を、数年後の自分の姿と重ね合わせてみてはどうでしょうか?そうすることで、見えてくるものがあると思います。
#10 2学期スタート
2学期が始まりました。
生徒諸君は、夏休み期間も早朝からの部活や課外、ボランティア活動等に一生懸命に取り組み続け、始業式に元気な顔を見せてくれました。本当に嬉しい。
始業式には、「割れ窓理論」をキーワードに、組織に与える「環境」の影響を話しました。
今の落ち着いた環境に満足せず、もっともっとよりよい学習環境を一人一人の力で作りあげていこうと伝えました。
1年次生は、もう新入生と呼ばれない。高校生としての高い目標設定を!
2年次生は、牛深高校の中心となり、学校を引っ張る学年。様々なことにチャレンジを!
3年次生は、それぞれの進路目標実現を果たすとき。じっくりと目標に向かっての取り組みを!
夏休みで蓄えた力を基に、グングン成長する2学期。生徒一人一人の大いなる成長に期待したいと思います。
#9 前期課外終了
#8 中学生体験入学
7月25日、「中学生体験入学」が行われました。
中学生にとって高校の進路情報は、紙面や中学校の先生方、保護者や知り合いからの話が主だと思います。そういう中で、多くの中学生に本校へ直接来ていただいたことは大変嬉しく思います。
限られた時間の中での3つの講座の受講と部活動見学でしたが、『百聞は一見に如かず』、参加してくれた中学生諸君が牛深高校を、直接自分で感じ、考え、楽しんでくれている様子は、本当に頼もしく、私自身、見学していて嬉しくなりました。
本校は、県内唯一の普通総合学科として、一人一人の生徒の夢を確実に実現できる学校を目指しています。未来を創っていく中学生諸君!いっしょに夢を実現しましょう。待ってますよ!
*平成30年度体験入学の様子
#7 What a wonderful USHIKOU!
終業式の前日、クラスマッチが行われました。種目は、「ミニバレー」と「つり」。
「つり?」。これは、生徒会の諸君が、「牛深ならではの種目をやりたい」と新種目「つり」を企画し実現したものです。
生徒会では、港湾の使用許可確認等・道具・安全対策・種目としてのルール作成・つり上げた魚の命を無駄にしないこと等、ひとつ一つの課題をクリアしていきました。
何と素晴らしいことでしょう!「例年通り」「新しいことを始めるなんてムリ!」の多い中で、本校生徒会の積極的な取組は、胸を張ってそのすばらしさをあちらこちらで自慢したくなる取組でした。
まさに、校訓「敬愛・勤勉・創造」の「創造」の体現では・・・。
1学期は、本校の生徒も先生方も大きな事件事故に巻き込まれることなく無事に終了することができました。終業式では、目標をもち夏休みを過ごし、(少しだけ)成長した元気な生徒諸君と2学期始業式に会えることを楽しみにしているという言葉で終わりました。
保護者の皆様はじめ関係の皆様、1学期大変お世話になりました。
※1学期クラスマッチ結果 生徒会記事「クラスマッチを終えて」
※1学期終業式
#6 地域の皆様との会議から
先日の西日本を中心に降り続いた「平成30年7月豪雨」にてお亡くなりの方に心からお悔やみと、被害を受けられた方々に対し、謹んでお見舞い申し上げます。
7月10日(火)に、平成30年度の学校評議員会、学校関係者評価委員会及び学校運営協議会(防災型コミュニティ・スクール)を開催しました。各会にて、参加者の皆様から貴重なご意見を拝聴でき、生徒の充実した学校生活と安全で安心できる環境実現のための多くの示唆をいただきました。大変ありがとうございました。
特に、防災面に関して、前面に海、後方に山と自然に囲まれた本校だからこそ、自然の脅威も警戒しなければなりません。「これまでに経験したことのない…」という言葉を頻繁に聞く昨今ですが、地域の方々から自然災害の過去歴史や現状のお話を伺うことこそ、今の子ども達の命を守るためには非常に大切なことであると感じています。
今更ながら、『自然ほど伝統に忠実なものはないのである。』という寺田寅彦の言葉の重みを感じています。
#5 生徒会役員交代式
6月14日(木)に生徒会役員改選のための演説会と選挙がありました。
立候補者の演説からはそれぞれ自分の高校への熱い思い、応援者からはそれを実現してくれる立候補者の人柄を伝える言葉を聞くことができました。演説の内容とその姿に本当の頼もしさを感じました。
生徒会活動は、それを通して、望ましい人間関係を形成し、集団や社会の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し、協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる大切なものです。
今回の演説を聴いた生徒のみなさん、今度は、生徒会が何をしてくれるか?と期待するのではなく、素晴らしい学校づくりのために、みなさんが生徒会と一緒に何が出来るかを考える番ですね。
新しい生徒会の役員のみなさんがそろいました。みんなで「敬愛」「勤勉」「創造」をもとに、楽しく素晴らしい学校をつくっていきましょう。
#4 高校野球推戴式
6月29日(金)、本校野球部の全国高等学校野球選手権熊本県大会へ向かっての推戴式を行いました。
総体・総文の推戴式と同様に緊張の面持ちの選手たち。先生方の指導のもと、汗にまみれ、土にまみれ、ひたむきに白球を追い、一生懸命に練習してきた姿を思い出しつつ話しをしました。
応援し、陰で支えてくださる人たちへの感謝と牛深高校生としての誇りを胸に、本校代表、地域(牛深)の代表として、怖れず、気負わず、侮らず、ただひたむきに全力でプレーしてほしいと思います。
緊張もするだろうし、プレッシャーもかかるでしょう、勝ったとしても、仮に負けたとしても惜しみない拍手を送ってもらえる、青春の記憶に残る試合をしてくれることを期待しています。 \(^^)/ フレーフレー牛高!! \(^^)/
#3 公開授業週間を終えて
本校では、6月4日(月)から15日(金)(外部公開は11日(月)~15日(金))公開授業を実施しました。
参観いただきました地域の方々や地元中学校の先生方、大変ありがとうございました。
本校職員もお互いの授業を参観し、研修を積む機会となりました。
生徒達は、学校生活の約7割の時間が授業です。我々教員も授業こそ一番とするものです。授業が生徒の学校生活を楽しくし、将来への道を切り拓く鍵となります。
私は、若い頃、教科(数学)教育の本を読んでいたとき、『授業で教えた数学そのものをほとんどの人は後忘れてしまう、数学の内容を忘れ去ったとき何が残るかが大切である。数学を通して人を育てることが大切である』というような趣旨の言葉(文言)があったのを思い出しました。
今、授業を行っている若い先生方もそれぞれ悩み、工夫を積み重ねている様子が伝わってきます。
昔よりもいろいろなことが求められる現在の授業、授業は生徒と先生で創り上げるもの、よりよいものを目指してチャレンジする授業に拍手!!
#2 「もうひとつの総体・総文」
前回、総体・総文のことを記したのですが、もう一つどうしても記しておきたいことがあります。
総体・総文で学校やマスコミが染まる中、学校に残った生徒達の隠れた活躍がありました。
それは、総体・総文期間中の校内における学習と環境美化です。特に、環境美化においては、この季節急激に成長する雑草は毎日の掃除では整備できない部分が多々あります。
この期間に校内に留まる生徒達と先生方で、暑い中、除草活動に一生懸命取り組み、総体・総文に参加した生徒・職員が帰校してその疲れも忘れるほどきれいにしていただきました。そんな頑張りを見せてくれたみなさんに嬉しくもあり、頼もしくもあり、本当に感謝しています。
「うしぶかつれづれ」スタート
「うしぶかつれづれ」
学校の状況等、少しでもお伝えできればと、このコーナーをはじめたいと思います。
6月5日(火)
平成30年度がスタートし、新任式、入学式、新入生宿泊研修、ハイヤ総踊り、天草地区体育大会、さらに牛高一丸となった体育大会と各行事が無事に終わり、生徒たちも新年度の生活に慣れてきたようです。
本年度の総体・総文も終わりました。生徒達は、日頃の部活動の練習の成果を力一杯発揮してくれ、心強く感じました。
結果も大切ですが、生徒達が「目標に向かって取り組んできた自分の姿を振り返る」ことがもっと大切なことではないかと感じています。目標を立てたか、目標の実現のために自分のできること、できないことを分析しそれについて、どういう方法で努力を行い、自分の成長を確認して、より伸びるための工夫をしてきたか?苦しかったとき、迷ったとき、友達や先生や保護者とどう関わってきたか。
好きな部活動での体験は、きっと子ども達の成長のきっかけとなっていくに違いありません。
平成30年度高校総体【結果】
平成30年度熊本県高等学校総合文化祭