学校の日常

令和3年度

パソコン室の引っ越し・改修

パソコン室2のPC45台が今年度リース期間満了のため、返却されます。それに伴い、パソコン教室の拠点を奥のパソコン室1に移設します。20日(火)の大掃除の時間にパソコン室掃除担当生徒と1年生情報係でPC機器や机椅子を廊下に出し、準備を進めました。

7月16日(金)放課後の様子

7月21日(水)朝の様子

緒方先生が床下のLANケーブルを抜いてくれています。

LANケーブルとは、インターネットにつなぐためのケーブルのことです。生徒たちがケーブルにもつれないように、パソコン室では床下に収納してあります。

ケーブル自体は使えるので、パソコン室1やその他の部屋で使用予定です。

花吉校長先生を偲んで

花吉校長先生を偲んで
本校の初代校長の花吉洋一校長先生が、令和3年7月17日(土)に御逝去されました。92歳でした。
花吉先生は、昭和4年(1929年)にお生まれになり、16歳の時に戦争が終わりました。
少年時代は、戦争と重なり、大変な食糧難の中を過ごされました。また、小学校2年生で、両親を亡くされ、学問で身を立て、教師の道を志し、高校教師となられました。
教員としての最後の勤務が、東稜高校の創立で、数人のスタッフで、7ヘクタールの校地の整理、校舎の新築、教育内容、制服、生徒募集など、本校の形を作ることにご尽力されました。
大きな人間を育てるには、広々とした空間で大きな器で育てることが大事との信念で、広大な敷地を確保され、50Mプールを整備、特徴ある校訓、校章、校歌の制定、県内で唯一だった国際コースの設置など、画期的な発想で学校をつくられました。
花吉校長先生の信念は、戦後日本の復興する姿から、自らを律し、自らを興す、志を立て、精力を一点に集中する、それが人間の大事な真諦であるという思いで、校訓となって表れています。
また、校歌も思いを込めたものです。校歌が出来ていない当初は、長渕剛の「乾杯」を校歌として歌っていたと、先輩は語っています。
7月19日、同窓会の後藤会長、東稜寮の寮長の奥園さんと、葬儀に参列しました。東稜高校第1期生(船田、安成、齊藤さんら)をはじめ、卒業生、同窓会の方からも弔電が発信されました。
棺(ひつぎ)の中の花吉先生のお顔は穏やかで、東稜高校の校訓と校歌を書いたボードが花吉先生の胸におかれました。
花吉校長先生の情熱と精神は、校訓、校歌、校章の中に表現されており、先輩方から皆さんそして、後輩達に脈々と受け継がれていきます。
ここに、花吉先生をお偲びし、謹んで、先生のご冥福をお祈りいたします。
【7月20日終業式の前に、全校生徒に放送にて】

救急救命法講習会

7月20日13時から、体育館で救急救命法の講習会を行いました。先生方と体育系部活動の部長と副部長マネジャー約100人が参加して行いました。東消防署託麻出張所の方々を講師のお迎えして、心肺蘇生法、AEDの使用法などについて、研修を行いました。会の最後に、バスケットボール部主将の木崎君が謝辞を述べて、閉会となりました。内容の濃い、より実践的な研修となりました。お忙しい中貴重な時間を割いて、このような素晴らしい研修の機会を与えていただきました託麻出張所の方々に、心より感謝申し上げます。

「救急車は熊本市内に何台あると思いますか?」という問い

答えは・・・25台です。意外と少ないのです。

また、熊本市は年間3万6千件の出動があり、21.1人に1人が救急車を利用していることになります。熱中症の場合、本人の意思で水を飲めなかったり、会話が成り立たない場合は救急車を呼んでいいと判断するようにとのこと。

令和2年度実績として、救急車が到着するまでに7分52秒かかっています。全国の平均は8分30秒。熊本県は比較的早い方ですが、その間に心肺蘇生法が必要な場合があります。

1分遅れるごとに蘇生率が10%下がります。心肺蘇生法を行わなければ、救急車到着までに80%の確率で助からないことになります。

まずは自分の脈拍の確認を行い、また倒れている人が息をしているかの確認を行いました。

日頃から脈拍の確認は行っていないとできません。首で脈を取れるよう練習をしておきましょう。

6班のグループに分かれ、心肺蘇生法・AEDの使い方について学びます。

同じリズムで心臓マッサージを続ける必要があります。複数人が居る場合は、交代しながら行いましょう。

心肺蘇生を行う人・AEDを準備して取り扱う人・交代する人…と役割を決め、活動を行いました。

生徒たちもしっかりと心臓マッサージを実践しています。

AEDは機械の指示通りに行うと大丈夫です。パッドは心臓に対して対角線を結ぶように貼り付けます。

AEDは電気ショックで一旦心臓を止める役割があります。そして、元々備わっている心臓の働きを思い出させるとのこと。

胸の動きを見ています。倒れている人に向かって、「大丈夫ですか?」と声をかけて反応を見ます。

 

謝辞を述べるバスケットボール部主将木崎君