日誌

【中】易しい難問にチャレンジ!

1年A組 担任の鹿子木(かなこぎ)です。

 数学を教える私からは、今日は皆さんに「易しい難問」と題して、東京大学の入試問題について触れたいと思います。

 中学生で東大の入試問題なんて解けるはずがないと思うかもしれませんが、小学生までの知識で解ける問題も出題されます。

 今年の問題を1つ紹介します。

△ABCの面積を1とする。

点Xが「△ABXと△BCXと△CAXの面積の和が2以上3以下」

を満たしながら動くとき、点Xの動きうる範囲の面積を求めよ。

(令和2年 東京大学 理科 第2問より)

 

高校で習うような公式や定理を一切使う必要もありません。しかし、試行錯誤して考える必要がある問題です。小学生までの知識で解けるが、難しい。(易しい難問)

 


東大の入試問題は理系で6問150分、文系で4問120分であり、その半分が複雑な計算式を要しない問題です。図を書いて考えることが数学の力を伸ばすことにつながります。ぜひ、机に向かって鉛筆を握る習慣を大切にしましょう。