日誌

【中】架け橋プロジェクト2回目

熊本の県立中学校3校が美術の授業として連携して実施している「ART&ENGINEERING『架け橋プロジェクト』」の2日目が10月24日(月)に行われました。

本日もオンラインで3校を繋いでの授業です。

それぞれの「会社(班)」に分かれたあと、直接指導するために来てくださった建築・土木の専門家の方から、各校でお話を伺いました。

本校では、国土交通省からお越しいただいた上田様からお話がありました。

国土交通省でのお仕事の内容や、働くうえで必要な資質などについてもわかりやすくお話しくださいました。

その後、「会社」ごとに今回のプロジェクトのメイン事業である「ペーパーブリッジ」の「建築」に向けた活動に入りました。

50センチの間隔があるブロックに「ケント紙」で作った「橋」をかけるというミッションには、「橋のデザイン性」だけでなく、「ケント紙」でできた「橋」の重さ1gが実際の橋では250万円の製作費に相当することを踏まえた「経済性」を考慮に入れたり、2Lのペットボトルの水と同じくらいまでの荷重に耐える「耐荷力」を備えていることも求められています。

それぞれの「会社」は、できるだけ「コスト」を抑えつつ、求められる強度をギリギリのラインで超える「橋」で、しかもデザイン性の高い「橋」完成を目指して、「社長」を中心に一人一人が自分の役割に応じてプロジェクトの推進のために熱心に取り組んでいます。

 橋の構造やデザインを考えるのも、それぞれのタブレット端末をフル活用しています。

 

疑問点などについては、このプログラムを強力にサポートしてくださっている一般社団法人「ツタワルドボク」の皆さんが、一つ一つわかるように説明してくださったり、考えるヒントをくださったりします。

いつもはそれぞれのお勤め先で、建設や土木などの業務にあたっておられる皆さんのサポートは、ありがたいばかりです。「ツタワルドボク」の桂さんや福島さんの説明は、どんどん詳しく専門的になるようです。

教室のどこを見ても、活気に満ちた忙しそうな「会社」ばかりです。

3校のそれぞれの「会社」の業務の進捗状況は個人のタブレット端末やモニターで確認できるシステムになっています。

活動の最後には、自分の活動の振り返りと他の「社員」からの評価の確認を「シックスハットの思考法(6つの帽子)を用いて行いました。

このプロジェクトも、次回から後半に入ります。

どんな架け橋が完成するのか、今から楽しみです。