日誌

【中】芸術鑑賞を行いました

12月1日(月)2限目と3限目に芸術鑑賞を行いました。今年は東京演劇集団風の皆さまによる「星の王子さま」の上演でした。本公演は文化庁による学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業 舞台芸術等総合支援事業 (学校巡回公演)によるものです。10月に全員でワークショップに参加し、本番に臨みました。当日は、子供たちが劇に参加したことが、特に記憶に残ったようです。また、 普段授業などで使っている体育館が、工夫次第で素晴らしい舞台へと変わっていく様子を体感することができ、生徒たちは目を輝かせていました。

生徒の感想を一部紹介します。

・『星の王子さま』はなんだか難しくて、台本を読んだときに「よく分からないなあ」と思ったんです。でも、本日の演劇を観て、参加させていただいて、世界に入り込んで言葉に、見える形にはできないけれど、何か感じるものがありました。私たちが楽しめるように、ユーモアを交えた演劇をしてくださり、とても楽しく観ることができました。また、私たちもステージに上がって、一緒に歌うという経験はこれから私の強みになっていくと思います。(3年女子)

・僕は『星の王子さま』を観て、演劇の凄さを知ることができました。役者一人ひとりの表情やギミック、音や光で場面をきれいにうつりかわらせるのがすごいなと思いました。3月にある英語劇に参考になるなと思いました。王子様がいろんな星に行って、いろんな王様やメルシーの人、キツネなどに出会いながら、花を探す物語で、表情が悲しい時や喜ぶときなど切り替わりながら、分かっておもしろかったです。先生たちが出てきたのも面白かったです。(3年男子)

・私は『星の王子さま』を鑑賞して人と人との関係についてもう一度よく考えさせられました。キツネとの一連の会話の中で「知り合ってからたった一人の存在になる」という言葉がありましたが、確かに人込みの中で何も思うことはないし、友達はその人以外でいいというものではなく、心に響きました。(2年男子)

・私は『星の王子さま』を鑑賞して、その世界に引き込まれました。王子さまやたくさんの仲間たちに感情移入したこと、そして、一つの舞台として歌ったり、台詞を言ったりしたことは、とてもステキな経験であり、一生忘れたくないと思いました。また、王子さまは、ただお城があったり、優雅な暮らしをしているというイメージだけでなく、目に見えない心があって、それが美しい人が本当に王子さまなんだと思わされるお芝居でした。(1年女子)