学校からのおしらせ

2020年12月の記事一覧

今、熊聾では・・・(その156)

  12月14日、職員向けの手話講座(初級、中級)が開かれました。

 初級コースの講師は幼稚部の野田先生、中級コースは高等部の住吉先生に務めていただき、コースごとに工夫を凝らしながら講座が進められました。

 初級コースでは2人組を作り、その2人が事前に渡された会話文の手話表現を考え、他の参加者に読み取ってもらい、そして最後に野田先生からの解説を加えての模範表現を参加者同士で確認しました。今年本校に赴任された先生方ばかりでしたが、皆さん頭が柔らかく若いからでしょうか…吸収力の早さには驚かされました。

 また、野田先生の巧みな手話表現に、音声日本語に引きずられない表現方法や「ろう者の見方、考え方」についても参加された先生方は気づかれたのではないでしょうか。ろうの子供たち、聴覚に障がいのある子供たちを理解するうえでもとても良い研修内容で、全ての先生たちと共有したいほどの内容でした。

 加えて、何より先生たちが生き生きと楽しみながら手話習得に励んでもらっていることが一番!だと思いました。

 
令和2年12月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その155)

 明日、砂田アトム氏を講師としてPTA研修Ⅰが開催されます。さらに、研修の前には本校の子供たち向けに「芸術鑑賞会」を学部年齢別に分かれての2部構成で開催します。いずれもWeb方式による東京と熊本を結んでの講話と公演です。

 砂田氏は日本ろう者劇団にも参加され、全国各地で舞台に立たれています。また、手話関係のイラスト・絵画活動、手話指導、芝居等でご活躍中の方です。

 子供たちが公演を楽しんでくれることは間違いないでしょうが、併せて幅広い視野を持ってくれることを期待しています。

 砂田さんの活動に興味をお持ちの方はYouTubeで閲覧されることも可能ですよ。

 
令和2年12月17日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その154)

 快晴の下、本校グラウンドにおいて小学部の持久走大会が開催されました。

 1・2年生がグラウンド5周(1km)。 

 3・4年生が7周(1、4km)。

 5・6年生が10周(2km)です。

 この日のために、体育の授業をはじめ、早朝練習や自主練習で鍛錬してきた子供達は、保護者の熱い声援を受けながら、誰一人棄権することなく、最後まで全力で走り抜けました。

 そして、ほとんどの子供が練習時の記録を上回りました。一つの目標を達成し、困難を乗り越えたことで、今日も子供達はまた成長しました。

 子供達の一生懸命な姿は我々大人に感動と勇気を与えてくれます。と、同時に「昔は自分もあんなに元気よく走れたのになあ。年は取りたくないなあ。自分も子供達に負けないように頑張らないとなあ・・・」と郷愁と反省の気持ちでいっぱいになります。子供達全員に感謝します。

 怪我もなく素晴らしい大会となりました。熱い声援ありがとうございました。

 23日(水)は中学部・高等部の駅伝大会です。


令和2年12月16日        
熊本聾学校 副校長 山本誠二  

今、熊聾では・・・(その153)

 12月11日(金)、熊本工業高等学校の御了解をいただき、熊工の公務員課外に本校高等部生徒4人が参加させていただきました。

 熊工生60数人の中に混じり、他校の高校生が熱心に取り組む様子や緊張感のある雰囲気を間近で感じ、少なからず良い刺激を受けてくれたことと思います。今回の経験をもとに、本校では早速、1月に公務員模試を実施することにしました

 本校寄宿舎内でも進路を見据えて、様々な活動や勉強の仕方に良い変化が見えてきている生徒もいるようです。将来の進路については希望や不安、悩みなど、様々な感情があるでしょうが、どれも今後の取り組み方の糧にしてほしいと思います。

 
令和2年12月15日        
熊本聾学校  校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その152)

 ここ最近、昼休みに幼稚部緑1組の子供たちが「牛乳パックはありますか~?」と、事務室・校長室・副校長室を連日訪ねてきます。

 「何か作るの?」と聞いたところ、「クリスマスツリーを作ってるの~」という返事が返ってきました。教室に行くと、確かに製作途中のツリーがありました。今週中には完成するでしょうか!?(完成させてくださいね。)

 また、教室での「おはなし」の時間の板書を見ると、子供たちと先生とのやりとりが残っており、クリスマスに関連してどんどん話題が広がっている様子が手に取るように分かりました。

 

令和2年12月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩